【鬼滅の刃】柱合会議の読み方は「ちゅうごうかいぎ」|6巻44話から48話・柱9人の一覧と決まったことを解説
この記事には『鬼滅の刃』単行本6巻および15巻の展開が含まれます。
『鬼滅の刃』で鬼殺隊の最高位である柱が全員そろう場面、それが柱合会議です。九人の柱が一堂に会するのは作中でこの一度きりであり、読者の印象にも強く残る場面です。
ところがこの言葉、読み方でつまずく人が非常に多いという特徴があります。この記事では、まず読み方を正しく整理したうえで、柱合会議が何巻何話で描かれたのか、参加した九人が誰なのか、そこで何が決まったのかを順に解説します。最後に、天皇の前で開かれた御前会議や江戸幕府の評定所といった、日本に実在した合議制と比べてみます。
結論
- 柱合会議の読み方は「ちゅうごうかいぎ」です。「はしらごうかいぎ」「はしらかいぎ」は誤読です。アニメ第23話のサブタイトルとしても「ちゅうごうかいぎ」と読まれています。
- 描かれるのは単行本6巻です。第44話「隊律違反」から第48話「蝶屋敷」にかけての流れの中にあります。アニメでは第22話「お館様」から第23話「柱合会議」です。
- 参加した柱は九人。柱が九人そろうのは作中でこの一度だけで、決まったのは炭治郎と禰豆子の鬼殺隊への受け入れでした。
柱合会議の読み方は「ちゅうごうかいぎ」

正しい読み方はちゅうごうかいぎです。テレビアニメ『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』第23話のサブタイトルがそのまま「柱合会議」であり、読みは「ちゅうごうかいぎ」とされています。
「柱」を単独で読むときは「はしら」ですが、熟語の中では音読みの「ちゅう」になります。柱合とは「柱が合する」、つまり柱が集まるという意味の造語です。
| 表記 | 読み | 正誤 |
|---|---|---|
| 柱合会議 | ちゅうごうかいぎ | 正しい読み方 |
| 柱合会議 | はしらごうかいぎ | 誤読。検索でも非常に多い |
| 柱会議 | はしらかいぎ | 作中の正式名称ではない。柱の会議という意味で通じてはいる |
| 柱合裁判 | ちゅうごうさいばん | 柱合会議とは別の場面。後述 |
「柱会議」という言い方で検索する人も多いのですが、作中の正式な呼称は柱合会議です。同じ場面を指しているので意味は通じます。
柱合会議と柱合裁判は別のもの
ここが最も混同されやすい点です。炭治郎と禰豆子が庭先で柱たちに糾弾される場面は「柱合裁判」であり、柱合会議そのものではありません。
柱合会議は、半年に一度、鬼殺隊本部で当主のもとに柱が集まって開かれる定例の会議です。過去半年の鬼の動向や隊士の状況を報告し、当主から今後半年の方針が示されます。炭治郎の処遇が問われた庭での場面は、その本会議の前に行われた特例の裁きにあたります。
ただし一般的には、九人の柱が並ぶあの場面全体をまとめて柱合会議と呼ぶことが多く、この記事でも広い意味で扱います。
柱合会議は何巻何話?
