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ネタバレ注意
この記事には『呪術廻戦』最終話(単行本30巻・第271話)までの結末が含まれます。

東京都立呪術高等専門学校の専属医師、家入硝子(いえいり しょうこ)。五条悟・夏油傑の同級生であり、負傷した術師を反転術式で治し続けてきた人物です。

「呪術廻戦 しょうこ 死亡」で検索する人が多い一方、その答えをはっきり書いている記事は多くありません。この記事では硝子が最後まで生きているのかを最終話まで確認し、なぜ死亡説や内通者説が出たのかも整理します。あわせて、日本の律令制には医療の役所に呪術の専門官が実在したという史実まで調べました。

結論

  • 家入硝子は死亡しません。単行本30巻の第271話「これから」、つまり最終話まで生存しています。
  • 硝子は生得術式を持ちません。それでも反転術式を高度に扱い、他者を治療できる数少ない術師として描かれます。
  • 内通者説に本編の裏づけはありません。硝子が高専を裏切っていたと示す描写は最後まで出てきません。

家入硝子のプロフィール

夜の日本の路地裏と提灯のイメージ
『呪術廻戦』は現代の日本を舞台にした作品です(画像はイメージです)
名前 家入硝子(いえいり しょうこ)
年齢 28歳
誕生日 11月7日
所属 東京都立呪術高等専門学校 専属医師
生得術式 なし
使える技術 反転術式(他者への治療が可能)
同級生 五条悟、夏油傑
初登場 単行本2巻(第10話・第11話あたり)
生死 最終話(30巻第271話)まで生存

硝子は戦闘に出るキャラクターではありません。前線で戦った術師を運び込み、彼女が治す。この分担が作品の戦闘サイクルを支えています。酒好きで、学生時代はヘビースモーカーとして描かれる、飄々とした人物です。

家入硝子は死亡する? 最終話まで生存

結論として、家入硝子に死亡描写は最後まで出てきません。『呪術廻戦』は2024年9月30日掲載の第271話「これから」で完結し、単行本は全30巻。硝子はその最終巻まで登場します。

最終話周辺では、宿儺との決戦が終わったあとの後始末を担っています。羂索によって命を落とした伏黒津美紀への対応も行い、伏黒恵とともに墓参りをする場面が描かれました。墓地を去る際にタバコを捨てるという、静かな締めくくりが与えられています。

時期 硝子の描写
単行本2巻 初登場。高専の専属医師として負傷者を治療する
第78話 夏油傑に対し、なぜ非術師を殺したのかと問いかける
13巻第112話(渋谷事変) 首都高速3号渋谷線の渋谷料金所で待機し、負傷した術師を治療。猪野・伊地知の生還に寄与する
30巻第271話(最終話) 生存。伏黒恵と墓参りをする場面が描かれる

主要人物が次々に死んでいく作品のなかで、硝子は最初から最後まで同じ場所に立ち続けた数少ない一人です。

なぜ死亡説や内通者説が出たのか

硝子について検索すると、「死亡」「裏切り者」「内通者」といった語が並びます。これらはいずれも読者側の考察であり、本編の描写に根拠があるものではありません。

死亡説が出た理由

ひとつは作品の性質です。『呪術廻戦』は主要人物が容赦なく退場する作品であり、渋谷事変以降は「次は誰か」という前提で読まれるようになりました。治療役という代えの利かない立場は、失われたときの衝撃が大きいポジションでもあります。

もうひとつは、硝子が戦闘に出ないため安否の描写が薄くなりがちだったことです。数話にわたって登場しない期間があると、死亡を疑う声が出やすくなります。

内通者説が出た理由

渋谷事変では、高専側の動きが敵に筒抜けになっていたと読める場面がありました。ここから「内通者がいるのではないか」という考察が広がり、五条に近く情報に触れやすい硝子の名前も挙がりました。

ただし硝子が内通者だったと示す描写は、最終話まで一度も出てきません。公式に明言されていない以上、これは未確定の推測として扱うのが正確です。

反転術式でできることと、できないこと

硝子の価値は、反転術式を「他人に」使えるところにあります。

反転術式は、負の呪力どうしを掛け合わせて正のエネルギーを生み、傷を治す技術です。扱えること自体が難しく、使える術師は限られます。そのうえで、生み出した正のエネルギーを他者へ向けられる術師はさらに少数です。五条悟のような最上位の術師でも、反転術式は自分自身の治癒に用いる描写が中心でした。

硝子は生得術式を持ちません。そのため領域展開の描写もなく、戦闘には出ません。しかし他者を治せるという一点で、呪術界にとって代替の利かない存在になっています。

一方で万能ではありません。反転術式で死者が蘇った例は作中になく、失われた命を取り戻す手段としては描かれていません。硝子の仕事は、あくまで「まだ生きている者」を戦線に戻すことです。

史実では? 医療の役所に呪術師がいた「呪禁師」

ここからは差別化のパートです。医療機関に呪術の専門官が所属するという設定は、日本の歴史に実在しました。

701年の大宝律令によって整えられた律令制では、宮内省の下に「典薬寮(てんやくりょう)」という医療の役所が置かれました。そしてこの典薬寮に、医師・針師・按摩師と並んで置かれていたのが「呪禁師(じゅごんし)」です。

