キングダム最新話は890話「辱め」|河了貂は趙軍の捕虜のまま・カイネが李牧に刃を向けた雁門の過去・単行本80巻【2026年10月】
この記事には『キングダム』本誌最新話までの展開が含まれます。内容は第890話(2026年10月15日発売号)時点のものです。
『キングダム』は2026年10月時点で、邯鄲をめぐる大戦が決着し、捕虜になった河了貂と趙のカイネを中心に話が進んでいます。「852話」で検索してこの記事にたどり着いた方も多いと思いますが、第852話「布陣完了」が掲載されたのは2025年10月です。そこから連載は大きく進み、現在の最新話は第890話まで到達しています。
この記事では、2026年10月時点で本誌がどこまで進んでいるのかを確認し、852話の大布陣から883話の決着までに何が起きたのか、主要人物が今どういう状態にあるのかを整理します。あわせて、ここから先が史実ではどう進むのかも見ていきます。
結論
- 2026年10月時点の最新話は第890話「辱め」です。2026年10月1日発売の週刊ヤングジャンプ44号に掲載されました。
- 邯鄲攻防戦は趙の防衛成功で決着しました。信と蒙恬は包囲を脱出しましたが、渕を含む飛信隊の歩兵は捕虜となり、王都攻略は失敗に終わっています。
- 河了貂は第887話で趙軍に捕らえられました。第886話で囮として戦場に残ったあとのことです。第890話の時点でも牢の中で生きており、趙のカイネが河了貂を守っています。
- 単行本の最新刊は80巻で、2026年8月19日発売です。79巻は2026年5月19日に発売されており、本誌は単行本よりかなり先を進んでいます。
2026年10月時点の連載状況
| 最新話 | 第890話「辱め」 |
|---|---|
| 掲載号 | 週刊ヤングジャンプ2026年46号 |
| 発売日 | 2026年10月15日 |
| 前回 | 第889話「見捨てられた地」。2026年10月1日発売の44号(10月8日の45号は休載) |
| 次回 | 第891話 |
| 単行本最新刊 | 80巻。2026年8月19日発売 |
| 前巻 | 79巻。2026年5月19日発売 |
本誌と単行本の差はかなり開いています。単行本だけを追っている方が本誌の展開に追いつくには、まだしばらく時間がかかる状態です。
第852話「布陣完了」から始まった大戦
現在の戦いの起点になったのが、2025年10月に掲載された第852話「布陣完了」です。ここで秦軍44万、趙軍40万という、作中でも例のない規模の布陣が完成しました。
| 陣営 | 配置 |
|---|---|
| 秦・中央軍 | 王翦が邯鄲の喉元に布陣する |
| 秦・南方軍 | 楊端和が河内に布陣する |
| 秦・北方の配置 | 王賁率いる玉鳳隊が最北端に入る |
| 壁 | 宜安戦以来の参戦。1万を率いて北部の配置を自ら志願する |
| 趙 | 李牧が開戦号令を握る |
信は「お前の首は俺が取る」と李牧に向けて宣言し、李牧は開戦の号令を自分がかけると告げます。この852話は戦闘そのものではなく、両軍が動き出す直前の緊張だけで一話を使い切った回でした。
852話から883話までに起きたこと
布陣完了から30話以上をかけて、戦いは邯鄲そのものへの攻撃まで進みました。主な流れを整理します。
| 話数 | できごと |
|---|---|
| 第852話「布陣完了」 | 秦軍44万と趙軍40万の布陣が完成する |
| 第861話前後 | 飛信隊の弓矢兄弟のうち蒼淡が、中華十弓の青華雲と弓の勝負に入る |
| 第864話 | 兄・蒼仁が青華雲を討ち取る。中華十弓の第一位を破ったことで、飛信隊の名が中華に響く |
| 第880話「戦友」 | 李牧軍と王都軍の挟撃で飛信隊が壊滅寸前になったところへ、蒙恬の楽華軍が現れる |
| 第881話「楽華の旗」 | 楽華軍が趙軍の壁へ突撃し、信と蒙恬が合流する |
| 第882話 | 包囲網の突破に向けて動き出す |
| 第883話「生の選択」 | 邯鄲攻防戦が決着する |