柱合会議が描かれるのは単行本6巻です。那田蜘蛛山編で下弦の伍・累を討った直後、炭治郎が鬼殺隊本部へ連行されるところから始まります。
| 巻 | 話数 | サブタイトル | 内容 |
|---|---|---|---|
| 6巻 | 第44話 | 隊律違反 | 炭治郎が本部へ連行され、鬼を連れているという隊律違反を問われる |
| 6巻 | 第45話 | 鬼殺隊柱合裁判 | 庭先で九人の柱による裁きが行われる |
| 6巻 | 第46話 | お館様 | 当主・産屋敷耀哉が現れ、炭治郎と禰豆子の入隊を認めると告げる |
| 6巻 | 第47話 | プイ | 不死川実弥が自らの腕を傷つけ、禰豆子の反応を試す |
| 6巻 | 第48話 | 蝶屋敷 | 柱合会議を経て、炭治郎たちが蝶屋敷へ移る |
アニメでは第22話「お館様」から第23話「柱合会議」にかけて描かれます。原作より演出が加えられており、柱が一人ずつ映される場面はアニメの見どころのひとつになっています。
二回目の柱合会議は15巻
柱合会議は作中で複数回開かれています。二回目にあたるのは単行本15巻、第128話から第129話にかけてです。ここでは痣の発現条件が共有され、柱稽古の実施が決まります。
ただしこのときには煉獄杏寿郎がすでに戦死しており、参加した柱は九人そろっていません。柱が九人全員そろうのは、6巻の一度きりです。
柱合会議に参加した柱九人の一覧
六巻の柱合会議に集まった九人は次のとおりです。
| 柱の名 | 氏名 | 使う呼吸 | この場面での立場 |
|---|---|---|---|
| 水柱 | 冨岡義勇(とみおか ぎゆう) | 水の呼吸 | 炭治郎と禰豆子をかばい、鱗滝左近次とともに切腹の誓紙を出していた |
| 蟲柱 | 胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ) | 蟲の呼吸 | 穏やかに話しつつ、鬼と人が仲良くする道を口にする。裁きには冷静な立場 |
| 炎柱 | 煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう) | 炎の呼吸 | 隊律違反そのものは認めない立場。声が大きく即断即決 |
| 音柱 | 宇髄天元(うずい てんげん) | 音の呼吸 | 派手を好む。裁きの場では処断を主張する側 |
| 霞柱 | 時透無一郎(ときとう むいちろう) | 霞の呼吸 | 当時十四歳。関心が薄く、話を聞き流している描写がある |
| 恋柱 | 甘露寺蜜璃(かんろじ みつり) | 恋の呼吸 | 柱の中でも比較的柔らかい反応を見せる |
| 蛇柱 | 伊黒小芭内(いぐろ おばない) | 蛇の呼吸 | 規律を重んじ、炭治郎に厳しい態度をとる |
| 風柱 | 不死川実弥(しなずがわ さねみ) | 風の呼吸 | 最も強硬。禰豆子を刺し、自らの血で鬼としての本性を試す |
| 岩柱 | 悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい) | 岩の呼吸 | 鬼殺隊最強とされる柱。裁きの場では処断を主張する |
当主である産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)は柱ではありませんが、この会議を統べる立場として登場します。柱たちは産屋敷に強い忠誠を持っており、その一言で場の空気が変わる様子が描かれます。
なお、この九人を産屋敷は「数百年に一度の最強の軍団」と評しています。それだけの陣容がそろったこと自体が、物語の転換点でもありました。
柱合会議で何が決まったのか
この場面の議題は、突き詰めれば一つです。鬼である禰豆子を生かしたまま、炭治郎を隊士として認めるかどうか。
争点と経過
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 炭治郎が鬼を連れているという隊律違反を問われる。柱の多くは禰豆子の処断を主張する |
| 2 | 冨岡義勇が炭治郎をかばう。冨岡と鱗滝左近次は、禰豆子が人を襲った場合に切腹するという誓紙をすでに提出していた |
| 3 | 当主・産屋敷耀哉が現れ、二人の入隊を認めると宣言する |
| 4 | 柱たちは納得しない。風柱・不死川実弥が自らの腕を切って血を見せ、禰豆子が人の血に反応するかを試す |
| 5 | 禰豆子は血に飛びつかず、目を背けて耐える。人を襲わないことを自ら示す |
| 6 | 炭治郎が不死川に頭突きをするなど一悶着あったのち、二人の隊への受け入れが確定する |
結論として、禰豆子は鬼のまま鬼殺隊に同行することを認められました。ただし条件つきです。禰豆子が人を襲った場合には、炭治郎だけでなく冨岡義勇と鱗滝左近次も腹を切るという誓いが前提になっています。
