スリラーバーク編は46巻442話から50巻489話|モリアの影とブルック加入【ONE PIECE】
この記事には『ONE PIECE』スリラーバーク編の結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。
『ONE PIECE』で、ブルックが仲間になる編があります。
スリラーバーク編です。影を奪われ、ゾンビと戦うという、この作品でも異色の内容でした。この記事では収録巻話と、編の中身を整理します。
結論
- スリラーバーク編は46巻・第442話から50巻・第489話までです。
- 相手は王下七武海のゲッコー・モリアでした。カゲカゲの実の能力者です。
- この編でブルックが麦わらの一味に加わります。
- 加入の決め手はラブーンでした。50年前に別れたクジラです。
スリラーバーク編の収録巻話

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始 | 46巻・第442話 |
| 終了 | 50巻・第489話 |
| 舞台 | 魔の三角地帯にある巨大な船 |
| 敵 | 王下七武海のゲッコー・モリア |
およそ5巻にわたる編です。魔の三角地帯という、船が消える海域が舞台になっています。
スリラーバーク自体が、島ではなく巨大な船です。その上に街が作られているという構造でした。
ゲッコー・モリアとカゲカゲの実
この編の相手は、王下七武海のひとりです。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 人物 | ゲッコー・モリア |
| 立場 | 王下七武海 |
| 能力 | カゲカゲの実 |
| 効果 | 他人の影を奪い、切り取って操る |
モリアは影を奪う能力者です。奪った影は、ゾンビの体に入れて兵士にできます。
自分で戦うのではなく、他人の力を使って軍を作るという発想でした。この作品の敵役としては、珍しい型にあたります。
影を奪われるということ
影を失った人間には、明確な代償があります。
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 日光 | 浴びると消滅する |
| 行動 | 夜しか動けなくなる |
| 回復 | 影を取り戻す以外に方法がない |
日光に当たれない体になります。そのため、影を奪われた者は時間との勝負を強いられました。
この制約が、編全体の緊張を作っています。モリアを倒せなければ、朝が来た時点で終わりです。
オーズという巨大な敵
この編で最大の障害が、オーズです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 巨大な体を持つゾンビ |
| 中身 | 影が入れられている |
| 規模 | 圧倒的な体格差がある |
体格差が極端なため、通常の戦い方が通用しません。麦わらの一味が総出で挑む展開になります。
個人戦ではなく、集団戦として描かれた点が特徴です。一味全員の連携が試される場面でした。
ブルックの加入
この編で、麦わらの一味に新しい仲間が加わります。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 出会い | スリラーバークで骸骨の姿で現れる |
| 状況 | 影を奪われた状態にある |
| 戦い | 影を取り戻すため、モリアに挑む |
| 加入 | 戦いのあとの宴で仲間になる |
ブルックは、すでに一度死んだ人物です。ヨミヨミの実の能力によって、骸骨の姿で復活していました。
影を奪われた状態で長く漂っていたところに、麦わらの一味が現れます。そのため、この編は最初からブルックの物語でもありました。
ラブーンという約束
ブルックが仲間になる決め手は、一頭のクジラです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ラブーン |
| 関係 | 50年前に別れたブルックたちの仲間 |
| 状況 | 今も帰りを待ち続けている |
| 結果 | それを知ったブルックが一味に加わる |
ラブーンは、物語のごく初期に登場していました。その伏線が、ここで回収されます。
50年待ち続けたクジラと、死んでも戻ってきた音楽家。約束を果たすという一点で、二つの話がつながりました。
ブルックが一味に加わるのは、この事実を知った直後です。戦いの後の宴での場面でした。
編の終盤に現れる人物
スリラーバーク編は、モリアを倒して終わりではありません。
編の終盤に、王下七武海のバーソロミュー・くまが現れます。疲弊した一味にとって、極めて厳しい状況でした。
くまはのちに、53巻・第513話で麦わらの一味を各地へ飛ばします。その意味が明かされるのは、さらに後になってからです。
ブルックという人物
この編で加入するブルックについて、もう少し整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 姿 | 骸骨 |
| 能力 | ヨミヨミの実 |
| 経緯 | 一度死に、能力によって復活した |
| 役割 | 麦わらの一味の音楽家 |
ヨミヨミの実は、死後に一度だけ蘇る能力です。ただし復活までに時間がかかり、戻った時には肉体が朽ちていました。
その結果、骸骨の姿で生き続けることになります。本人にとっては、望んだ形ではありませんでした。
それでもラブーンとの約束のために、長い時間を耐えています。加入の場面が重いのは、その積み重ねがあるためです。
王下七武海という制度
ゲッコー・モリアが属していた枠組みについて補足します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 性格 | 政府公認の海賊 |
