廉頗四天王一覧|介子坊・輪虎・玄峰・姜燕の4人と死亡した2人を解説【キングダム】
この記事には『キングダム』山陽の戦い(17巻から22巻)の結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。
『キングダム』の山陽の戦いで、飛信隊の前に立ちはだかったのが廉頗四天王です。趙の旧三大天・廉頗に長く仕えてきた四人の将で、当時の信たちには格上の相手でした。
この記事では、廉頗四天王の4人それぞれがどうなったのかを整理します。誰が死に、誰が生き残ったのかを巻数つきでまとめました。
結論
- 廉頗四天王は介子坊・輪虎・玄峰・姜燕の4人です。いずれも廉頗の配下でした。
- 死亡したのは輪虎と玄峰の2人です。輪虎は信に、玄峰は桓騎に討たれました。
- 介子坊と姜燕は生き残っています。廉頗とともに楚へ渡りました。
- 四天王は全員が作品オリジナルです。主君の廉頗のみ実在します。
廉頗四天王とは

| 主君 | 廉頗(れんぱ)。趙の旧三大天 |
|---|---|
| メンバー | 介子坊・輪虎・玄峰・姜燕の4人 |
| 登場 | 山陽の戦い(17巻から22巻) |
| 当時の立場 | 廉頗が魏に身を寄せていた時期 |
| 史実 | 四天王は作品オリジナル。廉頗のみ実在 |
山陽の戦いの時点で、廉頗は趙を離れて魏に身を寄せていました。四天王もそれに従っており、秦と戦ったのは魏の側としてです。
廉頗四天王の4人一覧
| 人物 | 特徴 | 結末 |
|---|---|---|
| 介子坊(かいしぼう) | 巨体の猛将。四天王の筆頭格 | 生存。廉頗とともに楚へ |
| 輪虎(りんこ) | 双剣の使い手。「廉頗の剣」と称される | 22巻・第232話で信に討たれる |
| 玄峰(げんぽう) | 軍師型。策で戦う | 桓騎に討たれる |
| 姜燕(きょうえん) | 弓の使い手 | 生存。廉頗とともに楚へ |
輪虎|信が討った将軍首
四天王のなかで最も物語に関わったのが輪虎です。
双剣を用いた高速の斬撃と、輪動という機動戦法を組み合わせて戦う人物で、「廉頗の剣」と称されていました。王騎に一太刀浴びせたことがあるとも語られます。
輪虎が討たれるのは単行本22巻・第232話です。山陽の戦いの終盤、信との一騎打ちに敗れました。
ただし信ひとりの力で押し切ったわけではありません。当時の信は臨時の千人将で、将軍格である輪虎とは実力差がありました。決着の場面では、副長格の楚水が魏将の疑陽を討ったことで輪虎の意識が一瞬それ、その隙を信が突いています。
この討ち取りによって信は将軍首という条件を満たし、正式に千人将へ昇格しました。飛信隊が本格的に部隊として動き出す起点が、この輪虎戦です。
玄峰|桓騎に討たれた軍師
玄峰は四天王のなかで軍師型の人物です。武で押すのではなく、策で戦場を組み立てるタイプでした。
その玄峰を討ったのが桓騎です。山陽の戦いで、桓騎の常識外れの手法の前に敗れました。
知略で戦う相手に、そもそも知略の枠組みが通じない相手をぶつける。桓騎という将軍の性格が、この戦いでも出ています。
介子坊|生き残った筆頭格
介子坊は巨体の猛将で、四天王の筆頭格にあたります。山陽の戦いを生き延び、廉頗とともに楚へ渡りました。
姜燕|弓の使い手
姜燕も生存しています。弓を得意とする将で、介子坊とともに廉頗に従い続けています。
山陽の戦いの結末
この戦いは、秦が山陽を奪取する形で終わりました。廉頗は敗北し、四天王のうち輪虎と玄峰を失っています。
| 陣営 | 結果 |
|---|---|
| 秦 | 山陽を奪取。信が千人将へ昇格 |