この判断は、鬼殺隊の存在意義そのものを揺るがしかねないものでした。鬼を斬るための組織が、鬼を一体だけ例外として受け入れるからです。それでも産屋敷が押し切ったのは、鬼舞辻無惨を倒すための可能性として禰豆子を見ていたからだと読めます。
この場面で提示された伏線
柱合裁判の直前、累を討った際に鬼舞辻無惨の血を注がれた炭治郎が、日光を克服する可能性を持つ存在として語られます。禰豆子が後に日光を克服することへの布石であり、柱合会議の判断が物語全体の帰結につながっていきます。
史実では? 日本の合議制と御前会議
柱合会議は「当主のもとに幹部が集まり、方針を決める」という形式をとっています。これは日本の統治機構に実際にあった仕組みと重なります。
大正時代に実在した御前会議
柱合会議はしばしば「御前会議」と説明されます。御前会議(ごぜんかいぎ)は実在した制度で、天皇の臨席のもと、元老・主要閣僚・軍首脳が集まって国家の重大問題を決める合同会議を指します。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1635年(寛永12年) | 江戸幕府で寺社奉行・町奉行・勘定奉行の三奉行が整い、評定所での合議による裁決の体制が定着していく |
| 1894年(明治27年) | 対清開戦、すなわち日清戦争の開始を決めた会議が、狭義の御前会議の最初とされる |
| 1904年から1905年 | 日露戦争をめぐり御前会議が開かれる |
| 大正期から昭和初期 | 枢密院会議以外の御前会議は開かれない時期が続く |
| 1938年(昭和13年)1月 | 日中戦争の進行にともない、御前会議が再び開かれるようになる |
興味深いのは、『鬼滅の刃』の舞台である大正時代が、まさに御前会議が開かれていなかった時期にあたるという点です。作中の柱合会議は、大正の実際の政治にあった会議をそのまま写したものではなく、明治期の御前会議の形式を借りた造形と見るのが自然です。
江戸幕府の評定所という合議の伝統
もう一つ、日本の合議制の代表例が江戸幕府の評定所です。寺社奉行・町奉行・勘定奉行の三奉行に大目付などが加わり、複数の管轄にまたがる訴訟や重大な案件を合議で裁きました。1635年(寛永12年)に三奉行がそろって以降、幕府の一機関として定着したとされます。
評定所の特徴は、一人の独断ではなく複数の役職者が並んで裁くという構造にあります。ただし最終的な決定権は老中、さらには将軍にありました。合議で意見を出し合い、最後は上位者が決める。柱合裁判で九人の柱が意見を述べ、最後に産屋敷耀哉が決断する流れは、この構造とよく似ています。
漫画と史実の違い
| 項目 | 柱合会議 | 史実の合議制 |
|---|---|---|
| 開催頻度 | 半年に一度の定例。緊急時にも開かれる | 御前会議は不定期。開戦や講和など重大局面で開催 |
| 参加者 | 柱九人と当主。全員が現役の戦闘要員 | 元老・閣僚・軍首脳など。文官と武官が混在 |
| 決定権 | 当主・産屋敷耀哉が最終決定を下す | 御前会議は天皇臨席。評定所は最終的に老中と将軍が裁可 |
| 裁判機能 | 柱合裁判として隊士の処遇を裁く場面がある | 評定所は訴訟の裁決機関を兼ねていた |
| 組織の性格 | 政府非公認の民間組織という設定 | いずれも国家の正式な機構 |
最後の一行が重要です。鬼殺隊は政府から正式に認められていない組織とされています。にもかかわらず、当主を頂点として幹部が定例で集まり、記録と方針を共有するという運用は、国家機構と変わらない形をとっています。この落差が、鬼殺隊という組織の異様さを際立たせています。
なぜ柱合会議はこのように描かれたのか
物語の構造として見ると、柱合会議は主人公が「個人の事情」から「組織の一員」へ移る通過点です。それまで炭治郎の戦いは、家族を鬼に殺され、妹を人間に戻すという私的な動機で進んできました。ここで初めて、鬼殺隊という組織の論理と正面からぶつかります。
そのぶつかり方が裁判の形をとっているのも意味があります。炭治郎は説得ではなく、禰豆子自身が血に飛びつかないという事実を示すことで認められました。言葉ではなく証明で通す。この決着の付け方が、その後の物語の進み方を決めています。
また、九人の柱を一度に見せることで、読者に鬼殺隊の全体像を提示する役割も果たしています。この時点では名前と外見だけの人物も多いのですが、以降の各編でそれぞれが主役級の場面を与えられていきます。柱合会議は、その全員を最初に並べて見せた場面でもあるわけです。炎柱・煉獄杏寿郎については煉獄杏寿郎の記事、蟲柱・胡蝶しのぶについては胡蝶しのぶの記事でそれぞれ詳しく扱っています。
柱合会議に関するよくある質問
柱合会議の読み方は何ですか?
