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ネタバレ注意
この記事には『キングダム』鄴攻略戦(46巻から59巻)の結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『キングダム』の去亥(きょがい)は、飛信隊が結成された時点から信とともに戦ってきた最古参の隊員です。派手な武功で目立つ人物ではありませんが、隊が大きくなるにつれて部隊を任される立場になっていきました。

この記事では、去亥が死亡するのは何巻何話なのか、どのような状況で討たれたのかを整理します。あわせて、飛信隊の古参が次々に失われていくことが、この作品でどういう意味を持っているのかも見ていきます。

結論

  • 去亥は死亡します。単行本57巻、第619話「李牧本陣」で描かれる場面です。
  • 討ったのは趙の龐煖(ほうけん)です。飛信隊が李牧本陣へ攻め込んだ際、先頭にいた去亥が一刀のもとに両断されました。
  • 朱海平原の戦い15日目の出来事です。鄴攻略戦の終盤にあたります。
  • 去亥は飛信隊の最古参のひとりです。結成時に伍長として組み込まれ、隊の拡大とともに部隊を率いる立場になりました。

去亥のプロフィール

夕暮れの平原に立つ人影のイメージ
朱海平原は鄴をめぐる決戦の舞台となりました(画像はイメージです)
名前 去亥(きょがい)
所属 秦国・飛信隊
立場 飛信隊の千人将。結成時からの最古参のひとり
同期 松左、田永、崇原、竜有ら
死亡 単行本57巻・第619話「李牧本陣」
討った相手 趙三大天・龐煖
戦い 鄴攻略戦・朱海平原の戦い15日目
史実のモデル 該当する記録なし

去亥は飛信隊が百人隊だったころからの隊員です。信が百人将になったときに伍長として組み込まれた面々のひとりで、松左や田永と同じ世代にあたります。

去亥の死亡は何巻何話?

去亥が討たれるのは単行本57巻、第619話「李牧本陣」です。サブタイトルのとおり、飛信隊がついに李牧の本陣へたどり着いた回になります。

朱海平原15日目

鄴攻略戦の決戦の舞台となった朱海平原では、秦軍と趙軍が半月にわたって激突しました。15日目、飛信隊は戦線を突破して李牧の本陣へ迫ります。

ここまで来れば李牧を討てる。そういう場面でした。ところが本陣の前に立ちはだかったのが龐煖です。

龐煖の一刀

龐煖が飛信隊の前に現れたとき、先頭にいたのが去亥でした。去亥は龐煖の一刀を受け、両断されます。

この場面が印象に残るのは、戦いらしい戦いにすらならなかったからです。長く生き延びてきた古参の隊員が、たどり着いた目的地の手前で、一撃で消えました。

そしてこの直後から、信と龐煖の一騎打ちが始まります。龐煖が討たれるのは単行本58巻・第627話「道の行方」です。去亥の死は、その決着へ向かう入口に置かれています。

飛信隊の古参が失われていくということ

飛信隊は主要な隊員の戦死が多い部隊です。結成初期からの面々が、戦いを重ねるごとに減っていきます。

人物 戦い 最期
尾到 馬陽の戦い 重傷のまま信を背負って戦場を離脱し、力尽きる。14巻・第148話
松左 朱海平原の戦い 若い隊員をかばって致命傷を負う。55巻・第595話
去亥 朱海平原の戦い 李牧本陣へ攻め込んだ際に龐煖に討たれる。57巻・第619話
那貴 宜安をめぐる戦い 桓騎のもとへ戻る道を選ぶ。69巻・第752話

松左と去亥は、飛信隊の初期からの同期です。同じ鄴攻略戦のなかで、数十話の間隔をおいて相次いで失われました。

この隊が強くなっていく過程は、そのまま古い名前が消えていく過程でもあります。飛信隊が数千人規模になっても、信の隣にいる顔ぶれは入れ替わり続けている。去亥の死は、その流れのなかでも特に大きな区切りになっています。

去亥はどんな人物だったか

去亥は突出した武功で語られる人物ではありません。信のように敵将を討ち取る役でも、羌瘣のように特別な武を持つ役でもありませんでした。

それでも隊が百人から千人、さらに大規模へと拡大していく過程で、部隊を任される立場まで上がっています。飛信隊という組織を実際に動かしていたのは、こうした古参たちでした。

目立たない人物の死を、物語の山場の直前に置く。作品がこの配置を選んでいることに、飛信隊という部隊の描かれ方が表れています。

史実では? 去亥に対応する記録はない

去亥は史実に実在しません。『史記』をはじめとする史料に、去亥に対応する人物の記録はありません。飛信隊という部隊そのものが作品独自の設定です。

一方で、この戦いが行われた鄴攻めは史実です。

項目 内容
時期 紀元前236年
秦側の将 王翦、桓齮、楊端和
結果 秦が鄴を含む趙の城を落とす
記録の範囲 参加した将軍と落とした城のみ。部隊内部の人物は記録されていない

史実が書き残すのは将軍の名前と戦いの結果だけです。その部隊にどんな兵がいて、誰がどこで死んだのかは、どこにも残っていません。去亥のような人物は、その空白に置かれています。

