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ネタバレ注意
この記事には『キングダム』朱海平原の戦い(58巻)までの結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『キングダム』で最強の武将は誰か。長く議論され続けてきたテーマですが、実は公式に数値が発表されています。

この記事では、公式ガイドブックに掲載された武力値をもとに強さを整理します。あわせて、作中の一騎打ちの勝敗記録から見える実際の力関係と、数値だけでは説明できない部分についても触れました。

結論

  • 武力値の最高は100で、龐煖と蒙武の2人です。公式ガイドブックに基づく数値です。
  • 次点は99の汗明とランカイです。王騎は98、廉頗・凱孟・満羽が97と続きます。
  • 出典は『キングダム公式ガイドブック 第3弾 戦国七雄人物録』です。2021年7月発売、原泰久監修です。
  • 信の数値は公表されていません。ただし作中で武力100の龐煖を討ち取っています。

公式ガイドブックの武力値ランキング

武力 人物 所属
100 龐煖(ほうけん) 趙・三大天
100 蒙武(もうぶ) 秦・大将軍
99 汗明(かんめい) 楚・大将軍
99 ランカイ 山の民(もと成蟜の私兵)
98 王騎(おうき) 秦・六大将軍
97 廉頗(れんぱ) 趙・旧三大天
97 凱孟(がいもう) 魏火龍七師
97 満羽(まんう) 楚
96 騰(とう) 秦・大将軍
96 紫伯(しはく) 魏火龍七師
96 羌瘣(きょうかい) 秦・飛信隊

出典は『キングダム公式ガイドブック 第3弾 戦国七雄人物録』(2021年7月16日発売・集英社・原泰久監修)です。なお第1弾の『英傑列紀』(2012年)には武力値の記載がありません。

注意点|信や王賁の数値はない

このガイドブックには、信・王賁・摎・麃公といった主要人物の武力値が掲載されていません。主人公格の数値をあえて出していない形です。

ネット上には信の武力を具体的な数字で示す記述も見られますが、公式に確認できるものではありません。数値を比較する際は、掲載されている人物同士に限定するのが正確です。

一騎打ちの勝敗から見る実際の力関係

数値と別に、作中で誰が誰を討ったかという記録があります。こちらのほうが実際の力関係を示す面もあります。

対戦 結果 巻・話
龐煖 対 摎 龐煖が討つ 16巻・第165話(回想)
龐煖 対 王騎 王騎が致命傷を負う。ただし魏加の矢が絡む 16巻・第172話
龐煖 対 麃公 龐煖が討つ 30巻・第325話
蒙武 対 汗明 蒙武が討つ 合従軍編
信 対 龐煖 信が討つ 58巻・第627話
王賁 対 紫伯 王賁が討つ 37巻・第396話

王騎対龐煖は純粋な決着ではない

この対戦は「龐煖が王騎に勝った」と単純化されがちですが、内容は違います。

一騎打ちそのものは王騎が押していたと読める描写になっており、決着がついたのは中華十弓・魏加の放った矢が王騎を貫いたためです。さらにその状況全体を組んだのが李牧でした。

つまり王騎の死は、個人の武で敗れた結果ではありません。武力値98と100という数字だけでは説明できない部分です。

信は武力100を討った

一方で明確なのが、信が龐煖を討ち取ったという事実です。武力100の相手を一騎打ちで倒しています。

この戦いは朱海平原15日目、飛信隊が李牧本陣へ迫った局面でした。直前には飛信隊の去亥が龐煖の一刀で両断されており、その差を埋めての勝利です。

武力だけでは測れない強さ

『キングダム』の武将は、個人の武力だけで評価されません。作中では武将の型が明確に分けられています。

型 特徴 該当する武将
本能型 戦況を感覚で捉え、計算を超えた動きをする 麃公、信、王騎(両方を持つ)
知略型 戦場を設計し、相手の動きを先に読む 李牧、王翦、蒙恬、呉鳳明
武力型 個人の武で戦線を破る 蒙武、龐煖、ランカイ

李牧は武力型の番付には入りませんが、王騎と桓騎という秦の大将軍二人を葬っています。実際に最も多くの秦将を倒しているのは李牧です。

「最強は誰か」という問いに一つの答えがないのは、この作品が戦争を個人の強さだけで決めない構造を持っているからです。

各陣営の最強格

陣営 最強格 備考
秦 蒙武(武力100) 知略面では王翦・昌平君
趙 龐煖(武力100) 戦略面では李牧
魏 凱孟(武力97) 魏火龍七師で唯一の生存者
楚 汗明(武力99)・満羽(97) 汗明は蒙武に討たれる
山の民 ランカイ(武力99) 楊端和・バジオウも別格の使い手

山の民のランカイが99という高評価を得ている点は注目に値します。作中では信・バジオウ・タジフ・シュンメンの連携でようやく倒された相手であり、単騎の破壊力では最上位に位置づけられています。

