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ネタバレ注意
この記事には『鬼滅の刃』本編の結末(1巻から23巻)に関わる内容が含まれます。柱の生死を最後まで記載しています。

鬼殺隊の最高位に立つ剣士たちが「柱(はしら)」です。定員は9名。それぞれが呼吸の一派を極め、上弦の鬼と正面から戦える数少ない人材でした。

この記事では、柱9人を一人ずつ、年齢・誕生日・使う呼吸・生死つきで整理します。あわせて柱になるための条件と鬼殺隊の階級、過去の柱についてもまとめました。記事の後半では、剣術の腕前が現実の日本でどう格付けされてきたのかも調べています。

結論

  • 柱は定員9名です。水柱・蟲柱・炎柱・音柱・霞柱・恋柱・蛇柱・風柱・岩柱の9つで構成されます。
  • 9人のうち6人が死亡し、生き残ったのは3人です。冨岡義勇、不死川実弥、宇髄天元の3人だけが最終決戦を生き延びました。柱で最初に亡くなるのは煉獄杏寿郎で、単行本8巻 第66話です。
  • 年齢は14歳から27歳まで。最年少は霞柱・時透無一郎の14歳、最年長は岩柱・悲鳴嶼行冥の27歳です。

柱とは何か

新緑の参道に立つ朱色の鳥居のイメージ
柱は鬼殺隊を支える9本の柱にたとえられた呼び名です(画像はイメージです)
呼び名 柱(はしら)
定員 9名
位置づけ 階級ではなく、最高位の階級「甲」に到達した剣士のなかから選ばれる特別な立場
条件 階級が甲であること。そのうえで十二鬼月を倒すか、鬼を50体倒すこと
役割 各地の鬼の討伐、継子の育成、柱合会議への出席
統括 鬼殺隊当主・産屋敷家
結末 本編の9名のうち6名が死亡、3名が生存

柱は組織図の上では階級ではありません。最高階級である甲に到達した剣士のうち、特に大きな戦果を挙げた者が就く役職にあたります。定員が決まっているため、誰かが欠ければ後任が選ばれる仕組みです。柱が一堂に会する場面については柱合会議の読み方は?何巻何話・参加した柱9人と決まったことで扱っています。

柱一覧【9人・年齢と誕生日つき】

名前 読み方 階級 年齢 誕生日 呼吸 生死
冨岡義勇 とみおか ぎゆう 水柱 21歳 2月8日 水の呼吸 生存
胡蝶しのぶ こちょう しのぶ 蟲柱 18歳 2月24日 蟲の呼吸 死亡
煉獄杏寿郎 れんごく きょうじゅろう 炎柱 20歳 5月10日 炎の呼吸 死亡
宇髄天元 うずい てんげん 音柱 23歳 10月31日 音の呼吸 生存(引退)
時透無一郎 ときとう むいちろう 霞柱 14歳 8月8日 霞の呼吸 死亡
甘露寺蜜璃 かんろじ みつり 恋柱 19歳 6月1日 恋の呼吸 死亡
伊黒小芭内 いぐろ おばない 蛇柱 21歳 9月15日 蛇の呼吸 死亡
不死川実弥 しなずがわ さねみ 風柱 21歳 11月29日 風の呼吸 生存
悲鳴嶼行冥 ひめじま ぎょうめい 岩柱 27歳 8月23日 岩の呼吸 死亡

年齢を並べると、柱がいかに若い集団だったかが分かります。9人のうち7人が10代から20代前半で、20歳未満が3人います。最年長の悲鳴嶼でも27歳です。鬼殺隊は政府から公式に認められた組織ではないため、年齢による制限もありませんでした。

冨岡義勇(水柱・21歳)

物語の最初に登場する柱です。第1話で炭治郎と禰豆子に出会い、二人を鱗滝左近次のもとへ導きました。水の呼吸の使い手で、独自の十一ノ型「凪」を編み出しています。

姉の蔦子と、最終選別をともに受けた親友の錆兎を失った過去を抱えており、そのことが柱としての立ち位置にも影を落としています。猗窩座戦で右腕に重傷を負いながら最終決戦を生き延びた、数少ない生存者のひとりです。詳しくは冨岡義勇の最後は死亡?失ったのは右腕・生存したその後で扱っています。

胡蝶しのぶ(蟲柱・18歳)

蝶屋敷を預かる柱であり、隊士の治療を担う立場でもあります。柱のなかで唯一、鬼の頸を斬る力がありません。そのかわり藤の花から作った毒を刀に仕込み、鬼を毒殺するという戦法を確立しました。

