【ONE PIECE】ハートの海賊団メンバー一覧!全21人中9人が判明、ローは1117話で生存確認・ポーラータング号は撃沈
この記事には『ONE PIECE』本編の展開に関するネタバレが含まれます。連載の進行状況は2026年8月時点のものです。
『ONE PIECE』でトラファルガー・ローが率いるハートの海賊団は、潜水艦に乗り、白いつなぎを着て、船長が医者という、他に例のない海賊団です。ミンク族のベポをはじめ、素顔を見せない船員が多いことでも知られています。
この記事では、名前が判明しているメンバーを一人ずつ整理し、それぞれが何をしてきたのかをまとめます。あわせて、黒ひげ海賊団との戦いのあと彼らがどうなったのか、船長のローは生きているのかを確認します。さらに、実在の海賊船がどんな役割分担で動いていたのか、船医という職がどれほど特別だったのかも史料から見ていきます。
結論
- 名前が判明しているメンバーは9人です。ロー、ベポ、シャチ、ペンギン、ジャンバール、イッカク、ウニ、クリオネ、ハクガン。船員は総勢21人とされています。
- ローは死亡していません。ウィナー島で黒ひげに敗れましたが、第1117話でベポが登場し、二人が逃げ延びたことが示されました。
- 船のポーラータング号は撃沈されました。潜水艦という珍しい海賊船で、船内には医療設備が整えられていました。
ハートの海賊団の基本情報

| 船長 | トラファルガー・ロー |
|---|---|
| 船 | ポーラータング号(潜水艦) |
| 船員数 | 21人とされる |
| 出身 | 北の海の出身者が中心 |
| 特徴 | 白いつなぎの服。船長が医者であり船内に医療設備がある |
| 結成 | ロー、ベポ、シャチ、ペンギンの4人から始まった |
| 船長の異名 | 死の外科医 |
| 船長の懸賞金 | 30億ベリー |
ハートの海賊団が他の海賊団と決定的に違うのは、船長が医術の使い手だという点です。船内には医療器具と処置室が備えられており、海賊船というより医療設備を積んだ潜水艇に近い構造をしています。この特徴は、後述する実在の海賊船における船医の位置づけとも重なってきます。
ハートの海賊団メンバー一覧
| 名前 | 役割 | 出身・特徴 |
|---|---|---|
| トラファルガー・ロー | 船長。船医も兼ねる | 北の海フレバンス出身。オペオペの実の能力者 |
| ベポ | 航海士 | ミンク族のホッキョクグマ。身長240センチ |
| シャチ | 船員 | 北の海スワロー島出身。創設メンバー |
| ペンギン | 船員 | 北の海スワロー島出身。創設メンバー |
| ジャンバール | 船員 | 元は名のある海賊団の船長。巨体 |
| イッカク | 船員 | 唯一の女性船員。バンダナが目印 |
| ウニ | 船員 | 詳細は多く明かされていない |
| クリオネ | 船員 | 詳細は多く明かされていない |
| ハクガン | 操舵手 | 笑顔の仮面をつけ、斧を扱う |
ハートの海賊団メンバーを一人ずつ解説
トラファルガー・ロー(船長)
ハートの海賊団の船長であり、「死の外科医」の異名を持つ人物です。北の海のフレバンスという国の出身で、そこは白い鉛によって国ごと滅ぼされました。ローが医術に強く執着するのは、この生い立ちと切り離せません。
能力はオペオペの実。空間を切り取り、その中で物や人を自在に入れ替え、切断しても死なせないという特異な力です。この能力はすでに覚醒しています。ワノ国の戦いを経て懸賞金は30億ベリーに達しました。
そしてローは「D」の名を持つ一族です。本人はこの名を隠して生きてきました。物語の核心に直結する立場にいる船長だといえます。
ベポ(航海士)
白いホッキョクグマの姿をしたミンク族で、ハートの海賊団の航海士です。身長は240センチ。見た目は熊そのものですが、二足歩行で言葉を話し、船の進路を任されています。