第864話は、この長い戦いの中でも特に評価が高い回でした。中華十弓の第一位である青華雲を、飛信隊の弓の兄弟が討ち取ります。李牧が信の隊を六将級と認めるという評価が示されたのも、この前後です。
第883話「生の選択」で何が起きたか
第883話は、邯鄲攻略の結末を描いた回です。
- 信と蒙恬は敵をなぎ倒し、ついに包囲網を抜けることに成功する
- しかし李牧はすぐに脱出口を塞ぎ、多くの兵が取り残される
- 河了貂の叫びを受け、残された飛信隊の歩兵は武器を捨てて投降する
- 渕を含む数千の兵が捕虜として連行される
- 李牧は逃れた信と蒙恬への追撃を命じる
- 幽穆王は李牧が飛信隊を退けたことに安堵し、酒宴を開くよう指示する
- 邯鄲の民は李牧を讃えて沸き立つ
楽華軍、飛信隊、羌瘣軍による王都攻略は失敗に終わりました。タイトルの「生の選択」は、戦って死ぬのではなく投降して生き延びるという判断を指しています。『キングダム』でここまで明確に投降が描かれた場面はほとんどありません。
そして、この回のもうひとつの焦点が姚賈の動きです。秦側では、李牧を英雄として持ち上げる世論を趙国内に生み出す工作が始まる流れが示されています。李牧の勝利がそのまま李牧の危機につながっていくという構図です。
第884話から第890話で起きたこと
邯鄲攻防戦そのものは883話で決着しましたが、話はそこで終わっていません。取り残された部隊の行方と、カイネの過去が、その後の7話で描かれています。
| 話数 | できごと |
|---|---|
| 第884話「残存戦力」 | 信は蒙恬・羌瘣と森で合流するが、失敗の重さに座り込む。河了貂が犠牲を伴う逆転の策を口にする |
| 第885話「それぞれの役割」 | 趙の複数の軍が信と蒙恬を狙う。信・蒙恬・羌瘣ら少数だけを逃がし、残りは河了貂の指揮で囮になると決まる |
| 第886話「囮の軍勢」 | 河了貂が囮として残り、兵を百人ずつ森へ逃がす。趙軍から「殲滅」の報告が上がる |
| 第887話「壊滅の別働隊」 | 囮の部隊が壊滅。趙備明が河了貂ら秦兵数人を生け捕りにし、手荒に扱われる河了貂をカイネがかばう |
| 第888話「戦争」 | カイネが牢に残り、兵から河了貂を守る。亡くした妹の存在を明かす |
| 第889話「見捨てられた地」 | カイネが、李牧が赴任する前の雁門での過去を語る。赴任した李牧は戦わずに逃げる「不戦逃避」を命じる |
| 第890話「辱め」 | カイネの回想の続き。不戦逃避に反発したカイネが開門を迫り、李牧に刃を向けて牢に入れられる |
河了貂が囮に残った第886話
886話で河了貂が選んだのは、自分が的になることでした。
兵を百人ずつに分けて森へ逃がし、趙軍の目を自分たちに引きつけるという策です。全員でまとまって逃げれば、まとめて討たれます。小分けにすれば、一部は抜けられます。
この回の最後に、趙軍から「追っていた部隊を殲滅した」という報告が上がります。ただし河了貂が討たれる場面そのものは描かれていません。
河了貂が捕虜になる第887話から第889話
887話では舞台が趙軍側に移ります。ここで関わってくるのがカイネです。
囮の部隊は壊滅し、河了貂は趙備明の手で生け捕りにされます。捕虜に手荒な扱いをする趙兵を止めたのがカイネでした。第888話でカイネはそのまま牢に残り、亡くした妹の姿を河了貂に重ねていたことを明かします。
第889話は、カイネが李牧に出会う前の雁門の話です。匈奴の襲撃で家族を失ったカイネの前に李牧が赴任し、戦わずに城へ逃げ込む「不戦逃避」を命じます。本編の戦いは止まり、カイネと李牧の過去が語られている段階です。
第890話の時点で確かなのは、河了貂が生きていることと、敵の捕虜という危うい立場にあることの二つです。当サイトでは確定していない生死を断定しません。河了貂の状況は河了貂の記事で整理しています。
主要人物の現在
| 人物 | 第890話時点の状況 |
|---|---|
| 信 | 蒙恬・羌瘣らと包囲網を脱出。再会後に飛信隊を立て直すと決めている |
| 蒙恬 | 楽華軍を率いて飛信隊の救出に成功し、信とともに脱出 |
| 羌瘣 | 羌瘣軍として邯鄲攻略に参加。攻略は失敗に終わる |