ちゅうごうかいぎです。アニメ第23話のサブタイトルとしてもこの読みが使われています。「はしらごうかいぎ」「はしらかいぎ」は誤読ですが、検索されることが非常に多い読み方です。
柱合会議は何巻何話ですか?
単行本6巻です。第44話「隊律違反」から第48話「蝶屋敷」にかけての流れの中で描かれます。アニメでは第22話「お館様」から第23話「柱合会議」にあたります。
柱合会議に参加した柱は何人ですか?
九人です。冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎、宇髄天元、時透無一郎、甘露寺蜜璃、伊黒小芭内、不死川実弥、悲鳴嶼行冥の九人が集まりました。
柱が九人そろうのはこのときだけですか?
そうです。柱が九人全員そろって描かれるのは6巻の柱合会議だけです。煉獄杏寿郎が8巻で戦死するため、以降の柱合会議では人数が欠けています。
柱合会議と柱合裁判は違うのですか?
違います。庭先で炭治郎と禰豆子の処遇が問われる場面が柱合裁判で、その後に当主のもとで開かれる定例の会議が柱合会議です。一般には両方まとめて柱合会議と呼ばれることが多くなっています。
柱合会議で何が決まったのですか?
炭治郎と禰豆子の鬼殺隊への受け入れです。禰豆子が人を襲った場合には炭治郎、冨岡義勇、鱗滝左近次が腹を切るという誓いを前提に、鬼のままの同行が認められました。
不死川実弥はなぜ自分の腕を切ったのですか?
禰豆子が人の血に反応するかを試すためです。不死川の血は鬼にとって非常に魅力的とされており、それでも禰豆子が飛びつかなかったことが、人を襲わない証明になりました。
柱合会議はどれくらいの頻度で開かれるのですか?
半年に一度の定例です。過去半年の鬼の動向や隊士の状況を報告し、当主から今後半年の方針が示されます。緊急の事態があれば臨時に開かれることもあります。
二回目の柱合会議はどこで描かれますか?
単行本15巻の第128話から第129話にかけてです。痣の発現条件が共有され、柱稽古の実施が決まります。このときすでに煉獄杏寿郎は戦死しています。
柱合会議に似た制度は実在しましたか?
形式としては御前会議や江戸幕府の評定所が近いものです。御前会議は1894年の対清開戦決定が最初とされ、評定所は1635年に三奉行がそろって以降、合議による裁決機関として定着しました。
まとめ
- 柱合会議の読み方は「ちゅうごうかいぎ」。「はしらごうかいぎ」は誤読
- 描かれるのは単行本6巻、第44話から第48話。アニメは第22話から第23話
- 参加した柱は九人。九人そろうのは作中でこの一度だけ
- 決まったのは炭治郎と禰豆子の受け入れ。冨岡義勇と鱗滝左近次の切腹の誓紙が前提にある
- 形式は御前会議や江戸幕府の評定所に近いが、鬼殺隊は政府非公認の組織という点で決定的に異なる
読み方ひとつ取っても、この会議は独特の造語で名づけられています。柱が合する場という意味を知ってから読み返すと、九人が並ぶあの見開きの意味も少し変わって見えてきます。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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