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ネタバレ注意
この記事には『ONE PIECE』のインペルダウン編から最新の展開までのネタバレが含まれます。連載の進行状況は2026年8月時点のものです。

『ONE PIECE』の黒ひげ海賊団で、船長ティーチに次ぐ実力者とされるのが「雨のシリュウ」です。もとは海底監獄インペルダウンの看守長。囚人を守る側にいた男が、監獄を裏切って海賊になりました。

この記事では、シリュウが死亡しているのか、現在どの立場にいるのか、そして「雨のシリュウ」という異名がどこから来たのかを整理します。あわせて、実在した監獄と、看守が犯罪者側に回った実例についても取り上げます。

結論

  • シリュウは死亡していません。2026年8月時点で健在です。
  • 現在は黒ひげ海賊団の二番船船長です。スケスケの実の能力者でもあります。
  • 「雨のシリュウ」の異名は、愛刀「雷雨」と、血の雨を降らせる戦い方に由来するとされます。インペルダウンの看守長だった頃から呼ばれていた通り名です。

シリュウのプロフィール

雨の降る暗い風景のイメージ
「雨のシリュウ」の異名は愛刀と戦い方に由来するとされます(画像はイメージです)
名前 シリュウ
異名 雨のシリュウ
元の役職 海底監獄インペルダウン 看守長
現在の所属 黒ひげ海賊団 二番船船長
悪魔の実 スケスケの実
武器 名刀「雷雨」
誕生日 6月11日
アニメの声優 菅生隆之
懸賞金 公表されていない
生死 2026年8月時点で生存

シリュウは看守長時代、署長のマゼランとともにインペルダウンの「二枚看板」と呼ばれていました。監獄内で最強クラスの実力者ふたりのうちの一方だったということです。

シリュウは死亡した? 現在の状況

結論から言うと、シリュウは作中で死亡していません。2026年8月時点で黒ひげ海賊団の二番船船長として活動を続けています。

直近で目立った場面は、海賊島ハチノスでの戦いです。第1087話では、スケスケの実で姿を消したシリュウがモンキー・D・ガープを刺しています。ガープはコビーを庇う形で攻撃を受け、その後クザンの攻撃も重なって倒れました。

このときガープの死亡を疑う読者が多く出ましたが、第1126話でガープが生きていることが判明しています。クザンは殺したつもりだったと語っており、ガープは黒ひげ側に捕らわれた状態で生存していることになります。

作中で重要な場面に必ず居合わせる

場面 シリュウの動き
インペルダウン編 LEVEL6の死刑囚として登場。マゼランに解放されたのち、監獄を裏切って黒ひげ側につく
頂上戦争 黒ひげ海賊団の一員として乱入し、白ひげへの総攻撃に加わる
ハチノスでの一件 アブサロムを斬り、スケスケの実の能力を奪う
ハチノスの戦い 透明化してガープを刺す

黒ひげ海賊団の中でも、シリュウは「決定的な一撃を担当する役」として描かれています。正面から名乗って戦うのではなく、姿を消して急所を突く。看守長という経歴からは意外なほど、暗殺者に近い立ち回りです。

「雨のシリュウ」という異名の由来

「雨のシリュウ」という通り名は、インペルダウンの看守長だった頃から知られていました。由来として挙げられているのは次の二点です。

内容
愛刀の名前 使用する名刀の名が「雷雨(らいう)」であること
戦い方 斬った相手の血で「血の雨を降らせる」ことから

看守でありながら、囚人を斬って血の雨を降らせる男として恐れられていた。この異名自体が、彼が守る側の人間ではなかったことを表しています。

シリュウの経歴:看守長から死刑囚、そして海賊へ

インペルダウンの二枚看板だった

インペルダウン編は単行本54巻の第525話から56巻の第549話にかけて描かれました。この監獄でシリュウは看守長を務めており、署長マゼランと並ぶ実力者とされていました。

囚人を虐殺し、死刑囚に落ちる

しかしシリュウは、気の向くままに囚人を斬り殺す行為を繰り返しました。その結果、看守長でありながら宣告猶予の死刑囚としてLEVEL6に幽閉されます。監獄を運営する側の人間が、その監獄の最下層に落とされたわけです。

