我呂(がろ)は死亡せず生存|赤飛麃隊を率いる二千人将・麃公軍から飛信隊へ移った理由
この記事には『キングダム』合従軍編(26巻から33巻)以降の展開に関する記述が含まれます。連載の進行状況は2026年8月時点のものです。
『キングダム』の飛信隊に、途中から加わって主力にまで上がった人物がいます。我呂(がろ)です。率いているのは「赤飛麃(せきひひょう)」という名の隊で、この名前には由来があります。
この記事では、我呂が死亡しているのかをはっきりさせたうえで、なぜ飛信隊にいるのか、そして隊名に「麃」の字が入っている理由を整理します。我呂という人物は、ある大将軍が遺したものを引き継いだ立場にあります。
結論
- 我呂は死亡していません。2026年8月時点の連載でも飛信隊の主力として戦っています。
- 初登場は単行本33巻です。合従軍戦が終わったあとの論功行賞の時期にあたります。
- もとは麃公軍の兵でした。麃公の戦死によって軍が解散し、岳雷とともに飛信隊へ移っています。
- 現在は二千人将です。「赤飛麃」隊を率いています。
我呂のプロフィール

| 名前 | 我呂(がろ) |
|---|---|
| 所属 | 秦国・飛信隊 |
| 階級 | 二千人将(もとは千人将) |
| 率いる隊 | 赤飛麃(せきひひょう) |
| 前の所属 | 麃公軍 |
| 初登場 | 単行本33巻 |
| 生死 | 生存 |
| 史実のモデル | 該当する記録なし |
飛信隊には、信とともに歩兵から始まった古参と、途中から加わった者がいます。我呂は後者です。それでいて隊の中核に食い込んでいるのは、加わる前にすでに戦場での経験を積んでいたからでした。
我呂は死亡する? 現在の状況
結論として、我呂は死亡していません。2026年8月時点の連載で、我呂の戦死は描かれていません。
「我呂 死亡」と検索されるのは、飛信隊が戦死者の多い部隊だからです。尾到、松左、去亥、那貴と、名前のある隊員が次々に失われてきました。さらに、我呂とともに飛信隊へ移った岳雷が戦死しています。同じ経緯で加わった二人のうち一方が失われたことで、もう一方の行方も気にされる状況があります。
なぜ飛信隊にいるのか|麃公軍の解散
我呂が飛信隊にいる理由は、前の主君を失ったからです。
麃公という大将軍
麃公は「火を操る男」と呼ばれた秦の大将軍です。戦況を数値や計算ではなく燃え上がる炎として捉えるという、本能型の代表格として描かれました。趙の李牧からも本能型の極みと評された人物です。
信との縁も古く、初登場は単行本5巻の蛇甘平原の戦いでした。この戦いで信は歩兵として参加し、麃公と魏の呉慶の一騎打ちを間近で見ています。
合従軍編での戦死
その麃公が討たれるのが、合従軍編の終盤です。単行本30巻・第325話で、李牧の本陣へ迫った場面で龐煖と一騎打ちになり、致命傷を負いました。
麃公はこの場に駆けつけた信に自らの盾を託し、火を絶やすなという言葉を残して息を引き取ります。
行き場を失った兵たち
将軍が死ねば、その軍は解散します。麃公軍の兵たちは行き場を失いました。
我呂と岳雷が飛信隊へ移ったのは、この流れによるものです。合従軍戦後の論功行賞の時期にあたり、我呂の初登場もこの場面になります。当初、我呂は千人将だった岳雷の配下という立場でした。高い役職ではありませんでしたが、作戦会議には常に加わっています。
赤飛麃と黒飛麃
我呂が率いる隊の名は「赤飛麃」といいます。岳雷が率いていたのは「黒飛麃」でした。
どちらにも「麃」の字が入っています。飛信隊の「飛」と、麃公の「麃」を組み合わせた名前です。
| 隊 | 率いた人物 | 現在 |
|---|---|---|
| 赤飛麃 | 我呂 | 我呂が二千人将として継続 |
| 黒飛麃 | 岳雷 | 岳雷は戦死。後任は満童 |
部隊の名前に前の主君の一字を残すというのは、単なる呼称の問題ではありません。麃公軍という部隊はもう存在しませんが、その名は飛信隊の内部に残り続けています。
信が麃公から託されたのは盾と言葉でした。我呂たちが持ち込んだのは、部隊としての実体です。飛信隊が急速に大きくなれた背景には、経験を積んだ兵が丸ごと合流したという事情もあります。
飛信隊での我呂の昇進
我呂は加入後、着実に階級を上げています。
| 時期 | 階級 |
|---|---|
| 合流時(33巻ごろ) | 岳雷の配下。高い役職ではない |
| 将軍昇格時(59巻時点) | 千人将。赤飛麃隊を率いる |
| 韓攻略の前後 | 二千人将 |
飛信隊は韓攻略の前後で六万規模まで拡大しました。この段階で羌瘣は将軍、渕と楚水は五千人将、崇原は三千人将、田有と我呂は二千人将になっています。
途中から加わった人物が二千人規模を預かるところまで来ているわけです。飛信隊が出自を問わない部隊であることが、この昇進によく表れています。
我呂という人物の立ち位置
我呂は前へ出るタイプの指揮官として描かれます。隊を率いて突撃する場面が多く、飛信隊のなかでも攻撃的な役回りです。
これは麃公軍出身という背景と無関係ではありません。麃公は本能型の将軍であり、その軍で戦ってきた兵たちも、計算より勢いで戦線を破る戦い方に慣れています。飛信隊の戦い方とも噛み合う性質でした。
信の突破力、河了貂の戦術、羌瘣の武、楚水と渕の統率。そこに我呂たち麃公軍出身者の攻撃力が加わることで、飛信隊は数万規模でも動ける部隊になっています。
史実では? 我呂に対応する記録はない
