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ネタバレ注意
この記事には『キングダム』合従軍編(27巻)と、それ以降の展開に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『キングダム』で、信と河了貂が唇を重ねる場面があります。

ただし恋愛の場面として描かれたものではありません。本人たちの意思とは無関係に、事故のような形で起きています。この記事ではその巻話と経緯を整理します。

結論

  • キスの場面は27巻・第288話「初日の報告」です。合従軍編の途中にあたります。
  • きっかけは麃公が信の背中を叩いたことです。意図した行動ではありません。
  • 周囲はほとんど気づいていません。麃公の笑い声にかき消される形で流れます。
  • 信は後に羌瘣へプロポーズしています。70巻・第768話です。

キスの場面は27巻・第288話

夕暮れの丘
合従軍編の陣中で起きた場面です(画像はイメージです)
項目 内容
巻・話 27巻・第288話「初日の報告」
合従軍編
場面 戦いの初日を終えた報告の場
関係する人物 信、河了貂、麃公

27巻は合従軍編の最中にあたります。秦が五カ国を相手に守勢へ回っている時期です。

その戦いの合間、陣中での一場面として描かれました。戦闘の描写ではありません。

きっかけは麃公が背中を叩いたこと

この場面は、誰かの意思で起きたものではありません。

順序 できごと
1 麃公が信の背中を豪快に叩く
2 その勢いで信が転がり落ちる
3 その場にいた河了貂と倒れ込む
4 倒れた拍子に唇が重なる

信も河了貂も、まったく意図していません。麃公の力加減が原因という、完全な事故です。

麃公は豪快な人物として描かれる将です。その性格が、そのまま場面を作っています。

その後どう扱われたか

この出来事は、大きく取り上げられません。

麃公の大きな笑い声にかき消され、なかったことのように流れていきます。

項目 内容
周囲の反応 ほとんど気づかない
その後の言及 作中で改めて触れられることはない
河了貂の様子 内心では動揺していたことが描かれる

本人たちが話題にすることもありません。そのため、読者のあいだで印象に残る場面になりました。

恋愛として発展させない扱い方が、この作品らしいところです。戦記としての流れを止めていません。

河了貂の気持ちが語られるのは36巻

この場面とは別に、河了貂の内心が言葉になる箇所があります。

項目 内容
36巻
戦役 著雍の戦い
状況 敵に捕らえられ、人質交換で解放される
描写 この危機のなかで信への気持ちが語られる

27巻のキスから、9巻ぶんの間があります。その間に気持ちが描かれることはありませんでした。

結婚の可能性については河了貂は結婚する?で整理しています。

信がプロポーズした相手は羌瘣

信自身の選択は、別の場面で示されます。

項目 内容
巻・話 70巻・第768話
相手 羌瘣
場所 城戸村
結果 その場では保留になる

信がはっきり意思を示したのは、羌瘣に対してでした。河了貂へ向けた同種の場面は描かれていません。

27巻のキスが事故として処理されているのも、この流れと整合しています。作品としては、最初から別の答えが用意されていたことになります。

27巻という時期

この巻がどのあたりかを整理しておきます。

できごと
23巻 河了貂が飛信隊の軍師として合流する
25巻 合従軍編が始まる
27巻 キスの場面。函谷関の攻防が続く時期
30巻 麃公が龐煖に討たれる
36巻 著雍の戦いで河了貂が捕らえられる

河了貂が軍師になって間もない時期にあたります。まだ飛信隊での立ち位置が固まりきっていない段階です。

なお、きっかけを作った麃公はこの3巻あとに戦死します。陣中の明るい場面のすぐ先に、その結末が置かれていることになります。

麃公という将

この場面を作った人物についても触れておきます。

項目 内容
名前 麃公(ひょうこう)
立場 秦の将軍
戦い方 本能型。直感で戦場を動く
最期 30巻・第325話。龐煖に討たれる

信が最も影響を受けた将のひとりです。信の戦い方が本能型であるのは、この人物の影響とされています。

麃公の最期は麃公(ひょうこう)の死亡は30巻325話で整理しています。

史実では? 河了貂に対応する記録はない

この場面そのものが創作である以上、史実との対応もありません。

人物 史実での扱い
河了貂 該当する人物はいない。モデルも存在しない
信(李信) 実在する秦の将軍
麃公 実在する。ただし記録は少ない

信と麃公は史実に記録があります。一方の河了貂は完全な創作です。

史実の李信について、私生活の記録はほとんど残っていません。誰と結ばれたかを示す記述もありません。

アニメでは第何シリーズか

27巻は合従軍編にあたります。

主な巻 27巻
アニメ 第3シリーズ
そのシリーズの内容 合従軍編。函谷関の攻防と蕞の防衛戦

シリーズごとの原作範囲はアニメと原作の対応表にまとめています。

河了貂が飛信隊にいる理由

この場面に河了貂が居合わせたのは、軍師として陣にいたためです。

できごと
1巻 鳥を模した蓑をまとった姿で初登場。信と政に出会う
10巻 昌平君の軍師学校に入学する
23巻 飛信隊に軍師として合流する
27巻 合従軍編。キスの場面はこの時期