マゼランに解放され、そのまま裏切る

黒ひげ海賊団がインペルダウンに侵入した際、事態の収拾のためにシリュウは一時的に解放されました。ところが彼は監獄を守るのではなく、黒ひげの誘いに乗って海賊側につきます。

この選択は、彼にとって寝返りというより自然な移動だったのかもしれません。もともと立場だけが看守だっただけで、やっていることは囚人と変わらなかったからです。

スケスケの実を手に入れた経緯

シリュウは当初、悪魔の実の能力者ではありませんでした。純粋な剣の腕でマゼランと並ぶとされていた人物です。

能力を得たのは、黒ひげ海賊団の縄張りである海賊島ハチノスでの出来事によります。スケスケの実の能力者だったアブサロムがハチノスに潜入したところを見つかり、命と能力を奪われました。この場面は単行本92巻の第925話「ブランク」から第926話「囚人採掘場」にかけて描かれています。

透明化と剣の相性

スケスケの実は自分と触れたものを透明にする能力です。もともと隠密の性質を持つこの実が、剣の達人であるシリュウの手に渡ったことで、姿の見えない斬撃という極めて厄介な組み合わせが生まれました。

ガープを刺した場面は、その怖さが最もはっきり出た例です。海軍の英雄が、どこから来たのかわからない一撃で崩れました。

史実では? 実在した監獄と、犯罪者側に回った看守

インペルダウンのような「脱獄不可能」を掲げた監獄は、現実にも存在しました。そして、内部の人間が囚人側に回るという事件も起きています。

実在した「脱獄不可能」の監獄

名称 場所 時期と概要
ディアブル島(悪魔島) フランス領ギアナ 1853年から流刑地として使用。1938年に受刑者移送中止の法令が成立し、1953年に永久閉鎖。ギアナの流刑地全体では8万人以上が送られ、多くが疫病で命を落とした
アルカトラズ島 アメリカ・サンフランシスコ湾 1861年に軍事刑務所として指定。のちに連邦刑務所となり1963年まで運用。冷たく速い潮流に囲まれ「ザ・ロック」と呼ばれた

ディアブル島には、冤罪事件で知られるアルフレド・ドレフュスが1895年から1899年まで収監されていました。アルカトラズにはアル・カポネやマシンガン・ケリーが送られています。いずれも「island prison」つまり海に囲まれた監獄であり、海底監獄インペルダウンの発想と重なります。

アルカトラズでは1962年に3人が脱走したとされる事件が起き、3人の生死は不明のままです。この事件の翌年に刑務所は閉鎖されました。「脱獄不可能」という看板は、たった一度の穴で崩れます。

看守が囚人の側に回った実例

看守の内通は、フィクション上の設定ではありません。2015年6月、アメリカ・ニューヨーク州のクリントン刑務所で、殺人罪で服役中の受刑者2名が脱獄する事件が起きました。この刑務所は170年間脱獄者を出していないとされていた施設です。

2人は独居房の鉄の壁を切断し、配管を通って刑務所の外のマンホールから脱出しました。工具を差し入れていたのは、施設で働く50歳の女性職員ジョイス・ミッチェルでした。彼女は受刑者と個人的な関係になったうえで犯行に及び、共犯者として逮捕され、懲役7年の判決を受けています。

要素 クリントン刑務所(2015年) インペルダウン(作中)
施設の評判 170年間脱獄者ゼロ 脱獄不可能の海底監獄
内通した人物 施設職員ジョイス・ミッチェル 看守長シリュウ
動機 受刑者との個人的な関係 黒ひげ側についたほうが自分に合っていたため
結果 脱獄は成立したが、のちに追跡され事件は終結。手引きした職員は懲役7年 大量脱獄が成立し、黒ひげ海賊団が戦力を得る

どれほど強固な施設でも、内側の人間が動けば穴が開く。この構図はインペルダウン編の展開そのものです。作中でルフィの侵入だけでは起きなかった大量脱獄が、シリュウの寝返りによって決定的になりました。