| 河了貂 | 囮の指揮を執ったのち、第887話で趙軍の捕虜になる。牢の中で生存 |
| 渕 | 飛信隊副長。数千の兵とともに捕虜となる |
| 王翦 | 秦軍の中央を担う。姚賈を用いた工作が動き出す |
| 楊端和 | 南方軍として河内に布陣 |
| 王賁 | 玉鳳隊を率いて最北端に配置 |
| 壁 | 宜安戦以来の参戦。1万を率いる |
| 李牧 | 邯鄲を守り抜き、趙の英雄として讃えられている。第889〜890話ではカイネの回想に雁門赴任時の姿で登場 |
| カイネ | 捕らえられた河了貂を兵からかばい、牢に残る。李牧と出会った雁門の過去を語る(第890話では自身が李牧に牢へ入れられた場面まで) |
| 幽穆王 | 李牧の勝利に安堵し、酒宴を開かせる |
| 蒼仁・蒼淡 | 第864話で中華十弓の青華雲を討ち取る |
主要キャラ17人の現在地はキングダムの主要キャラは今どうなった?に一覧でまとめ、毎週更新しています。
史実では? ここから趙はどうなるのか
ここからが差別化パートです。『キングダム』は史実の骨格を追う作品であり、趙がこのあとどうなるかは記録に残っています。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 紀元前234年 | 平陽の戦い。秦の桓齮が趙将・扈輒を討ち、十万を斬首する |
| 紀元前233年 | 桓齮が宜安・平陽・武城を取るが、のちに李牧が桓齮を大破する |
| 紀元前229年 | 秦が旱魃と地震に苦しむ趙へ侵攻。郭開の讒言により李牧が殺され、司馬尚も解任される |
| 紀元前228年 | 李牧の死から数か月後、王翦が趙軍を破り趙葱を捕らえる。10月に邯鄲が占領され、趙が滅亡する |
| 紀元前222年 | 北へ逃れた公子嘉の代国も秦に滅ぼされる |
秦は正面から李牧を破っていない
史実で重要なのは、秦が李牧を戦場で倒していないという点です。王翦が趙へ攻め込んでも、李牧が防衛にあたる限り秦軍は勝てませんでした。
そこで秦が選んだのが、趙の内部を崩す方法です。趙の重臣・郭開に賄賂を送り、「李牧と司馬尚が謀反を企てている」と幽穆王に讒言させました。それを信じた王が李牧を殺し、司馬尚を解任します。その直後、趙は王翦の前にあっけなく崩れました。
第883話で描かれた「李牧が英雄として讃えられる」という状況は、この史実の入口にあたります。王が家臣の人気を恐れるという構図が成立したとき、讒言は効き目を持ちます。姚賈の工作が示唆されているのは、この筋道をなぞる準備だと読むことができます。
捕虜になった兵はどうなるのか
戦国期の捕虜の扱いは苛烈でした。紀元前260年の長平の戦いでは、降伏した趙兵が大量に生き埋めにされたと『史記』に記されています。第883話で数千の兵が投降したという展開は、この時代の常識からするとかなり危うい状態です。
ただし、渕をはじめとする飛信隊の隊員は作品独自の人物であり、史実に対応する記録はありません。彼らの結末は原作でのみ確認できます。
漫画と史実の違い
| 項目 | 『キングダム』 | 史実 |
|---|---|---|
| 現在の状況 | 第883話で邯鄲攻略に失敗。第890話時点で河了貂は趙軍の捕虜 | 紀元前228年に邯鄲は占領され趙は滅亡する |
| 李牧の生死 | 健在。趙の英雄として讃えられている | 紀元前229年ごろ趙王に殺される |
| 李牧の敗因 | 未描写 | 戦場ではなく郭開の讒言による |
| 王翦 | 秦軍中央を担う | 趙を滅ぼした秦の総大将として記録される |
| 飛信隊 | 渕ら数千が捕虜となる | 飛信隊は作品独自の部隊。該当する記録はない |
| 信 | 李牧の首を狙って戦い続けている | 李信は実在するが、李牧との一騎討ちの記録はない |
なぜ李牧の勝利が危険なのか
第883話の結末は、表面上は趙の完勝です。王都は守られ、秦の主力部隊は撤退し、李牧は英雄になりました。
しかしこの作品を史実と並べて読んでいる読者にとって、あの歓声は不吉に響きます。李牧が趙を救えば救うほど、王にとって李牧の存在は大きくなりすぎるからです。史実の李牧は、負けたから殺されたのではありません。勝ちすぎたから殺されました。
