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ネタバレ注意
この記事には『キングダム』本誌最新話までの展開が含まれます。内容は2026年8月時点のものです。

『キングダム』は2026年8月時点で、邯鄲をめぐる大戦の決着を迎えたところです。「852話」で検索してこの記事にたどり着いた方も多いと思いますが、第852話「布陣完了」が掲載されたのは2025年10月です。そこから連載は大きく進み、現在の最新話は第883話まで到達しています。

この記事では、2026年8月時点で本誌がどこまで進んでいるのかを確認し、852話の大布陣から883話の決着までに何が起きたのか、主要人物が今どういう状態にあるのかを整理します。あわせて、ここから先が史実ではどう進むのかも見ていきます。

結論

  • 2026年8月時点の最新話は第883話「生の選択」です。2026年7月23日発売の週刊ヤングジャンプ34号に掲載されました。
  • 邯鄲攻防戦は趙の防衛成功で決着しました。信と蒙恬は包囲を脱出しましたが、渕を含む飛信隊の歩兵は捕虜となり、王都攻略は失敗に終わっています。
  • 単行本の最新刊は80巻で、2026年8月19日発売です。79巻は2026年5月19日に発売されており、本誌は単行本よりかなり先を進んでいます。

2026年8月時点の連載状況

山の稜線を越えて続く古代中国の城壁と楼閣のイメージ
趙の王都・邯鄲は現在の中国河北省邯鄲市にあたります(画像はイメージです)
最新話 第883話「生の選択」
掲載号 週刊ヤングジャンプ2026年34号
発売日 2026年7月23日
休載 2026年7月30日発売の35号は休載
次回 第884話。2026年8月6日発売の36・37合併号に掲載予定
単行本最新刊 80巻。2026年8月19日発売
前巻 79巻。2026年5月19日発売

本誌と単行本の差はかなり開いています。単行本だけを追っている方が本誌の展開に追いつくには、まだしばらく時間がかかる状態です。

第852話「布陣完了」から始まった大戦

現在の戦いの起点になったのが、2025年10月に掲載された第852話「布陣完了」です。ここで秦軍44万、趙軍40万という、作中でも例のない規模の布陣が完成しました。

陣営 配置
秦・中央軍 王翦が邯鄲の喉元に布陣する
秦・南方軍 楊端和が河内に布陣する
秦・北方の配置 王賁率いる玉鳳隊が最北端に入る
宜安戦以来の参戦。1万を率いて北部の配置を自ら志願する
李牧が開戦号令を握る

信は「お前の首は俺が取る」と李牧に向けて宣言し、李牧は開戦の号令を自分がかけると告げます。この852話は戦闘そのものではなく、両軍が動き出す直前の緊張だけで一話を使い切った回でした。

852話から883話までに起きたこと

布陣完了から30話以上をかけて、戦いは邯鄲そのものへの攻撃まで進みました。主な流れを整理します。

話数 できごと
第852話「布陣完了」 秦軍44万と趙軍40万の布陣が完成する
第861話前後 飛信隊の弓矢兄弟のうち蒼淡が、中華十弓の青華雲と弓の勝負に入る
第864話 兄・蒼仁が青華雲を討ち取る。中華十弓の第一位を破ったことで、飛信隊の名が中華に響く
第880話「戦友」 李牧軍と王都軍の挟撃で飛信隊が壊滅寸前になったところへ、蒙恬の楽華軍が現れる
第881話「楽華の旗」 楽華軍が趙軍の壁へ突撃し、信と蒙恬が合流する
第882話 包囲網の突破に向けて動き出す
第883話「生の選択」 邯鄲攻防戦が決着する

第864話は、この長い戦いの中でも特に評価が高い回でした。中華十弓の第一位である青華雲を、飛信隊の弓の兄弟が討ち取ります。李牧が信の隊を六将級と認めるという評価が示されたのも、この前後です。

第883話「生の選択」で何が起きたか

最新話である第883話は、邯鄲攻略の結末を描いた回です。

  • 信と蒙恬は敵をなぎ倒し、ついに包囲網を抜けることに成功する
  • しかし李牧はすぐに脱出口を塞ぎ、多くの兵が取り残される
  • 河了貂の叫びを受け、残された飛信隊の歩兵は武器を捨てて投降する
  • 渕を含む数千の兵が捕虜として連行される
  • 李牧は逃れた信と蒙恬への追撃を命じる
  • 幽穆王は李牧が飛信隊を退けたことに安堵し、酒宴を開くよう指示する
  • 邯鄲の民は李牧を讃えて沸き立つ