| 人数 | 七人 |
| 役割 | 海賊でありながら、政府の戦力として扱われる |
海賊を取り締まるために、海賊を使うという制度です。矛盾を抱えた仕組みとして描かれています。
スリラーバーク編には、この七武海が二人登場しました。モリアと、編の終盤に現れるバーソロミュー・くまです。
くまはのちに、53巻・第513話で麦わらの一味を各地へ飛ばします。その行動の理由が明かされるのは、ずっと後になってからでした。
ゾンビという題材
この編は、作品のなかでも異色の雰囲気を持ちます。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 舞台 | 霧に包まれた巨大な船 |
| 敵 | 影を入れられたゾンビたち |
| 雰囲気 | ホラーに近い演出が続く |
海賊物語というより、怪奇譚の色が濃い編です。『ONE PIECE』は編ごとに雰囲気を大きく変えます。
ゾンビに入っているのが「奪われた影」だという設定も、この編独特のものです。倒すべき敵が、実は被害者の一部でもあるという構図になっています。
仲間が増える編としての位置
『ONE PIECE』では、仲間の加入が編の区切りになります。
| 人物 | 加入の編 | 役割 |
|---|---|---|
| フランキー | ウォーターセブン編 | 船大工 |
| ブルック | スリラーバーク編 | 音楽家 |
直前の編でフランキーが加わり、この編でブルックが加わります。短い間隔で二人の仲間が増えた時期にあたります。
いずれも、加入までにその人物の過去が丁寧に描かれました。能力ではなく、事情に納得してから仲間になるという流れです。
魔の三角地帯という設定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 性質 | 船が行方不明になる海域 |
| 状態 | 常に霧に包まれている |
| 由来 | 実在の伝承にある海域を思わせる |
船が消える海域という設定は、現実の伝承を下敷きにしていると読めます。大西洋のバミューダ海域をめぐる話が有名です。
この作品には、実在の地理や伝承に由来する設定が多くあります。スリラーバークもそのひとつにあたります。
影という題材の使い方
カゲカゲの実は、単純な戦闘能力ではありません。
| 側面 | 内容 |
|---|---|
| 奪う | 相手から影を切り取る |
| 使う | ゾンビに入れて兵士にする |
| 残す | 奪われた側は日光で消える体になる |
奪ったものを別の体で動かすという発想です。倒すべき敵の中身が、実は被害者の一部だという構図になります。
この設定があるため、ゾンビを壊すことが救出につながります。戦えば戦うほど、奪われた人々が助かる仕組みです。
敵を倒すことと人を助けることが一致する。そこがこの編の後味を、暗いままで終わらせていません。
編を読み返すときの見どころ
結末を知ってから読み返すと、印象の変わる要素があります。
| 要素 | 読み直したときの見え方 |
|---|---|
| ラブーンの登場 | 序盤の伏線が50巻近く経って回収される |
| くまの出現 | のちの53巻・第513話につながっている |
| ブルックの執着 | 約束を守るために骸骨で生き続けた意味が分かる |
特にラブーンは、物語のごく初期に一度きり登場した存在です。それが後の巻で回収されるという構成になっています。
この作品は、伏線を長く寝かせることが多い作品です。スリラーバーク編は、その効果が最も分かりやすく出た編のひとつでした。
スリラーバーク編に関するよくある質問
スリラーバーク編は何巻から何巻ですか?
46巻・第442話から50巻・第489話までです。
敵は誰ですか?
王下七武海のゲッコー・モリアです。カゲカゲの実の能力者にあたります。
カゲカゲの実とはどんな能力ですか?
他人の影を奪い、切り取って操る能力です。奪った影はゾンビに入れて兵士にできます。
影を奪われるとどうなるのですか?
日光を浴びると消滅する体になります。夜しか動けなくなり、影を取り戻す以外に回復方法はありません。
ブルックはこの編で仲間になるのですか?
なります。戦いのあとの宴で、麦わらの一味に加わりました。
ブルックが加入を決めた理由は何ですか?
50年前に別れた仲間のクジラ・ラブーンが、今も帰りを待っていると知ったためです。
ラブーンとは何ですか?
ブルックたちの仲間だったクジラです。物語のごく初期に登場しており、その伏線がこの編で回収されます。
オーズとは何ですか?
巨大な体を持つゾンビです。影を入れられており、麦わらの一味が総出で挑む相手になりました。
スリラーバークは島ですか?
島ではありません。巨大な船で、その上に街が作られています。魔の三角地帯にありました。
編の最後に誰が現れますか?
王下七武海のバーソロミュー・くまです。のちに53巻・第513話で、麦わらの一味を各地へ飛ばすことになります。
まとめ
- スリラーバーク編は46巻・第442話から50巻・第489話まで
- 敵は王下七武海のゲッコー・モリアで、カゲカゲの実の能力者
- 影を奪われると日光で消滅する体になり、夜しか動けなくなる
- 巨大なゾンビ・オーズとの戦いは、一味の総力戦になった
- この編でブルックが麦わらの一味に加わる
- 決め手は、50年前に別れたクジラ・ラブーンが今も待っていると知ったこと
- 編の終盤には、王下七武海のバーソロミュー・くまが現れる
50年待ち続けたクジラと、死んでも戻ってきた音楽家。序盤の伏線が、ここで一本につながりました。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。