軍師になって4巻ほど経った時期にあたります。まだ隊での立ち位置が固まりきっていない段階でした。

河了貂は前線近くで戦況を見る軍師です。そのため、戦いの合間の陣中に居合わせる場面が多くなります。

合従軍編という戦役

27巻が含まれる合従軍編は、秦が最も追い詰められた戦いです。

項目 内容
範囲 25巻・第262話から33巻・第352話
構図 楚・趙・魏・燕・韓の五カ国が秦を攻める
主な戦場 函谷関、そして蕞
秦が失った将 麃公と張唐

約90話にわたる長い戦役です。その途中に、こうした陣中の場面が挟まれています。

戦役全体の流れは函谷関の戦いは25巻262話からで整理しています。

該当の場面を探すときに間違えやすい点

この場面は探しにくく、巻数と話数を取り違えたまま覚えている人が少なくありません。

間違えやすい点 実際
合従軍編のどこか、としか覚えていない 合従軍編は約90話あり、範囲が広すぎて絞れない
告白の場面と混同する 気持ちが語られるのは36巻で、時期がまったく違う
羌瘣との場面と混ざる 信がプロポーズする相手は羌瘣で、別の場面

探すときは「合従軍編のなか」ではなく、27巻という単行本の番号で当たったほうが早いです。電子書籍で読んでいる場合も、巻を開いてから話数で絞り込むほうが確実です。

また、この場面は見開きで大きく描かれるわけではありません。戦いの合間の短いやり取りとして挟まれるため、流し読みだと通り過ぎてしまいます。

ふたりの関係を追える巻

信と河了貂の関係は、特定の巻に節目が集まっています。

描かれること
1巻 蓑姿で初登場。信と政に出会う
10巻 昌平君の軍師学校に入る
23巻 飛信隊に軍師として合流する
27巻 この記事で扱っている場面
36巻 著雍の戦いで河了貂の気持ちが語られる

27巻と36巻のあいだには9巻ぶんの開きがあります。キスの場面がその場で回収されず、ずっとあとになって気持ちの話が出てくる構成です。

関係の変化を順に追いたい場合は、この5巻だけを拾い読みしても流れがつかめます。逆に言えば、それ以外の巻では戦いが中心で、ふたりの関係にはほとんど触れられません。

この場面が繰り返し話題になる理由

キングダムは恋愛を中心に据えた作品ではありません。そのぶん、こうした場面が出てくると強く印象に残ります。

特にこの場面は、当人たちの意思ではなく偶然によって起きています。告白でも和解でもないため、物語としては後に引きません。それでも読者のあいだで語られ続けるのは、関係が進みそうで進まない状態が、そのあと長く続くからです。

河了貂は軍師として飛信隊に残り、信は将としての道を進みます。ふたりの距離が縮まる場面はあっても、関係がはっきり定義される場面は用意されていません。この宙づりのまま置かれた感じが、27巻の短いやり取りを何度も参照させています。

信と河了貂のキスに関するよくある質問

キスシーンは何巻何話ですか?

27巻・第288話「初日の報告」です。

どういう経緯で起きたのですか?

麃公が信の背中を豪快に叩き、その勢いで信が転がり落ちて、その場にいた河了貂と倒れ込んだ拍子に唇が重なりました。

二人の意思によるものですか?

違います。完全に偶発的な出来事です。

周囲は気づいたのですか?

ほとんど気づいていません。麃公の笑い声にかき消される形で流れます。

その後に触れられることはありますか?

作中で改めて話題になることはありません。

河了貂の気持ちはどこで描かれますか?

36巻の著雍の戦いです。敵に捕らえられた状況で語られました。

信は誰にプロポーズしましたか?

羌瘣です。70巻・第768話で、城戸村の場面にあたります。

信と河了貂は結ばれるのですか?

2026年9月時点で、結ばれる展開は描かれていません。

麃公はその後どうなりますか?

30巻・第325話で龐煖に討たれます。キスの場面から3巻あとにあたります。

アニメでも描かれますか?

27巻は第3シリーズ(合従軍編)の範囲にあたります。

まとめ

  • 信と河了貂のキスは27巻・第288話「初日の報告」
  • 麃公が信の背中を叩いた勢いで起きた、完全に偶発的な出来事である
  • 麃公の笑い声にかき消され、周囲はほとんど気づいていない
  • 作中で改めて話題になることもない
  • 河了貂の気持ちが語られるのは9巻あとの36巻・著雍の戦い
  • 信がプロポーズしたのは羌瘣で、70巻・第768話
  • きっかけを作った麃公は、3巻あとの30巻・第325話で戦死する

恋愛として膨らませず、事故として処理する。この扱い方に、作品が何を主題としているかが表れています。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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