楽華軍、飛信隊、羌瘣軍による王都攻略は失敗に終わりました。タイトルの「生の選択」は、戦って死ぬのではなく投降して生き延びるという判断を指しています。『キングダム』でここまで明確に投降が描かれた場面はほとんどありません。

そして、この回のもうひとつの焦点が姚賈の動きです。秦側では、李牧を英雄として持ち上げる世論を趙国内に生み出す工作が始まる流れが示されています。李牧の勝利がそのまま李牧の危機につながっていくという構図です。

主要人物の現在

人物 2026年8月時点の状況
包囲網を脱出。李牧の追撃を受けている
蒙恬 楽華軍を率いて飛信隊の救出に成功し、信とともに脱出
羌瘣 羌瘣軍として邯鄲攻略に参加。攻略は失敗に終わる
河了貂 取り残された兵に投降を叫び、生かす判断を下す
飛信隊副長。数千の兵とともに捕虜となる
王翦 秦軍の中央を担う。姚賈を用いた工作が動き出す
楊端和 南方軍として河内に布陣
王賁 玉鳳隊を率いて最北端に配置
宜安戦以来の参戦。1万を率いる
李牧 邯鄲を守り抜き、趙の英雄として讃えられている
幽穆王 李牧の勝利に安堵し、酒宴を開かせる
蒼仁・蒼淡 第864話で中華十弓の青華雲を討ち取る

史実では? ここから趙はどうなるのか

ここからが差別化パートです。『キングダム』は史実の骨格を追う作品であり、趙がこのあとどうなるかは記録に残っています。

できごと
紀元前234年 平陽の戦い。秦の桓齮が趙将・扈輒を討ち、十万を斬首する
紀元前233年 桓齮が宜安・平陽・武城を取るが、のちに李牧が桓齮を大破する
紀元前229年 秦が旱魃と地震に苦しむ趙へ侵攻。郭開の讒言により李牧が殺され、司馬尚も解任される
紀元前228年 李牧の死から数か月後、王翦が趙軍を破り趙葱を捕らえる。10月に邯鄲が占領され、趙が滅亡する
紀元前222年 北へ逃れた公子嘉の代国も秦に滅ぼされる

秦は正面から李牧を破っていない

史実で重要なのは、秦が李牧を戦場で倒していないという点です。王翦が趙へ攻め込んでも、李牧が防衛にあたる限り秦軍は勝てませんでした。

そこで秦が選んだのが、趙の内部を崩す方法です。趙の重臣・郭開に賄賂を送り、「李牧と司馬尚が謀反を企てている」と幽穆王に讒言させました。それを信じた王が李牧を殺し、司馬尚を解任します。その直後、趙は王翦の前にあっけなく崩れました。

第883話で描かれた「李牧が英雄として讃えられる」という状況は、この史実の入口にあたります。王が家臣の人気を恐れるという構図が成立したとき、讒言は効き目を持ちます。姚賈の工作が示唆されているのは、この筋道をなぞる準備だと読むことができます。

捕虜になった兵はどうなるのか

戦国期の捕虜の扱いは苛烈でした。紀元前260年の長平の戦いでは、降伏した趙兵が大量に生き埋めにされたと『史記』に記されています。第883話で数千の兵が投降したという展開は、この時代の常識からするとかなり危うい状態です。

ただし、渕をはじめとする飛信隊の隊員は作品独自の人物であり、史実に対応する記録はありません。彼らの結末は原作でのみ確認できます。

漫画と史実の違い

項目 『キングダム』 史実
現在の状況 2026年8月時点で邯鄲攻略に失敗 紀元前228年に邯鄲は占領され趙は滅亡する
李牧の生死 健在。趙の英雄として讃えられている 紀元前229年ごろ趙王に殺される
李牧の敗因 未描写 戦場ではなく郭開の讒言による
王翦 秦軍中央を担う 趙を滅ぼした秦の総大将として記録される
飛信隊 渕ら数千が捕虜となる 飛信隊は作品独自の部隊。該当する記録はない
李牧の首を狙って戦い続けている 李信は実在するが、李牧との一騎討ちの記録はない

