当サイトはアフィリエイト広告および第三者配信広告を利用しています。
ネタバレ注意
この記事には『キングダム』合従軍編、特に蕞(さい)の戦いの結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『キングダム』で楊端和が放つ「全軍 血祭りだ」は、作中でも屈指の掛け声として知られています。

ただし、この場面が何巻の何話なのかは意外と探しにくくなっています。合従軍編は約90話と長く、そのどこかという覚え方では絞り込めないためです。この記事では該当の巻話と、そこに至る状況を整理します。

結論

  • 「全軍 血祭りだ」は32巻・第347話「破格の加勢」です。蕞の戦いの終盤にあたります。
  • 山の民が崖を駆け下りて戦場へなだれ込む場面です。秦が落城寸前まで追い込まれた状況で放たれます。
  • アニメでは第3シリーズの第23話です。話のタイトルは原作と同じ「破格の加勢」です。
  • この加勢で蕞は守られ、合従軍編は決着へ向かいます。

「血祭りだ」の場面は32巻・第347話

切り立った山の斜面
山の民は険しい斜面を駆け下りて戦場へ入ります(画像はイメージです)
項目 内容
巻・話 32巻・第347話「破格の加勢」
合従軍編のうち、蕞の戦い
状況 蕞が落ちる寸前。秦側に余力が残っていない
やったこと 山の民を率いて趙軍の側面へ突入する
アニメ 第3シリーズ・第23話「破格の加勢」

32巻には第339話から第349話までが収められています。第347話はその終盤にあたり、合従軍編全体で見ても最終局面の手前です。

蕞の戦いそのものは30巻・第320話から始まっています。つまり楊端和が現れるのは、蕞の攻防がすでに27話ぶん続いたあとということです。

なぜこの一言が印象に残るのか

「血祭りだ」が強く記憶される理由は、言葉そのものよりも、それが置かれた状況にあります。

直前の状況 楊端和の登場後
蕞の守兵は住民を含めた寄せ集め 山界の精鋭が戦場へ入る
すでに何日も戦い続けて消耗している まったく消耗していない兵が加わる
秦王・嬴政が自ら城壁に立つほどの窮地 趙軍の側面が崩れる
誰も助けに来ないと思われていた 同盟が果たされる

状況が絶望的であるほど、加勢の効果は大きくなります。「血祭りだ」は、その反転が起きる瞬間に置かれた合図です。

さらに、楊端和はこの時点で秦の正規軍ではありません。助ける義理が最小限しかない相手が、最大の規模で駆けつけたという構図です。

蕞の戦いという状況

この場面を理解するには、蕞がどういう場所だったかを押さえる必要があります。

項目 内容
蕞とは 咸陽の手前にある小さな城
攻めてきたのは 李牧が率いる趙軍を中心とした軍
守ったのは 飛信隊と、蕞の住民
範囲 30巻・第320話から33巻・第352話

李牧は函谷関での正面対決を捨て、手薄な蕞を突く道を選びました。ここを抜かれれば咸陽まで遮るものがありません。

合従軍編の全体像は合従軍編の記事、函谷関側の戦いは函谷関の戦いの記事で整理しています。

山の民が崖を駆け下りる

この場面で視覚的に強いのが、山の民の入り方です。

平地の軍であれば、街道を通って戦場へ近づきます。しかし山の民は、平地の軍が通れない斜面をそのまま下ってきます。趙軍にとっては、来るはずのない方向から現れたことになります。

山の民が山岳戦に長けているという設定は、ここで初めて生きるものではありません。王都奪還の場面でも同じ機動力が使われており、この巻で改めて規模を大きくして描かれた形です。