姉の胡蝶カナエを上弦の弐・童磨に殺されており、その仇を討つために自分の体へ藤の毒を蓄積させていきます。単行本17巻 第143話前後で童磨に吸収されますが、それ自体が作戦でした。詳細は胡蝶しのぶの死亡は何巻何話?童磨に吸収された最期にまとめています。

煉獄杏寿郎(炎柱・20歳)

無限列車編の中心人物です。上弦の参・猗窩座と交戦し、単行本8巻 第66話で腹部を貫かれて死亡します。柱で最初の犠牲者であり、作品の空気を決定的に変えた場面でした。

父・煉獄槇寿郎も元炎柱です。杏寿郎は父が失った意欲を継ぐ形で炎柱となり、最後まで「心を燃やせ」という姿勢を崩しませんでした。詳しくは煉獄杏寿郎の死亡は何巻何話?猗窩座に敗れた最期で扱っています。

宇髄天元(音柱・23歳)

元忍という異色の経歴を持つ柱です。遊郭編で上弦の陸・堕姫と妓夫太郎を相手に、炭治郎たちと連携して勝利を収めました。

ただしこの戦いで左目と左手を失い、剣士としての戦闘力を保てなくなったため柱を引退します。そのため無限城編と最終決戦には参加していません。柱9人のうち、戦って生き延びたのではなく戦線を離れて生き延びた唯一の人物です。宇髄天元は死亡する?引退の理由は何巻何話で整理しています。

時透無一郎(霞柱・14歳)

柱のなかで最年少です。剣を握ってからわずか2か月で柱に到達したとされる、作中屈指の天才でした。刀鍛冶の里編で上弦の伍・玉壺を単独で討ち取っています。

継国縁壱の血を引く家系の出身で、失っていた記憶を取り戻すと同時に痣を発現させました。単行本20巻 第176話で黒死牟に上半身を両断され、21巻 第179話で息絶えます。両断されたあとも黒死牟を拘束し続け、討伐の決定打を作りました。時透無一郎の死亡は何巻何話?真っ二つの最期で詳しく扱っています。

甘露寺蜜璃(恋柱・19歳)

常人の8倍とされる筋肉密度を持つ特異体質の持ち主で、そのために縁談がまとまらず鬼殺隊に入ったという経緯があります。炎の呼吸から派生した恋の呼吸の使い手です。

刀鍛冶の里編で憎珀天と戦い、痣を発現させました。最終決戦では無惨と交戦して深手を負い、単行本23巻 第200話で伊黒に抱えられたまま亡くなります。甘露寺蜜璃の死亡は何巻何話?腕がない理由と伊黒との最後で扱っています。

伊黒小芭内(蛇柱・21歳)

白蛇の鏑丸を連れた柱です。水の呼吸から派生した蛇の呼吸を使い、うねるような剣筋で戦います。技の全容は蛇の呼吸の型一覧にまとめています。

一族の生贄として幽閉されていた過去を持ち、そこから逃れた経緯が最終決戦の場面で語られました。無惨戦で片目を失い全身に重傷を負いながら戦い抜き、単行本23巻 第200話で甘露寺を看取ったのち息を引き取ります。伊黒小芭内の死亡は何巻何話?甘露寺蜜璃との最期で扱っています。

不死川実弥(風柱・21歳)

鬼を酩酊させる「稀血」の持ち主であり、その血を囮に使う戦法を取ります。風の呼吸の使い手で、型については風の呼吸の型一覧にまとめました。

母が鬼になり、それを自らの手で殺した過去を持ちます。弟の玄弥を鬼殺隊から遠ざけようとし続けましたが、黒死牟戦で玄弥を失いました。黒死牟戦と無惨戦の両方に参加し、最後まで生き延びた3人のうちのひとりです。不死川実弥は死亡する?生存の真相で扱っています。

悲鳴嶼行冥(岩柱・27歳)

柱の最年長であり、鬼殺隊最強と称された人物です。盲目でありながら、鎖でつないだ鉄球と斧を操って戦います。技の詳細は岩の呼吸の全型一覧にまとめました。

黒死牟戦では痣・透き通る世界・赫刀のすべてに到達し、討伐の中心となりました。最終決戦では伊黒をかばって左足を失いながら無惨の逃走を阻み続け、単行本23巻 第200話で戦闘終了後に息を引き取ります。悲鳴嶼行冥の死亡は何巻何話?で扱っています。

柱になる条件と鬼殺隊の階級

柱になるには、まず鬼殺隊の階級を最上位まで上げる必要があります。階級は十干を用いた10段階で構成されています。

順位 階級 読み方
1(最上位) きのえ
2 きのと
3 ひのえ
4 ひのと
5 つちのえ
6 つちのと
7 かのえ
8 かのと
9 みずのえ
10(最下位) みずのと