漫画と史実の違い

項目 『キングダム』 史実
去亥 飛信隊の千人将。結成時からの最古参 該当する記録はない
飛信隊 信が率いる部隊。数千人規模まで拡大する 部隊としての記録はない
龐煖 趙三大天。去亥を討ち、信に敗れる 実在するが、思想家として記録されている
朱海平原 鄴攻略戦の決戦の舞台 この地名の戦場は記録に残っていない
鄴攻め 王翦・桓騎・楊端和の三方面作戦 紀元前236年。同じ三将が参加

朱海平原15日目に何が起きていたか

去亥が討たれた15日目は、朱海平原の戦いが決着へ向かう局面でした。

この戦いで秦軍は、序盤に中央の麻鉱将軍を失っています。中央が崩れたことで両翼が孤立し、若い将たちが背負う比重が一気に増しました。飛信隊もそのなかで消耗を重ねています。

局面 内容
序盤 麻鉱が李牧の奇襲で討たれ、秦軍中央が崩れる。49巻・第531話
中盤 飛信隊が消耗を重ねる。松左が戦死。55巻・第595話
15日目 飛信隊が戦線を突破し、李牧本陣へ迫る
同日 龐煖が現れ、先頭の去亥が討たれる。57巻・第619話
決着 信と龐煖の一騎打ち。龐煖が敗れる。58巻・第627話

李牧本陣に届くというのは、この戦いにおける最大の好機でした。趙軍の指揮そのものを断てる位置まで来ていたからです。去亥が倒れたのは、その一歩手前でした。

飛信隊の階級と古参たち

飛信隊は百人隊として始まり、千人隊、さらに数千人規模へと拡大していきました。その過程で、結成時の隊員たちも立場を変えていきます。

去亥や松左は、信が百人将になったときに伍長として組み込まれた面々です。伍長は五人組の長にあたる最小単位の役職で、そこから什長、百人将、千人将へと段階が上がっていきます。

隊が大きくなるということは、指揮する層が必要になるということです。飛信隊が数千人規模の部隊として機能していたのは、初期からの隊員がその層を埋めていたからでした。名前の挙がる古参が減っていくたびに、隊の内側は入れ替わっていきます。

去亥の死が重いのは、武功の大きさではありません。飛信隊がここまで来るのに要した時間が、そこで途切れるからです。

アニメではまだ描かれていない

この場面は単行本57巻にあたります。

2026年8月の時点で、アニメはここまで進んでいません。第6シリーズが鄴攻略編の序盤から中盤までを描いた段階で、続きは続編で扱われることになります。

単行本 57巻
アニメ 2026年8月時点で未放送
放送済みの最新 第6シリーズ。原作46巻の第490話から朱海平原の戦いの中盤まで

続編の制作は決定していますが、放送時期は公表されていません。シリーズごとの原作範囲はアニメと原作の対応表にまとめています。

去亥に関するよくある質問

去亥が死亡するのは何巻何話ですか?

単行本57巻、第619話「李牧本陣」です。朱海平原の戦い15日目の出来事にあたります。

去亥を倒したのは誰ですか?

趙三大天の龐煖です。飛信隊が李牧本陣へ攻め込んだ際、先頭にいた去亥が一刀のもとに両断されました。

去亥の読み方は何ですか?

「きょがい」と読みます。

去亥は飛信隊のいつからのメンバーですか?

結成時からです。信が百人将になったときに伍長として組み込まれた面々のひとりで、松左や田永と同じ世代にあたります。

去亥と松左はどちらが先に死にましたか?

松左が先です。松左は55巻・第595話、去亥は57巻・第619話で、いずれも朱海平原の戦いのなかで失われています。

去亥が死んだあとどうなりましたか?

去亥を討った龐煖と信の一騎打ちが始まります。龐煖が討たれるのは単行本58巻・第627話「道の行方」です。

飛信隊で死亡した主要メンバーは誰ですか?

尾到(14巻・第148話)、松左(55巻・第595話)、去亥(57巻・第619話)、那貴(69巻・第752話)などです。

去亥は史実に実在しましたか?

実在しません。飛信隊という部隊そのものが作品独自の設定であり、去亥に対応する記録もありません。

朱海平原の戦いは何日間ですか?

作中では半月にわたる長期戦として描かれます。去亥が討たれたのは15日目です。

鄴攻略戦の結果はどうなりましたか?

秦軍の勝利で、鄴は陥落しました。この戦功により信・王賁・蒙恬の三人が将軍に昇格しています。

まとめ

  • 去亥の死は単行本57巻・第619話「李牧本陣」
  • 討ったのは趙三大天の龐煖。先頭にいた去亥が一刀で両断された
  • 朱海平原の戦い15日目、飛信隊が李牧本陣へ迫った場面での出来事
  • 去亥は飛信隊結成時からの最古参で、松左らと同じ世代
  • この直後から信と龐煖の一騎打ちが始まり、58巻・第627話で決着する

たどり着いた場所の手前で、一撃で消える。去亥の最期にはそれ以上の説明がありません。飛信隊が積み上げてきた時間の重さは、こういう場面にこそ出ています。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。