【キングダム】黒桜(こくおう)の死亡は69巻751話!桓騎軍の弓の名手が「家族」と呼ばれた最期を解説
この記事には『キングダム』本編の展開(単行本69巻までの結末)の内容が含まれます。
桓騎軍の紅一点、黒桜(こくおう)。弓を構えれば戦場の遠い一点を射抜き、部下からは「姐さん」と慕われる五千人将です。荒くれ者の集まりである桓騎軍の中で、数少ない常識を保った人物でもありました。
「キングダム 黒桜 死亡」という検索が多いのは、彼女が生き残っていないからです。この記事では黒桜が何巻何話で命を落としたのか、誰にやられたのか、そして最期に何を言い残したのかを整理します。あわせて、彼女に史実の対応人物がいるのかも確認しました。
結論
- 黒桜は死亡します。宜安の戦いで背後から槍に腹を貫かれ、致命傷を負いました。
- 最期が描かれるのは単行本69巻です。致命傷を負ったのち、第751話「一秒の差」で息を引き取ります。桓騎が討たれる第752話から第753話の直前にあたります。
- 黒桜は史実に存在しません。『史記』などに該当する記録はなく、『キングダム』オリジナルのキャラクターです。桓騎のモデルとされる桓齮は実在しますが、その配下の名は残っていません。
黒桜のプロフィール

| 名前 | 黒桜(こくおう) |
|---|---|
| 所属 | 秦国・桓騎軍 |
| 階級 | 五千人将。桓騎軍の副官格 |
| 得意 | 弓。遠距離から決定的な一撃を放つ |
| 出自 | 桓騎と同じく野盗上がり |
| 呼ばれ方 | 部下からは「姐さん」 |
| 初登場 | 単行本19巻の山陽攻略戦 |
| 主な活躍 | 単行本41巻から45巻の黒羊編 |
| 最期 | 単行本69巻・第751話「一秒の差」 |
| 実在/創作 | 創作。史実に該当する人物は確認できない |
初登場は単行本19巻の山陽攻略戦です。総大将・蒙驁のもとで、桓騎とともに姿を現しました。以降、桓騎軍が動くところには必ず黒桜がいる、という形で描かれ続けます。
気が強く粗野な物言いをする一方で、軍の中ではもっとも冷静な判断ができる人物でもありました。何をしでかすかわからない桓騎と、暴走しがちな部下たちの間に立ち、実務を回していたのが彼女です。
黒桜の最期は何巻何話?
黒桜が命を落とすのは、趙国深部で行われた宜安の戦いです。致命傷を負ったのち、単行本69巻・第751話「一秒の差」で息を引き取ります。
この戦いは、桓騎軍にとって最後の戦場になりました。李牧の策にはまった秦軍は各所で崩され、桓騎本陣は李牧の首だけを狙う決死の奇襲に出ます。黒桜もその中にいました。
| 場面 | 内容 |
|---|---|
| 宜安の戦い | 李牧の策により秦軍が包囲され、戦況が崩れる |
| 桓騎の奇襲 | 桓騎本陣が李牧の本陣めがけて突進する |
| 黒桜の行動 | 「とにかくお頭の側へ」と桓騎のもとへ向かう |
| 致命傷 | 趙の大軍が到着し、黒桜は背後から槍で腹部を貫かれる |
| 最期 | 第751話「一秒の差」で桓騎と言葉を交わし、息を引き取る |
| その直後 | 第752話から第753話にかけて桓騎が討たれる |
黒桜を討ったのは誰か
黒桜にとどめを刺したのは、背後から迫った趙兵の槍です。名のある武将との一騎打ちではありません。包囲の中で押し寄せた兵の一撃によるものでした。
この描き方には意味があります。桓騎軍は正面からの戦を得意とする軍ではなく、最後もまた個人の武ではなく数に押し潰される形で終わりました。戦場の理不尽さがそのまま出た最期です。
最期の言葉
腹を貫かれた黒桜は、自分が生きているのか死んでいるのかもわからない状態まで追い込まれます。それでも桓騎のもとへたどり着き、本音を口にしました。