| 魏(廉頗軍) | 敗北。輪虎と玄峰を失う |
飛信隊にとっては、初めて「格上の将軍」を倒した戦いです。玉鳳隊の王賁とも競い合っており、若手三隊が並び立つ構図もここで固まりました。
廉頗とその後
敗れた廉頗は、その後も秦と戦い続けます。
最終的に廉頗は楚へ渡りました。生き残った介子坊と姜燕も同行しています。廉頗が趙にも魏にも戻れないまま楚に留まっている以上、この二人も同じ状況にあると考えられます。
史実の廉頗
廉頗は実在の人物です。『史記』には「廉頗藺相如列伝」という独立した伝が立てられており、その生涯がかなり詳しく残されています。
| 年代 | 出来事 |
|---|---|
| 紀元前283年ごろ | 趙の恵文王のもとで将軍となり、斉を大破する |
| 同時期 | 藺相如との対立ののち和解。「刎頸の交わり」の逸話 |
| 紀元前260年ごろ | 長平の戦いで持久策を取るが、謀略により趙括と交代させられる |
| 晩年 | 趙を離れ、魏を経て楚へ。楚の寿春で亡くなる |
作中で廉頗が魏にいるのも、最後に楚へ渡るのも、史実の経歴に沿った展開です。
山陽の戦いが飛信隊に与えたもの
この戦いは、飛信隊にとって最初の大きな転機でした。
| 変化 | 内容 |
|---|---|
| 階級 | 信が臨時の千人将から正式な千人将へ |
| 規模 | 百人隊の延長から、千人規模の部隊へ |
| 人員 | 楚水・渕らが加わり、統率の層ができる |
| 負傷 | 崇原がこの戦いで左眼を失う |
| 競争相手 | 玉鳳隊の王賁と本格的に並び立つ |
それまでの飛信隊は、王騎の特命を受けた特殊百人隊という位置づけでした。山陽を経て、正規の千人隊として扱われるようになります。
同時に、失うものも出てきました。崇原が眼帯姿になるのはこの戦いからです。部隊として認められることと、代償を払うことが同じ戦役で起きています。
四天王という設定の役割
『キングダム』には、こうした「複数人でひと括りにされる集団」が繰り返し登場します。
| 集団 | 所属 | 人数 |
|---|---|---|
| 六大将軍 | 秦 | 6人(旧・新) |
| 三大天 | 趙 | 3人(旧・新) |
| 廉頗四天王 | 廉頗の配下 | 4人 |
| 魏火龍七師 | 魏 | 7人 |
| 藺家十傑 | 趙 | 10人 |
| 中華十弓 | 各国 | 10人 |
いずれも史実には存在しない、作品独自の枠組みです。読者にとっては敵の強さを測る目盛りとして機能し、物語にとっては「何人倒したか」で進捗を示す装置になります。
廉頗四天王の場合、4人のうち2人が倒され2人が生き残るという配分になりました。全滅させないことで、廉頗という人物が楚へ渡る展開に説得力が生まれています。
史実では? 四天王に対応する記録はない
廉頗四天王は全員が作品オリジナルの人物です。介子坊・輪虎・玄峰・姜燕のいずれも、史料に記録はありません。「四天王」という括り自体も作中の設定です。
史実に名を残しているのは、軍を率いた将軍クラスまでです。その配下で部隊を動かした人物の名が記録されることは、ほとんどありませんでした。
| 項目 | 『キングダム』 | 史実 |
|---|---|---|
| 廉頗四天王 | 介子坊・輪虎・玄峰・姜燕 | 該当する記録はない |
| 廉頗 | 旧三大天。魏を経て楚へ | 実在。同様に趙を離れ楚で亡くなる |
| 山陽の戦い | 秦が山陽を奪取 | この名の戦いは記録に残っていない |
| 三大天 | 趙の最高位の将軍3人 | そのような制度は存在しない |
廉頗が魏にいた理由
四天王が秦と戦ったのは、魏の側としてです。趙の名将であるはずの廉頗が、なぜ魏にいたのでしょうか。