幽穆王が酒宴を開き、民が李牧の名を叫ぶ。この場面が丁寧に描かれたということは、そこから何が起きるかを作品が意識しているということでもあります。現在の連載は、史実で李牧の死に至る条件が整っていく段階に入ったと言えます。
アニメではまだ描かれていない
この場面は単行本80巻にあたります。
2026年10月の時点で、アニメはここまで進んでいません。第6シリーズが鄴攻略編の序盤から中盤までを描いた段階で、続きは続編で扱われることになります。
| 単行本 | 80巻 |
|---|---|
| アニメ | 2026年10月時点で未放送 |
| 放送済みの最新 | 第6シリーズ。原作46巻の第490話から朱海平原の戦いの中盤まで |
続編の制作は決定していますが、放送時期は公表されていません。シリーズごとの原作範囲はアニメと原作の対応表にまとめています。
キングダムの最新話に関するよくある質問
キングダムの最新話は何話ですか?
2026年10月時点で第890話「辱め」です。2026年10月15日発売の週刊ヤングジャンプ2026年46号に掲載されました。邯鄲攻防戦の決着を描いた第883話「生の選択」はその7話前にあたります。
第852話はいつの話ですか?
2025年10月に掲載された「布陣完了」です。秦軍44万と趙軍40万の布陣が完成した回で、現在の大戦の起点にあたります。
次回の掲載はいつですか?
次回は第891話です。直近では第889話「見捨てられた地」が10月1日発売の44号、第890話「辱め」が10月15日発売の46号に掲載されました。10月8日発売の45号は『キングダム』が休載でした。
単行本の最新刊は何巻ですか?
80巻です。2026年8月19日発売で、前巻の79巻は2026年5月19日に発売されました。
邯鄲攻防戦の結果はどうなりましたか?
秦の攻略失敗に終わりました。信と蒙恬は包囲網を脱出しましたが、渕を含む飛信隊の歩兵数千が捕虜となり、李牧は邯鄲を守った英雄として讃えられています。
渕はどうなりましたか?
第883話で捕虜になりました。河了貂の叫びを受けて武器を捨てた飛信隊の歩兵とともに、数千人の捕虜として連行されています。
信は生きていますか?
生きています。第885話で、信・蒙恬・羌瘣ら少数だけを逃がし残りが囮になる策が決まり、信は包囲網を抜け出しました。再会後に飛信隊を立て直すと決めています。
弓矢兄弟は何をしたのですか?
第864話で、兄の蒼仁が中華十弓の第一位である青華雲を討ち取りました。これにより飛信隊の名が中華に知れ渡ることになります。
李牧はこのあとどうなりますか?
作中では未描写です。史実では紀元前229年ごろ、秦の離間の計により郭開が謀反を讒言し、それを信じた幽穆王によって殺されています。
史実で趙が滅びるのはいつですか?
紀元前228年です。李牧の死から数か月後に王翦が趙軍を破り、同年10月に邯鄲が占領されて趙は滅亡しました。
まとめ
- 2026年10月時点の最新話は第890話「辱め」。2026年10月15日発売の46号に掲載
- 邯鄲攻防戦の決着は第883話「生の選択」。囮に残った河了貂は第887話で趙軍の捕虜になった
- 第852話「布陣完了」は2025年10月掲載で、秦軍44万と趙軍40万の布陣が完成した回
- 邯鄲攻略は失敗。信と蒙恬は脱出したが、渕ら数千が捕虜となった
- 李牧は邯鄲を守った英雄となり、幽穆王が酒宴を開くまでの流れが描かれた
- 史実では紀元前229年ごろに李牧が讒言で殺され、翌年に趙が滅亡する
この記事は連載の進行に合わせて更新していきます。第890話の時点では、史実で李牧の死に至る条件が作中でもそろい始めた段階です。趙の勝利が続くほど、次に来るものが重くなっていきます。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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