漫画と史実の違い

項目 『ONE PIECE』 実在の事例
監獄の立地 海底に築かれた6階層の巨大施設 島に築かれた監獄が実在。ディアブル島、アルカトラズなど
脱獄不可能という評判 インペルダウンは脱獄不可能とされていた アルカトラズも同様に喧伝されたが1962年に脱走事件が発生
看守の裏切り 看守長シリュウが黒ひげ側につく 2015年クリントン刑務所で施設職員が脱獄を手引き
裏切った人物の末路 海賊団の幹部として自由に活動 ジョイス・ミッチェルは逮捕され懲役7年
収監される人物 世界政府にとって危険な海賊が中心 ディアブル島には政治犯や冤罪の受刑者も送られた

なぜシリュウはこのように描かれたのか

黒ひげ海賊団は、他の海賊団と成り立ちが違います。多くが監獄の最下層から集められた囚人であり、忠誠心ではなく利害と欲望で結びついています。その中でシリュウだけが、囚人ではなく「囚人を管理していた側」の出身です。

この設定は、黒ひげ海賊団という集団の性格を一段深くしています。悪人を集めたのではなく、秩序の側にいた人間まで引き寄せた。看守長が海賊になったという一点で、世界政府側の正しさそのものが疑わしく見えてきます。

また、シリュウは自分から目立とうとしません。名乗りも演説もせず、姿を消して急所を突きます。派手な能力者が並ぶ黒ひげ海賊団の中で、彼だけが静かに機能する。この落差が「船長に次ぐNo.2」という評価に説得力を与えています。

今後どうなるかは断定できません。ただし、シリュウは黒ひげ海賊団の中でも最古参に近い立場であり、物語の終盤に向けて再び前に出てくる可能性は高いと考えられます。現時点では、原作での描写を待つほかありません。

シリュウに関するよくある質問

シリュウは死亡しましたか?

していません。2026年8月時点で生存しており、黒ひげ海賊団の二番船船長として活動しています。

「雨のシリュウ」の異名の由来は?

愛刀の名が「雷雨」であること、そして斬った相手の血で血の雨を降らせることに由来するとされます。インペルダウン看守長の時代から呼ばれていた通り名です。

シリュウは元々何をしていた人物ですか?

海底監獄インペルダウンの看守長です。署長マゼランと並んで監獄の二枚看板と呼ばれていました。

なぜ看守長なのに死刑囚だったのですか?

気の向くままに囚人を斬り殺す行為を繰り返したためです。宣告猶予の死刑囚としてLEVEL6に幽閉されていました。

シリュウはいつ黒ひげ海賊団に加わりましたか?

インペルダウン編です。監獄への侵入に対処するため一時解放されたところで、黒ひげ側につきました。インペルダウン編は単行本54巻の第525話から56巻の第549話にかけて描かれています。

シリュウの悪魔の実は何ですか?

スケスケの実です。もともとアブサロムが持っていた能力で、シリュウがアブサロムを斬って奪いました。

アブサロムはいつ殺されましたか?

海賊島ハチノスに潜入したところを黒ひげ海賊団に見つかり、シリュウに斬られました。単行本92巻の第925話から第926話にかけて描かれています。

シリュウの懸賞金はいくらですか?

公表されていません。黒ひげ海賊団の二番船船長という立場から高額と推測されていますが、作中で具体的な金額は明かされていません。

シリュウはガープを殺したのですか?

殺していません。第1087話でガープを刺しましたが、第1126話でガープの生存が判明しています。

看守が囚人に協力した事件は実際にありますか?

あります。2015年6月にアメリカ・ニューヨーク州のクリントン刑務所で起きた脱獄事件では、施設職員のジョイス・ミッチェルが工具を差し入れ、受刑者2名の脱獄を手引きしました。彼女は逮捕され懲役7年の判決を受けています。

まとめ

  • シリュウは2026年8月時点で死亡しておらず、黒ひげ海賊団の二番船船長として健在
  • 異名「雨のシリュウ」は愛刀「雷雨」と血の雨を降らせる戦い方に由来するとされる
  • 元インペルダウン看守長。囚人虐殺によりLEVEL6の死刑囚に落とされた
  • アブサロムを斬ってスケスケの実を奪い、透明化する剣士となった
  • 島の監獄も、看守の内通による脱獄も、史実に実例がある

脱獄不可能とされた監獄が破られるとき、外から来た誰かより、内側にいた誰かのほうが決定的な役割を果たす。シリュウという人物は、その現実をそのまま海賊漫画に落とし込んだ存在だと言えます。

続きは単行本で

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この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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