戦闘では熊の怪力とカンフーを組み合わせて戦います。ゾウのモコモ公国の出身であり、ミンク族が満月を見たときに変身する月の獅子、いわゆるスーロンの力も持っています。
性格は極端に気弱で、すぐに謝ります。しかしローに対する忠誠心は誰よりも強く、それが後述するウィナー島での行動につながりました。
シャチ
ハートの海賊団の創設メンバーの一人です。北の海のスワロー島の出身で、ペンギンとは幼なじみにあたります。キャスケット帽とサングラスをつけており、素顔は明かされていません。
ローとの出会いは穏やかなものではありませんでした。彼とペンギンはベポをいじめていた側で、通りかかったローに喧嘩を売って追い返されています。そのあとローが二人の怪我を治療したことをきっかけに一緒に暮らすようになり、そのままハートの海賊団の結成に加わりました。
ペンギン
シャチと同じくスワロー島出身の創設メンバーです。「PENGUIN」と書かれた帽子を目深にかぶっており、こちらも素顔は公開されていません。
シャチとペンギンは常に行動をともにし、船の実務を回す中核として描かれています。ローが最も長く一緒にいる二人であり、ベポを含めた4人がハートの海賊団の原点です。
ジャンバール
巨体の船員で、ハートの海賊団に入る前は自らも名の知れた海賊団の船長でした。しかし天竜人ロズワード聖の奴隷にされ、そこからローに救い出された過去を持ちます。
その経緯もあって、ジャンバールのローに対する忠誠は徹底しています。戦闘では自らローの盾となる動きを見せてきました。元船長という経歴を持ちながら、いまは一船員として仕えている人物です。
イッカク
ハートの海賊団で唯一の女性船員です。バンダナを巻き、そこから癖のある髪が左右に垂れているのが外見の特徴になります。誕生日は12月7日です。
麦わらの一味との海賊同盟には、当初ウニやクリオネとともに反対の立場を取っていました。船長の判断であっても、危険だと思えば意見するという姿勢が見える人物です。ゾウ編ではジャックの襲撃に対して応戦しています。
ウニ
ハートの海賊団の船員の一人です。イッカク、クリオネとともに麦わらの一味との同盟に反対したメンバーとして描かれました。
個別の能力や過去についての描写は多くありません。ただし、船長の決定に対して率直に異を唱える場面が与えられている点は、この海賊団の空気を示しています。
クリオネ
こちらも同盟に反対した船員の一人です。ウニと同じく詳細な設定は多くが未公開のままになっています。
名前がクリオネという寒流の生き物から取られている点は、北の海出身者が中心というハートの海賊団の構成と符合します。ベポがホッキョクグマ、イッカクが北極海のクジラの名であることも同じ流れです。
ハクガン(操舵手)
ハートの海賊団の操舵手です。笑顔をかたどった仮面をつけており、武器として斧を扱います。名前の白鳥も、やはり北方の生き物から取られています。
航海士のベポが進路を決め、操舵手のハクガンが実際に舵を握る。潜水艦という特殊な船を動かすうえで、この二人の分担は欠かせないものです。
ポーラータング号とはどんな船か
ハートの海賊団の船、ポーラータング号は潜水艦です。『ONE PIECE』の世界において、海賊船が潜水艇であるという例はきわめて珍しいものでした。
船内には医療器具と処置室が用意されています。船長であるローが医術を使えるようにするための設計であり、船そのものが彼の能力の延長になっているといえます。海中を進めるという性質は、追跡を振り切る場面や、海底を通って移動する場面で何度も効いてきました。
ただしこの船は、ウィナー島での黒ひげ海賊団との戦いで撃沈されています。ハートの海賊団は、拠点というべき船を失った状態にあります。
ローとハートの海賊団は現在どうなっている?