なぜ李牧の勝利が危険なのか

第883話の結末は、表面上は趙の完勝です。王都は守られ、秦の主力部隊は撤退し、李牧は英雄になりました。

しかしこの作品を史実と並べて読んでいる読者にとって、あの歓声は不吉に響きます。李牧が趙を救えば救うほど、王にとって李牧の存在は大きくなりすぎるからです。史実の李牧は、負けたから殺されたのではありません。勝ちすぎたから殺されました。

幽穆王が酒宴を開き、民が李牧の名を叫ぶ。この場面が丁寧に描かれたということは、そこから何が起きるかを作品が意識しているということでもあります。2026年8月時点の連載は、史実で李牧の死に至る条件が整っていく段階に入ったと言えます。

アニメではまだ描かれていない

この場面は単行本80巻にあたります。

2026年8月の時点で、アニメはここまで進んでいません。第6シリーズが鄴攻略編の序盤から中盤までを描いた段階で、続きは続編で扱われることになります。

単行本 80巻
アニメ 2026年8月時点で未放送
放送済みの最新 第6シリーズ。原作46巻の第490話から朱海平原の戦いの中盤まで

続編の制作は決定していますが、放送時期は公表されていません。シリーズごとの原作範囲はアニメと原作の対応表にまとめています。

キングダムの最新話に関するよくある質問

2026年8月時点でキングダムの最新話は何話ですか?

第883話「生の選択」です。2026年7月23日発売の週刊ヤングジャンプ2026年34号に掲載されました。

第852話はいつの話ですか?

2025年10月に掲載された「布陣完了」です。秦軍44万と趙軍40万の布陣が完成した回で、現在の大戦の起点にあたります。

次回の掲載はいつですか?

第884話が2026年8月6日発売の週刊ヤングジャンプ36・37合併号に掲載予定です。7月30日発売の35号は休載でした。

単行本の最新刊は何巻ですか?

80巻です。2026年8月19日発売で、前巻の79巻は2026年5月19日に発売されました。

邯鄲攻防戦の結果はどうなりましたか?

秦の攻略失敗に終わりました。信と蒙恬は包囲網を脱出しましたが、渕を含む飛信隊の歩兵数千が捕虜となり、李牧は邯鄲を守った英雄として讃えられています。

渕はどうなりましたか?

第883話で捕虜になりました。河了貂の叫びを受けて武器を捨てた飛信隊の歩兵とともに、数千人の捕虜として連行されています。

信は生きていますか?

生きています。蒙恬とともに包囲網を抜け出しましたが、李牧が追撃を命じているため、危機を脱したとは言えない状況です。

弓矢兄弟は何をしたのですか?

第864話で、兄の蒼仁が中華十弓の第一位である青華雲を討ち取りました。これにより飛信隊の名が中華に知れ渡ることになります。

李牧はこのあとどうなりますか?

作中では未描写です。史実では紀元前229年ごろ、秦の離間の計により郭開が謀反を讒言し、それを信じた幽穆王によって殺されています。

史実で趙が滅びるのはいつですか?

紀元前228年です。李牧の死から数か月後に王翦が趙軍を破り、同年10月に邯鄲が占領されて趙は滅亡しました。

まとめ

  • 2026年8月時点の最新話は第883話「生の選択」。2026年7月23日発売の34号に掲載
  • 第852話「布陣完了」は2025年10月掲載で、秦軍44万と趙軍40万の布陣が完成した回
  • 邯鄲攻略は失敗。信と蒙恬は脱出したが、渕ら数千が捕虜となった
  • 李牧は邯鄲を守った英雄となり、幽穆王が酒宴を開くまでの流れが描かれた
  • 史実では紀元前229年ごろに李牧が讒言で殺され、翌年に趙が滅亡する

この記事は連載の進行に合わせて更新していきます。2026年8月時点では、史実で李牧の死に至る条件が作中でもそろい始めた段階です。趙の勝利が続くほど、次に来るものが重くなっていきます。

続きは単行本で

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この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。