お頭の女にしてほしかった。長く抱えていた片想いを、この場面で初めて言葉にします。桓騎の返答は「お前は俺の家族だ」というものでした。求めていた答えとは違ったはずですが、黒桜はその言葉を素直に喜びます。そして最後に、お頭ありがとう、と言い残して息を引き取りました。
この場面では、先に命を落とした雷土のことも黒桜の口から語られます。雷土は単行本64巻で扈輒軍に捕らえられ、拷問の末に命を落としました。一人で逝った雷土を思い、今度は桓騎と一緒に死ねることを喜ぶ。桓騎軍という集団の性格が、この一場面に凝縮されています。
黒桜の強さと弓
黒桜の武器は弓です。野盗上がりとしての近接戦闘もこなしますが、彼女の価値は遠距離から戦局を動かせる点にありました。
もっとも活躍が描かれたのは、単行本41巻から45巻にかけての黒羊編です。趙軍との消耗戦の中で、黒桜の弓は何度も局面を変えました。宜安の戦いでも李牧を狙って矢を放っており、最後まで狙う相手を間違えていません。
五千人将という階級は、飛信隊が長く目指していた位置でもあります。桓騎軍という異質な集団の中で、その地位を実力で得ていたことが黒桜の評価をそのまま表しています。
史実では? 黒桜は創作、ただし弓の重みは本物
結論から書くと、黒桜に対応する史実の人物は確認できません。『史記』などの史料に黒桜という名の記録はなく、『キングダム』オリジナルのキャラクターです。
桓騎については史実の桓齮という将軍がモデルとされていますが、その配下の名前まで残っている例はほとんどありません。桓騎の史実を扱った記事でも触れているとおり、記録に残るのは将軍の名と戦の結果だけというのが通例です。
戦国時代に女性の将はいたのか
もうひとつ確認しておきたいのが、女性の将という設定です。史実の戦国時代において、軍を率いた女性の記録はほとんど残っていません。
参考になるのが楊端和です。作中では山の民を率いる女性の王として描かれますが、史実の楊端和は男性の将軍として記録されています。つまり作中に登場する女性の将は、基本的に作品側の造形だと考えるのが妥当です。黒桜もその系譜に位置します。
秦の弓兵は実際どうだったのか
キャラクターは創作でも、弓が戦場で持っていた重みは史実そのものです。秦の弓兵の実態は、始皇帝陵の兵馬俑からかなり具体的に分かっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出土 | 兵馬俑の二号坑から、弩を持つ跪射俑と立射俑が出土している |
| 編成 | 立射俑が隊列の前方、跪射俑が中央に配置され、弩兵の部隊を構成していた |
| 跪射俑の大きさ | 約1.2メートル。立った姿勢の一般的な俑は1.8メートルから1.97メートルほど |
| 弩の構造 | 弓幹、弦、臂、機からなる。保存状態の良い出土品では弓幹が約125センチ、臂が約75センチ |
| 射法 | 立射俑の手の形が文献の記述と一致しており、秦の時代にはすでに射法が体系化されていたとみられる |
膝をついた姿勢の射手と立った姿勢の射手を組み合わせ、前後で撃ち分ける。これは個人技ではなく部隊運用の話です。作中の黒桜が「弓の名手」として個人で活躍するのに対し、史実の秦の強みは弩兵を組織として運用した点にありました。
漫画と史実の違い
| 項目 | 『キングダム』 | 史実 |
|---|---|---|
| 黒桜という人物 | 桓騎軍の五千人将。弓の名手 | 該当する記録はない。創作 |
| 桓騎 | 宜安の戦いで李牧に討たれる | 桓齮が宜安で李牧に大敗した記録はあるが、死亡の記録はない |
| 女性の将 | 黒桜や楊端和が軍を率いる | 軍を率いた女性の記録はほとんど残っていない |
| 弓の扱い | 個人の技量として描かれる | 兵馬俑から、弩兵を部隊として運用していたことが分かる |
| 雷土 | 64巻で扈輒軍の拷問により死亡 | 該当する記録はない。創作 |
なぜ黒桜はこのように描かれたのか