我呂は史実に実在しません。『史記』をはじめとする史料に、我呂に対応する人物の記録はありません。飛信隊という部隊そのものが作品独自の設定であり、赤飛麃・黒飛麃といった隊の区分も同様です。
麃公については記録がある
一方、前の主君である麃公には史実の記録があります。ただし作中の描写とは異なる点も多く残ります。
| 項目 | 『キングダム』 | 史実 |
|---|---|---|
| 名前 | 麃公という将軍名 | 麃という邑の公の意。本来の姓氏名は不明 |
| 将軍任命 | 昭王の時代から続く大将軍 | 紀元前246年、蒙驁・王齮とともに将軍に任じられた |
| 戦績 | 蛇甘平原、函谷関、合従軍との追撃戦 | 紀元前245年の魏の巻攻めで3万を斬る |
| 最期 | 30巻325話で龐煖に討たれる | 紀元前245年以降の記録は不明 |
史実の麃公は、紀元前245年以降の記録が途切れています。作中で合従軍編に戦死するという展開は、その記録の空白に置かれたものです。我呂のような部下の存在も、記録に残らなかった部分にあたります。
漫画と史実の違い
| 項目 | 『キングダム』 | 史実 |
|---|---|---|
| 我呂 | 飛信隊の二千人将。赤飛麃隊を率いる | 該当する記録はない |
| 赤飛麃・黒飛麃 | 麃公軍出身者による部隊 | 該当する記録はない |
| 麃公軍の解散 | 麃公の戦死により解散する | 将軍個人の記録はあるが、部隊のその後は記されていない |
| 飛信隊 | 六万規模まで拡大する | 部隊としての記録はない |
飛信隊に途中から加わった者たち
飛信隊は信とともに歩兵から始まった隊員だけで構成されているわけではありません。戦いを重ねるなかで、外から加わった者が主力を占めるようになっています。
| 加入の経緯 | 該当する人物 |
|---|---|
| 結成時からの古参 | 尾平、尾到、羌瘣、澤圭、松左、去亥ら |
| 山陽の戦いの前後 | 楚水、渕ら。隊の統率を担う層になる |
| 麃公軍の解散 | 我呂、岳雷ら。攻撃的な部隊を持ち込む |
| 桓騎軍からの移籍 | 那貴。のちに自ら隊を離れる |
百人隊が六万規模の軍になるということは、外から人を受け入れ続けたということです。飛信隊の強さは信ひとりの武ではなく、この受け入れの幅にあります。
我呂の場合、持ち込んだのは自分の武だけではありませんでした。麃公軍で戦ってきた兵たちが部隊ごと合流しており、その戦い方も一緒に入っています。
麃公が遺したもの
麃公が信に託したのは盾でした。火を絶やすなという言葉とともに手渡された、象徴的な引き継ぎです。
ただし現実の戦場で効いてくるのは、象徴だけではありません。麃公軍にいた兵たちが飛信隊で戦い続け、その隊が前の主君の一字を名前に残している。こちらは目に見える形での継承です。
信は蛇甘平原で麃公と出会い、合従軍編でその最期を看取りました。単行本5巻から30巻まで、長い時間をかけて描かれた関係です。その麃公の軍が信の部隊に組み込まれるという流れは、この作品が人の縁をどう扱うかをよく示しています。
我呂に関するよくある質問
我呂は死亡しますか?
していません。2026年8月時点の連載でも飛信隊の主力として戦っています。
我呂の読み方は何ですか?
「がろ」と読みます。
我呂の初登場は何巻ですか?
単行本33巻です。合従軍戦が終わったあとの論功行賞の時期にあたります。
我呂はなぜ飛信隊にいるのですか?
もとは麃公軍の兵でしたが、麃公が合従軍編で戦死して軍が解散したためです。岳雷とともに飛信隊へ移りました。
赤飛麃とは何ですか?
我呂が率いる隊の名前です。飛信隊の「飛」と麃公の「麃」を組み合わせた名で、岳雷が率いた「黒飛麃」と対になっています。
我呂の階級は何ですか?
二千人将です。将軍昇格時点では千人将でしたが、韓攻略の前後で昇進しました。
岳雷はどうなりましたか?
戦死しています。黒飛麃隊を率いていましたが、後任は満童が務めています。
麃公はいつ死亡しましたか?
単行本30巻・第325話です。合従軍編の終盤、李牧の本陣へ迫った場面で龐煖と一騎打ちになり、致命傷を負いました。
我呂は強いのですか?
隊を率いて前へ出る攻撃的な指揮官として描かれています。麃公軍で戦ってきた経験があり、飛信隊に加わってから二千人規模を預かるまでになりました。
我呂は史実に実在しましたか?
実在しません。飛信隊という部隊そのものが作品独自の設定です。ただし前の主君である麃公には史実の記録があります。
まとめ
- 我呂は死亡しておらず、2026年8月時点でも飛信隊で戦っている
- 初登場は単行本33巻。合従軍戦後の論功行賞の時期
- もとは麃公軍の兵で、麃公の戦死による軍の解散を受けて飛信隊へ移った
- 率いる「赤飛麃」は、飛信隊の「飛」と麃公の「麃」を組み合わせた隊名
- ともに移った岳雷は戦死し、黒飛麃隊の後任は満童が務めている
- 現在は二千人将。途中加入ながら飛信隊の中核に位置している
将軍が死ねば軍は消えます。それでも、その軍にいた者たちは別の隊で戦い続けました。赤飛麃という名前が残っている限り、麃公という将軍が完全にいなくなったわけではありません。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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