最終選別を突破した隊士は全員、最下位の癸から始まります。任務の成果に応じて階級が上がり、最上位の甲に到達したうえで、次のどちらかを満たすと柱になれます。

条件 内容
前提 階級が甲であること
条件A 十二鬼月を倒すこと
条件B 鬼を50体倒すこと

条件AとBはどちらか一方を満たせば足ります。十二鬼月は上弦と下弦を合わせて12体しかいませんから、現実的な道筋は50体討伐のほうです。

過去の柱一覧

本編に登場する9人のほかにも、かつて柱だった人物が確認できます。

名前 階級 現在の立場 備考
鱗滝左近次 元水柱 育手 天狗の面をつけた老人。炭治郎と冨岡義勇の師にあたる
桑島慈悟郎 元鳴柱 育手 我妻善逸と獪岳の師。雷の呼吸の使い手
煉獄槇寿郎 元炎柱 引退 煉獄杏寿郎の父。ある時期から意欲を失い、柱を退いた
胡蝶カナエ 花柱 死亡 胡蝶しのぶの姉。上弦の弐・童磨との戦いにより17歳で死亡した

元水柱の鱗滝左近次については鱗滝左近次の強さは?元水柱としての実力で扱っています。

さらに時代をさかのぼると、戦国時代にも柱が存在しました。継国縁壱が鬼殺隊にいた世代であり、その時期の柱たちはほぼ全員が痣を発現させていたと語られます。しかし痣者は若くして命を落とすため、その世代が去ったあと鬼殺隊は一度壊滅の危機を迎えました。痣については鬼滅の刃の痣が出た人一覧にまとめています。

産屋敷家は柱ではない

混同されやすいのが産屋敷家です。産屋敷耀哉は柱ではなく、鬼殺隊の当主にあたります。作中では第97代当主として登場し、柱を統括する立場でした。産屋敷家は代々短命であり、耀哉自身も病に侵された姿で描かれます。詳細は産屋敷耀哉(お館様)の死亡は何巻何話?で扱っています。

史実では? 剣術の腕前はどう格付けされてきたか

鬼殺隊は甲から癸までの10階級を持ち、その上に定員9名の柱を置いています。数字ではなく十干を使うところに時代がかった味がありますが、この「腕前をどう格付けするか」という問題は、現実の日本剣術にとっても大きな課題でした。

江戸時代は流派ごとにばらばらだった

江戸時代の剣術は流派ごとに独立しており、腕前の証明は師から弟子へ与えられる伝位で行われていました。切紙、目録、免許といった段階があり、最上位が免許皆伝です。

問題は、この呼び名も基準も流派ごとに違ったことです。ある流派の目録とほかの流派の目録が同じ実力を指しているとは限らず、流派をまたいだ比較ができませんでした。

明治から大正にかけて共通の物差しができる

明治維新のあと、警視庁が剣術の稽古を組織的に行うようになると、流派ごとの伝位では比較ができないという問題が表面化します。共通の基準が必要になりました。

出来事
1895年(明治28年) 大日本武徳会が創立される。警視庁に倣い、七級から一級までの級位を設ける
1902年(明治35年)6月3日 「武術家優遇例」が制定され、範士と教士の称号が設けられる
1917年(大正6年) 大日本武徳会が講道館柔道に倣って段位制を採用。級位の上に段位を置く制度が始まる
1934年(昭和9年)3月1日 精錬証が廃止され、錬士が設けられる
1937年(昭和12年) 六段以上の段位の授与が始まる
1946年(昭和21年)10月31日 大日本武徳会が解散する
1952年(昭和27年)10月14日 全日本剣道連盟が創立され、段級位制度を引き継ぐ

ここで注目したいのが1917年、大正6年です。『鬼滅の刃』の舞台とされる大正時代は、剣術の格付けが流派ごとの免許から共通の段位へ切り替わっていった、まさにその時期にあたります。

作中の鬼殺隊は、政府に認められていない非公認の組織として描かれます。その組織が独自の10階級を持ち、そのうえに柱という枠を設けているのは、共通の物差しが世の中に広まりつつあった時代に、あえて外側で独自の序列を運用していたということでもあります。

階級が明文化されていた時代

大正時代の日本では、人の格付けは剣術に限らず制度として存在していました。1884年(明治17年)の華族令によって公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の五爵が定められ、この制度は1947年(昭和22年)の日本国憲法施行まで続きます。

柱たちの多くは、身分の高い家の出ではありません。炭焼きの家、遊女の子、生贄として幽閉されていた者。作品の舞台となった時代が身分の序列を法律で持っていた時代であることを踏まえると、実力だけで最高位に到達できる鬼殺隊という組織のつくりは、意識的に設計されたものと読めます。