強さの評価が変わってきた歴史

『キングダム』の強さ議論が難しいのは、連載が長く続くなかで基準そのものが更新されてきたからです。

序盤では、王騎が圧倒的な存在として置かれていました。読者にとっての「最強」はまず王騎であり、その王騎を退けた龐煖が次の基準になります。ところが朱海平原で信が龐煖を討ったことで、この序列は一度崩れました。

時期 最強とされていた存在
序盤(馬陽まで) 王騎。秦の怪鳥として別格に描かれる
合従軍編 龐煖・蒙武・汗明といった武力型が前面に出る
鄴攻略戦 信が龐煖を討ち、若い世代が上位に食い込む
宜安・番吾 李牧と司馬尚が秦の大将軍を次々に葬る

現在の局面で最も多くの秦将を倒しているのは、武力の番付に入らない李牧と司馬尚です。桓騎、亜光、田里弥がこの二人によって失われました。武力の順位表と、実際に戦場で強い者の顔ぶれが一致しない状態が続いています。

成長する主人公をどう位置づけるか

信の武力が公表されていない理由は、成長し続ける人物だからだと考えられます。

信は初陣の時点では歩兵の一人にすぎず、左慈にも歯が立ちませんでした。そこから馮忌、輪虎、万極、霊凰、慶舎、岳嬰、趙峩龍、そして龐煖と、格上を段階的に討ち取っていきます。ある時点の数値を出せば、その次の巻で意味を失います。

同じことは王賁や蒙恬にも当てはまります。将軍に昇格した三人は、いずれも数値が非公表です。固定された強さを持つ武将と、伸び続ける主人公格を同じ表に並べないという判断が働いていると読めます。

史実では? 武力の記録は残っていない

史実に、武将個人の強さを比較した記録はありません。『史記』が書き残すのは、どの戦いに参加し、どの城を落とし、何万を斬ったかという結果です。

そもそも一騎打ちで戦局が決まるという戦争の形自体、戦国時代の実態とは異なります。数万から数十万の軍が組織的に動く時代であり、将軍の役割は前線で敵将と斬り結ぶことではありませんでした。

項目 『キングダム』 史実
武力値 公式ガイドブックに数値がある 個人の武を比較した記録はない
一騎打ち 戦局を決める重要な要素 戦局を決める形式ではなかった
龐煖 武神を名乗る武力100 実在。ただし記録上は思想家・縦横家に近い
蒙武 秦最強の武力 実在。蒙驁の子、蒙恬の父として記録される

龐煖が武神として描かれているのは作品の解釈です。史実の龐煖は趙に仕えた人物で、燕の劇辛を破った記録が残りますが、個人の武で語られる人物ではありません。

強さランキングに関するよくある質問

キングダムで一番強いのは誰ですか?

公式ガイドブックの武力値では、龐煖と蒙武の2人が最高の100です。

武力値の出典はどこですか?

『キングダム公式ガイドブック 第3弾 戦国七雄人物録』(2021年7月16日発売・集英社・原泰久監修)です。

信の武力はいくつですか?

公表されていません。信・王賁・摎・麃公などの数値はガイドブックに掲載されていないため、具体的な数字を挙げている情報は公式のものではありません。

王騎と龐煖はどちらが強いのですか?

武力値では龐煖100、王騎98です。ただし作中の一騎打ちでは王騎が押していたと読める描写があり、決着は魏加の矢によるものでした。

龐煖を倒したのは誰ですか?

信です。単行本58巻・第627話、朱海平原の戦いで一騎打ちの末に討ち取りました。

ランカイはなぜ武力が高いのですか?

単騎の破壊力が突出しているためです。作中では信・バジオウ・タジフ・シュンメンの連携でようやく倒されました。

李牧は強さランキングに入りますか?

武力の番付には入りません。ただし王騎と桓騎という秦の大将軍二人を葬っており、実際に最も多くの秦将を倒しています。

羌瘣の武力はいくつですか?

96です。掲載されている女性キャラクターのなかでは最上位に位置します。

史実に強さの記録はありますか?

ありません。『史記』が記すのは戦いの結果であり、武将個人の強さを比較した記述は残っていません。

蒙武は誰を倒しましたか?

合従軍編で楚の大将軍・汗明を討ち取りました。武力99の相手を破った戦いです。

まとめ

  • 公式ガイドブックの武力値では龐煖と蒙武が最高の100
  • 汗明とランカイが99、王騎98、廉頗・凱孟・満羽が97と続く
  • 出典は『キングダム公式ガイドブック 第3弾 戦国七雄人物録』
  • 信・王賁・摎・麃公の数値は公表されていない
  • 王騎の死は一騎打ちの敗北ではなく、魏加の矢と李牧の策によるもの
  • 信は武力100の龐煖を58巻627話で討ち取っている

数値は目安であって、作中の勝敗と一致しません。武力100の龐煖が信に敗れ、番付に入らない李牧が最も多くの秦将を葬っている。この作品の強さは、個人の武と戦場の設計の両方で決まります。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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