桓騎軍は、読者に感情移入させにくい集団として作られています。虐殺も略奪も辞さない野盗の寄せ集めであり、正義の側からはもっとも遠い場所にいます。
その中で黒桜が担っていたのは、この集団にも人としての情があることを示す役割でした。桓騎への一途な想い、部下への面倒見のよさ、雷土を悼む涙。どれも軍略とは無関係の要素ですが、これがあるから桓騎軍は単なる悪役集団になりませんでした。
そして最期の場面で、桓騎は黒桜を「家族」と呼びます。恋愛としては報われなかった答えですが、寄る辺のない者たちが集まった軍にとって、家族という言葉以上に重い返答はありません。黒桜の死は、桓騎軍がどういう集団だったのかを最後に定義し直す場面でもありました。
その直後、桓騎自身も討たれます。黒桜の最期が桓騎の最期の直前に置かれているのは、偶然ではないはずです。
アニメではまだ描かれていない
この場面は単行本69巻にあたります。
2026年8月の時点で、アニメはここまで進んでいません。第6シリーズが鄴攻略編の序盤から中盤までを描いた段階で、続きは続編で扱われることになります。
| 単行本 | 69巻 |
|---|---|
| アニメ | 2026年8月時点で未放送 |
| 放送済みの最新 | 第6シリーズ。原作46巻の第490話から朱海平原の戦いの中盤まで |
続編の制作は決定していますが、放送時期は公表されていません。シリーズごとの原作範囲はアニメと原作の対応表にまとめています。
黒桜に関するよくある質問
黒桜は死亡しますか?
死亡します。宜安の戦いで背後から槍で腹部を貫かれ、致命傷を負いました。
黒桜が死亡したのは何巻何話ですか?
単行本69巻です。致命傷を負ったのち、第751話「一秒の差」で息を引き取ります。
黒桜を討ったのは誰ですか?
名のある武将ではなく、包囲の中で背後から迫った趙兵の槍によるものです。一騎打ちの結果ではありません。
黒桜の最期の言葉は何ですか?
桓騎の女にしてほしかった、という本音を明かし、桓騎から「お前は俺の家族だ」と返されました。最後は、お頭ありがとう、と言い残しています。
黒桜は史実に実在しますか?
実在しません。『史記』などの史料に該当する記録はなく、『キングダム』オリジナルのキャラクターです。
黒桜の初登場は何巻ですか?
単行本19巻の山陽攻略戦です。総大将・蒙驁のもとで、桓騎とともに登場しました。
黒桜の階級は何ですか?
五千人将です。桓騎軍の副官格として、実質的に軍の実務をまとめる立場にありました。
黒桜が最も活躍したのはどこですか?
単行本41巻から45巻にかけての黒羊編です。趙軍との消耗戦の中で、弓によって何度も局面を動かしました。
黒桜と桓騎はどんな関係でしたか?
黒桜は桓騎に強い片想いを抱いていました。桓騎の側は彼女を家族として見ており、最期の場面でそのことを本人に伝えています。
黒桜が死亡したあと桓騎はどうなりましたか?
黒桜の直後、第752話から第753話にかけて桓騎も討たれます。宜安の戦いで桓騎軍は壊滅しました。
まとめ
- 黒桜は宜安の戦いで背後から槍を受け、死亡している
- 最期が描かれるのは単行本69巻・第751話「一秒の差」
- 討ったのは名のある武将ではなく、包囲の中の趙兵
- 桓騎からは「家族」と呼ばれ、お頭ありがとうと言い残して逝った
- 黒桜は史実に記録のない創作キャラクター。ただし秦の弩兵は兵馬俑から実態が確認できる
桓騎軍でもっとも常識的で、もっとも一途だった人物が、最後は数に押し潰される形で倒れる。黒桜の最期は、桓騎軍という集団が背負っていたものをそのまま映し出しています。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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