漫画と史実の違い

項目 『鬼滅の刃』 史実
格付けの方式 十干による10階級と、その上の柱9名 江戸期は流派ごとの伝位(切紙・目録・免許皆伝など)。大正6年に段位制へ移行
最高位の定員 柱は9名と定められている 段位に定員はない。称号(範士・教士・錬士)は審査による
組織の位置づけ 政府非公認の私的な組織 大日本武徳会は1895年創立の全国組織。官界とも深く結びついていた
昇格の条件 十二鬼月の討伐、または鬼50体の討伐 審査と試合による。実戦の戦果という概念はない
年齢 14歳の柱が存在する 段位には受審年齢の下限が設けられている

なぜ「柱」という呼び名なのか

柱という語は、建物を支える構造材を指します。9本の柱が抜ければ建物は崩れる、という意味づけがそのまま呼び名になっています。

同時に、日本語では神や高貴な存在を数えるときに「柱」を使います。一柱、二柱という数え方です。鬼殺隊の最高位にこの語が当てられているのは、単なる強さの順位ではなく、祀られる側に近い存在として位置づけられていることを示しています。

そのうえで作品が実際に描いたのは、9本のうち6本が折れるという展開でした。柱が支えとして機能していたのは、彼らが命を差し出し続けたからです。柱という呼び名の重さは、9人の生死を並べたときにいちばんはっきり見えてきます。柱を含めた全体の生死は鬼滅の刃の死亡キャラ一覧にまとめています。

柱に関するよくある質問

柱は全部で何人いますか?

定員は9名です。水柱・蟲柱・炎柱・音柱・霞柱・恋柱・蛇柱・風柱・岩柱の9つで構成されます。欠員が出れば後任が選ばれます。

柱で一番年上と一番年下は誰ですか?

最年長は岩柱・悲鳴嶼行冥の27歳、最年少は霞柱・時透無一郎の14歳です。9人のうち3人が20歳未満でした。

柱で生き残ったのは誰ですか?

冨岡義勇、不死川実弥、宇髄天元の3人です。ただし宇髄天元は遊郭編で左目と左手を失って柱を引退しており、無限城編と最終決戦には参加していません。

柱で最初に死亡したのは誰ですか?

炎柱・煉獄杏寿郎です。単行本8巻 第66話で上弦の参・猗窩座に腹部を貫かれ、無限列車編の終わりに息を引き取ります。

柱になる条件は何ですか?

階級が最上位の甲であることが前提で、そのうえで十二鬼月を倒すか、鬼を50体倒すかのどちらかを満たすことです。両方を満たす必要はありません。

鬼殺隊の階級はいくつありますか?

10段階です。上から甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸となっており、入隊直後は最下位の癸から始まります。柱は階級ではなく、甲の剣士から選ばれる役職です。

過去の柱には誰がいますか?

元水柱の鱗滝左近次、元鳴柱の桑島慈悟郎、元炎柱の煉獄槇寿郎、そして花柱だった胡蝶カナエが確認できます。カナエは上弦の弐・童磨との戦いにより17歳で亡くなりました。

産屋敷耀哉は柱ですか?

違います。産屋敷耀哉は鬼殺隊の第97代当主であり、柱を統括する立場です。柱合会議を主宰する側にあたります。

柱のうち痣を発現させたのは何人ですか?

6人です。時透無一郎、甘露寺蜜璃、冨岡義勇、悲鳴嶼行冥、不死川実弥、伊黒小芭内が発現させました。煉獄杏寿郎、胡蝶しのぶ、宇髄天元には発現していません。

柱はどうやって選ばれるのですか?

当主である産屋敷家が任命します。階級と戦果という客観的な条件を満たしたうえで、当主の判断によって柱の座に就くという流れになっています。

まとめ

  • 柱は定員9名。年齢は14歳の時透無一郎から27歳の悲鳴嶼行冥まで
  • 9人のうち6人が死亡し、生存したのは冨岡義勇・不死川実弥・宇髄天元の3人
  • 柱で最初に亡くなったのは煉獄杏寿郎(8巻 第66話)
  • 柱になるには階級「甲」に達したうえで、十二鬼月討伐か鬼50体討伐が必要
  • 作品の舞台である大正時代は、現実の剣術の格付けが流派ごとの免許から段位制へ移行した時期にあたる

柱9人を並べてみると、この作品が最高位の剣士たちを一度も無敵として描かなかったことが分かります。9本のうち6本が折れて、それでも建物は倒れなかった。柱という呼び名が最後まで意味を持ち続ける構成になっていました。

続きは単行本で

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この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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