ハートの海賊団は、新世界のウィナー島で黒ひげ海賊団と衝突しました。この戦いはローと黒ひげの一騎打ちに発展します。
ローはオペオペの実の覚醒を使って応戦しましたが、能力を無効化するヤミヤミの実と、破壊力に優れるグラグラの実を併せ持つ黒ひげには届きませんでした。戦いの経過は第1063話から第1064話にかけて描かれ、決着がついていたことが判明したのは第1081話、単行本では107巻にあたります。
| 出来事 | 掲載話 | 結果 |
|---|---|---|
| ウィナー島での交戦開始 | 第1063話から第1064話 | ローと黒ひげが激突 |
| 敗北の判明 | 第1081話(107巻) | ローの敗北とポーラータング号の撃沈が明かされる |
| 脱出の確認 | 第1117話 | ベポが登場し、ローとともに逃げ延びていたことが示される |
ここで動いたのがベポでした。ワノ国でチョッパーから受け取っていた薬を使い、満月がなくてもスーロン化を発動させます。月の獅子となったベポは短時間だけ暴れ回り、その隙に瀕死のローを抱えて海へ逃げました。
そして第1117話、ベガパンクが世界へ向けて「D」について語る場面で、ベポが「キャプテン」と口にする姿が描かれます。これによって、ローとベポが無事に逃げ切っていたことが読者に伝わりました。作中でローの死亡が描かれた場面は一度もありません。
一方で、シャチやペンギンをはじめとする他の船員がその後どうなったのかは、2026年8月時点でも明確には描かれていません。船を失い、船長が重傷を負ったところまでは分かっていますが、クルー全員の安否は続きを待つ段階にあります。
史実では? 実在の海賊船と船医という職業
ハートの海賊団の構成は、実在した海賊船の役割分担と重ねて読むと見え方が変わります。18世紀前後の海賊船には、驚くほど整った規則と分業がありました。
海賊の掟と戦利品の分配
実在の海賊たちは「海賊の掟」と呼ばれる成文の規約を持っていました。戦利品は役割に応じて配分され、その比率まで文書で定められていたのです。
| 海賊団 | 分配の取り決め |
|---|---|
| バーソロミュー・ロバーツ | 船長とクォーターマスターが2人分、航海長・甲板長・掌砲長が1.5人分、上級船員が1.25人分 |
| ジョン・フィリップス | 船長が1.5人分、航海長・船大工・甲板長・掌砲長が1.25人分 |
| エドワード・ロー | 船長が2人分、クォーターマスターが1.5人分、船医・航海士・掌砲長・甲板長が1.25人分 |
注目したいのはエドワード・ローの規約です。ここでは船医が航海士や掌砲長と同格に扱われています。海賊船において医者は、戦闘要員と同じかそれ以上に重要な人材だったということです。
負傷への補償制度
海賊の掟には、負傷したときの補償も具体的に書かれていました。バーソロミュー・ロバーツの掟では、職務中に手足を失うなど活動に支障が出る負傷をした場合、共有の蓄えから800ドルが支払われると定められています。それに満たない負傷でも、程度に応じて支払われました。
バッカニアと呼ばれた集団の規約はさらに細かく、右腕を失えば銀貨600枚または奴隷6人、左腕なら銀貨500枚または奴隷5人といった形で明記されていたと伝えられます。船医とその薬箱にも報酬が規定され、通常は銀貨250枚だったとされています。
船医と船大工は「逃がしてもらえなかった」
ここに、海賊船の現実がよく表れた記録があります。船医や船大工のような専門技能を持つ者は、捕らえた船から連れてこられると、無理やり掟に署名させられることが多かったのです。署名しなかったとしても、解放されることはめったにありませんでした。
つまり実在の海賊船において、船医は志願して乗る職ではなく、確保しなければならない資源でした。海の上では医者を呼ぶことができず、傷を負えばそのまま死ぬしかない。だからこそ、医者は逃がさなかったのです。
ハートの海賊団を見ると、この構図がそのまま逆転していることが分かります。医者は船員ではなく船長であり、医療設備は船の中心に据えられています。誰かをさらってきて医者にするのではなく、医者が海賊団を作った。ローという人物の異質さは、ここに集約されています。
船長は選挙で決まった
もう一点、実在の海賊船で特徴的なのは意思決定の仕組みです。バーソロミュー・ロバーツの船では、船員全員が発議権と投票権を持ち、多数決で方針を決めていました。海賊船は独裁ではなく、合議によって動く組織だったのです。
イッカクやウニ、クリオネが麦わらの一味との同盟に堂々と反対したのは、この点でむしろ海賊らしい振る舞いだといえます。船長の決定に船員が異を唱える光景は、実際の海賊船でも普通に見られたものでした。
漫画と史実の違い