山の民の構成については山の民の記事でまとめています。

アニメではどの回にあたるか

アニメでこの場面が描かれるのは第3シリーズです。

項目 内容
シリーズ 第3シリーズ(合従軍編)
話数 第23話
タイトル 破格の加勢(原作と同じ)
楊端和の声 園崎未恵

アニメ放送時にもこの掛け声は大きく取り上げられました。原作の話タイトルがそのままアニメの回タイトルになっているため、探すときの目印になります。

この場面のあとに何が起きるか

加勢が入ったあと、戦局は一気に動きます。

段階 できごと
加勢の直後 趙軍の側面が崩れ、蕞への圧力が下がる
その後 李牧が退く判断をする
決着 33巻・第352話で合従軍編が終わる

蕞は落ちませんでした。楊端和の加勢がなければ、この戦いの結末は変わっていたことになります。

楊端和はこの功績によって、のちに秦の将としての地位を固めていきます。山の王が中華の戦いに深く関わる転換点が、この場面です。

楊端和のそのほかの言葉

楊端和には「血祭りだ」以外にも、繰り返し引用される言葉があります。

特徴的なのは、王としての立場を前提にした言い回しが多いことです。個人の感情ではなく、山界を背負う者としての発言が中心になっています。

「血祭りだ」もその一つです。号令としては荒々しい言葉ですが、山の民を率いる王が味方を鼓舞する合図として機能しています。

楊端和自身の生死や史実での扱いは楊端和の記事で整理しています。

楊端和が蕞に間に合った理由

山の民が突然現れたように見えますが、この加勢には20巻以上前からの積み重ねがあります。

できごと
4巻から5巻 王都奪還編。嬴政が山の民と同盟を結ぶ
同時期 楊端和が山界の王として秦と手を組む判断をする
32巻 その同盟が蕞で果たされる

王都奪還のとき、山の民に秦を助ける義務はありませんでした。それでも嬴政の言葉を受け入れて同盟を結んだ経緯が、合従軍編で回収される形になっています。

つまり「血祭りだ」は、その場で生まれた盛り上がりではありません。28巻ぶんの距離を置いて用意された約束が、ここで果たされています。

加えて、山の民は平地の情勢を常に把握していたわけではありません。それでも間に合ったという点が、この加勢を「破格」と呼ばせています。

探すときに間違えやすい点

この場面が見つけにくいのは、合従軍編のなかに大きな戦いが二つあるためです。

戦い 範囲 楊端和の関与
函谷関の戦い 25巻・第262話から この場面には出てこない
蕞の戦い 30巻・第320話から 32巻・第347話で加勢する

「血祭りだ」を函谷関の場面だと記憶している人が少なくありません。しかし函谷関で秦を支えていたのは別の将たちで、楊端和が現れるのは蕞の側です。

また、合従軍編全体は25巻・第262話から33巻・第352話までの約90話あります。「合従軍編のどこか」という覚え方では範囲が広すぎて絞れません。

探すときは、まず30巻まで飛んで蕞の戦いが始まる場所を確認し、そこから数巻進むのが早道です。32巻を開いてしまえば、あとは終盤を見るだけで見つかります。

蕞を守っていたのは誰か

加勢の重さを測るには、それまで誰が城を支えていたかを見る必要があります。

守り手 状況
飛信隊 本戦の函谷関から急行して守りに入る
蕞の住民 兵ではない者まで武器を取って城壁に立つ
嬴政 秦王でありながら自ら城へ入り、住民に語りかける

正規の守備兵だけでは足りず、戦うはずのなかった住民が数に組み込まれていました。日を重ねるごとに人が減り、交代する兵もいません。

この状態が何日も続いたところへ、消耗のない精鋭が加わります。数の上でも士気の上でも、傾きが一度に戻る場面です。

楊端和はこのあとどう扱われるか

蕞での加勢は、楊端和の作中での立ち位置を変えました。

それまでの山の民は、秦にとって同盟相手ではあっても外部の勢力でした。しかし国の存亡がかかる場面で決定的な働きをしたことで、扱いが変わっていきます。

以降、楊端和は趙攻略の戦いに継続して関わり、秦の将としての役割を担うようになります。山界の王が中華側の戦列に組み込まれていく起点が、この加勢です。

一方で、山の民が平地の戦に深く関われば、失うものも増えます。のちの戦いでは山の民側にも大きな犠牲が出ており、蕞での加勢はその入り口にもなっています。

助けに来た側が、そのまま中華の戦争の当事者になっていく。「血祭りだ」はその分岐点に置かれた言葉でもあります。

楊端和の「血祭りだ」に関するよくある質問

「全軍 血祭りだ」は何巻何話ですか?

32巻・第347話「破格の加勢」です。蕞の戦いの終盤にあたります。

どういう場面で言うのですか?

蕞が落ちる寸前の状況で、山の民を率いて趙軍の側面へ突入するときの号令です。

アニメでは何話ですか?

第3シリーズの第23話です。タイトルは原作と同じ「破格の加勢」です。

蕞の戦いは何巻からですか?

30巻・第320話からです。33巻・第352話で合従軍編そのものが終わります。

なぜ楊端和が助けに来たのですか?

秦王・嬴政と結んだ同盟によるものです。義理としての最低限を超えた規模で駆けつけています。

山の民はどこから入ってきたのですか?

平地の軍が通れない険しい斜面を駆け下りて戦場に入りました。趙軍にとっては想定外の方向です。

この加勢で蕞は守られたのですか?

守られました。趙軍の側面が崩れ、李牧が退く判断をしています。

楊端和の声優は誰ですか?

園崎未恵です。第3シリーズから登場しています。

32巻には何話が入っていますか?

第339話から第349話までです。「破格の加勢」はその終盤にあたります。

実写映画でこの場面は描かれていますか?

合従軍編を扱うのは第5作『キングダム 魂の決戦』です。楊端和は長澤まさみが演じています。

まとめ

  • 「全軍 血祭りだ」は32巻・第347話「破格の加勢」
  • 蕞が落ちる寸前の状況で、山の民を率いて趙軍の側面へ突入する場面
  • 山の民は平地の軍が通れない斜面を駆け下りて戦場へ入る
  • アニメは第3シリーズ第23話で、タイトルは原作と同じ
  • この加勢で蕞は守られ、33巻・第352話で合従軍編が決着する

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。