史実の廉頗は、長平の戦いで謀略によって将を退けられたあと、一度は復権します。しかし趙王が代替わりすると再び疎まれ、後任の将軍と対立して魏へ亡命しました。
魏でも重く用いられることはなく、趙から復帰の打診が来た際には、使者の前で大量の食事をとって健在ぶりを示したという逸話が残っています。しかし郭開に買収された使者が「衰えている」と報告したため、復帰は実現しませんでした。
李牧を讒言で殺したのと同じ郭開が、廉頗の復帰も潰していたことになります。趙という国が有能な将軍を自ら失い続けた構図が、ここにも表れています。
四天王の名前の読み方
四天王はいずれも読みが難しい名前です。検索時に間違えやすいため、整理しておきます。
| 表記 | 読み | よくある誤り |
|---|---|---|
| 介子坊 | かいしぼう | 「かいしぼ」と読まれることがある |
| 輪虎 | りんこ | 「リンコ」とカタカナで検索されやすい |
| 玄峰 | げんぽう | 「げんほう」と読まれることがある |
| 姜燕 | きょうえん | 羌瘣(きょうかい)と混同されやすい |
とくに輪虎は、カタカナ表記のキャラクターが存在すると誤解されることがあります。作中の表記はあくまで「輪虎」で、読みが「りんこ」です。
廉頗四天王に関するよくある質問
廉頗四天王は誰ですか?
介子坊・輪虎・玄峰・姜燕の4人です。いずれも趙の旧三大天・廉頗に仕えました。
四天王で死亡したのは誰ですか?
輪虎と玄峰の2人です。輪虎は信に、玄峰は桓騎に討たれました。
輪虎が死亡するのは何巻何話ですか?
単行本22巻・第232話です。山陽の戦いの終盤、信との一騎打ちに敗れました。
輪虎を倒したのは信ひとりですか?
違います。楚水が魏将の疑陽を討ったことで輪虎の意識が一瞬それ、その隙を信が突きました。当時の信と輪虎には実力差がありました。
介子坊と姜燕はどうなりましたか?
生き残っています。廉頗とともに楚へ渡りました。
玄峰はどんな人物ですか?
四天王のなかで軍師型の人物です。武で押すのではなく策で戦場を組み立てるタイプでしたが、桓騎に討たれました。
なぜ廉頗は魏にいたのですか?
趙を離れて身を寄せていたためです。史実の廉頗も同様に趙を離れ、魏を経て楚へ渡っています。
廉頗四天王は史実に実在しますか?
実在しません。4人とも作品オリジナルの人物で、「四天王」という括りも作中の設定です。
廉頗は実在しますか?
実在します。『史記』に「廉頗藺相如列伝」という独立した伝が立てられており、「刎頸の交わり」の逸話でも知られています。
山陽の戦いは何巻ですか?
単行本17巻から22巻にかけてです。秦が山陽を奪取し、信が正式に千人将へ昇格しました。
まとめ
- 廉頗四天王は介子坊・輪虎・玄峰・姜燕の4人
- 輪虎は22巻・第232話で信に、玄峰は桓騎に討たれた
- 介子坊と姜燕は生き残り、廉頗とともに楚へ渡った
- 輪虎討ちによって信は将軍首の条件を満たし、正式に千人将へ昇格した
- 四天王は全員が作品オリジナル。史実に記録はない
- 主君の廉頗は実在し、史実でも趙を離れて楚で亡くなっている
飛信隊が初めて格上の将軍を倒した相手が、この四天王でした。信が千人将になる条件を満たした場所であり、部隊として動き出す起点でもあります。倒された側の4人それぞれに結末が用意されているのも、この作品らしい部分です。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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