職名 定員 役割
呪禁師 2名 呪術によって病の原因となる邪気を祓う治療を行う
呪禁博士 1名 呪禁生の育成にあたる指導者
呪禁生 6名 呪禁を学ぶ学生

呪禁は道教に由来する技術で、呪符・剣・杖などを用いて邪気や獣害を抑え、身体を強くして害を防ぐものとされました。病気の治療や安産のために欠かせないものと考えられ、国家の医療体制に正式に組み込まれていたのです。

呪禁師の制度はなぜ消えたのか

ところがこの制度は長続きしませんでした。8世紀末頃には事実上廃止され、9世紀には呪禁師という制度自体が消滅します。

理由 内容
厭魅蠱毒事件の続発 呪術で人を害する事件が相次ぎ、呪禁そのものが危険視されるようになった
陰陽道の台頭 同じく道教由来の呪術を含む陰陽道が力を持ち、役割が移っていった

治療のための呪術が、人を殺すための呪術と地続きだった。だから国家はこれを手放した。呪いを祓う技術と呪う技術が同じ根を持つという構図は、『呪術廻戦』が繰り返し描いてきたものとまったく同じです。

なお典薬寮という役所そのものは長く残り、1869年の官制改革で廃止されました。

漫画と史実の違い

項目 『呪術廻戦』 史実(律令制)
立場 呪術高専の専属医師である家入硝子 典薬寮に属する呪禁師
人数 他者を反転術式で治療できる術師はごく少数 呪禁師の定員は2名
手段 反転術式(負の呪力を掛け合わせて正に転じる) 呪符・剣・杖などを用いた呪禁
育成 呪術高専が術師を育てる 呪禁博士1名が呪禁生6名を育てる
制度の行方 作中では最後まで機能し続ける 8世紀末に事実上廃止、9世紀に制度が消滅
廃止の理由 該当なし 厭魅蠱毒事件の続発と陰陽道の台頭

なぜ硝子は最後まで生き残ったのか

『呪術廻戦』は、強い術師ほど早く物語から退場していく作品でした。五条悟も夏油傑も、頂点に立った者から順に消えていきます。

その中で硝子は、生得術式を持たず、領域も展開せず、前線にも出ません。強さの序列で言えば上位ではない人物が、最初から最後まで同じ場所に立ち続けました。学生時代の同級生3人のうち、最終話まで残ったのは彼女だけです。

治す側は、勝敗の外側にいます。誰が勝っても負けても、運ばれてきた者を治すという仕事は変わりません。硝子が生き残ったことは、この作品が戦いの物語であると同時に、戦いのあとを引き受ける人の物語でもあったことを示しています。最終話で墓地に立っていたのが彼女だったのは、その役割の締めくくりとして噛み合っています。

家入硝子に関するよくある質問

家入硝子は死亡しますか?

死亡しません。単行本30巻の第271話「これから」、つまり最終話まで生存しています。本編に死亡描写はありません。

家入硝子の読み方は?

「いえいり しょうこ」です。検索では「呪術廻戦 しょうこ」と平仮名で調べられることが多い人物です。

家入硝子の年齢は?

28歳です。誕生日は11月7日で、五条悟・夏油傑とは高専時代の同級生にあたります。

家入硝子の術式は何ですか?

生得術式は持っていません。ただし反転術式を高度に扱うことができ、他者を治療できる数少ない術師として描かれます。

家入硝子は領域展開できますか?

作中に領域展開の描写はありません。生得術式を持たないうえ、戦闘に出るキャラクターとして描かれていないためです。

反転術式で他人を治せる術師は珍しいのですか?

珍しいとされています。反転術式を扱えること自体が限られたうえで、生み出した正のエネルギーを他者へ向けられる術師はさらに少数です。

家入硝子は内通者だったのですか?

内通者だったと示す描写は本編にありません。渋谷事変で情報が漏れていたことから読者の考察として広まったもので、公式に明言されたものではありません。

家入硝子の初登場はいつですか?

単行本2巻の第10話・第11話あたりです。高専の専属医師として、負傷した術師を治療する場面で登場します。

家入硝子は渋谷事変で何をしていましたか?

13巻第112話で、首都高速3号渋谷線の渋谷料金所に待機し、運ばれてくる術師を治療していました。猪野・伊地知の生還に関わっています。

最終話で家入硝子はどうなりましたか?

生存しています。羂索によって命を落とした伏黒津美紀への対応を行い、伏黒恵とともに墓参りをする場面が描かれました。

まとめ

  • 家入硝子は死亡せず、単行本30巻の第271話「これから」まで生存する
  • 生得術式は持たないが、反転術式で他者を治療できる数少ない術師
  • 内通者説・裏切り者説に本編の裏づけはなく、読者の考察にとどまる
  • 律令制の典薬寮には「呪禁師」という呪術による治療官が定員2名で実在した
  • 呪禁師の制度は厭魅蠱毒事件の続発と陰陽道の台頭により、9世紀に消滅している

治す側の人間が、強さの序列とは無関係に最後まで残る。史実の呪禁師が医療の役所に置かれ、やがて危険視されて消えていった経緯まで並べると、家入硝子という配置の意味がより立体的に見えてきます。

続きは単行本で

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この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。