| 項目 | ハートの海賊団 | 実在の海賊船 |
|---|---|---|
| 船医の立場 | 船長ローが兼任し、船の中心にいる | 捕虜として確保されることが多く、離脱を許されなかった |
| 船医の報酬 | 作中に規定の描写はない | 掟で明文化。エドワード・ローの規約では1.25人分 |
| 船 | 潜水艦のポーラータング号 | 帆船。潜水して航行する海賊船は存在しない |
| 意思決定 | 船員が船長に反対意見を述べる場面がある | 投票による多数決が一般的だった |
| 負傷者への対応 | ローの能力で治療できる | 金銭補償で対応。切断手術が主な治療手段 |
| 船員の構成 | 21人。北の海出身者が中心 | 数十人から百人を超える例まで幅がある |
なぜハートの海賊団はこのように描かれたのか
ハートの海賊団の設定は、いずれもローという人物の内側から出てきたものです。船が潜水艦なのは追われる立場だから、医療設備が整っているのは彼が医者だから、船員が白いつなぎを着ているのは手術着を思わせるからです。
そして、この海賊団はローが復讐のために作った組織でもありました。故郷を失い、命を救われ、その代償を背負って生きる人物のもとに、行き場のない者たちが集まっています。奴隷にされていたジャンバール、いじめられていたベポ、そのベポをいじめていたシャチとペンギン。全員が、どこかで一度こぼれ落ちた側の人間です。
ウィナー島でベポが取った行動は、この海賊団の性格をそのまま示していました。勝てないと分かった時点で、彼は船長を担いで逃げることを選んでいます。海賊の掟が負傷者への補償を細かく定めていたように、仲間をどう扱うかという一点に、その集団の本質は表れるものです。
ハートの海賊団に関するよくある質問
ハートの海賊団のメンバーは何人ですか?
船員は21人とされています。名前が判明しているのは、ロー、ベポ、シャチ、ペンギン、ジャンバール、イッカク、ウニ、クリオネ、ハクガンの9人です。
トラファルガー・ローは死亡しましたか?
死亡していません。ウィナー島で黒ひげに敗れましたが、第1117話でベポが登場し、二人が逃げ延びていたことが示されました。作中でローの死亡が描かれた場面はありません。
ハートの海賊団の船の名前は何ですか?
ポーラータング号です。潜水艦であり、船内には医療器具と処置室が備えられています。ウィナー島の戦いで黒ひげ海賊団に撃沈されました。
ベポは何者ですか?
ゾウのモコモ公国出身のミンク族で、ホッキョクグマの姿をしています。ハートの海賊団の航海士で、身長は240センチ。月の獅子と呼ばれるスーロン化の力を持ちます。
シャチとペンギンはどうやって仲間になりましたか?
二人はスワロー島でベポをいじめていた側でした。通りかかったローに喧嘩を売って追い返され、その後ローに怪我を治療されたことをきっかけに行動をともにするようになります。
ジャンバールの過去は何ですか?
もとは名のある海賊団の船長でしたが、天竜人ロズワード聖の奴隷にされていました。ローに救い出され、ハートの海賊団に加わっています。
ハートの海賊団に女性はいますか?
イッカクが唯一の女性船員です。バンダナが目印で、誕生日は12月7日。麦わらの一味との同盟には当初反対していました。
ローが黒ひげに負けたのは何話ですか?
戦いは第1063話から第1064話にかけて描かれ、敗北していたことが判明したのは第1081話です。単行本では107巻にあたります。
シャチやペンギンは生きていますか?
2026年8月時点で明確な描写はありません。ウィナー島での敗北とポーラータング号の撃沈までは判明していますが、ローとベポ以外の船員の安否は描かれていません。
実在の海賊船にも船医はいましたか?
いました。海賊の掟では船医の取り分が明記されており、エドワード・ローの規約では航海士や掌砲長と同じ1.25人分でした。ただし多くは捕らえた船から連れてこられた者で、解放されることはめったにありませんでした。
まとめ
- ハートの海賊団は船員21人。名前が判明しているのはロー、ベポ、シャチ、ペンギン、ジャンバール、イッカク、ウニ、クリオネ、ハクガンの9人
- 船のポーラータング号は潜水艦で、船内に医療設備を備えるが、ウィナー島で撃沈された
- ローは第1081話で黒ひげへの敗北が判明したが、第1117話でベポとともに逃げ延びていたことが示され、死亡していない
- 実在の海賊船では船医の取り分が掟に明記されるほど重要視され、専門技能者は離脱を許されなかった
- 海賊船は投票による合議で動く組織であり、船員が船長に反対するのは自然な光景だった
医者を確保するために縛りつけていたのが実在の海賊なら、医者自身が旗を掲げたのがハートの海賊団です。船を失い、散り散りになった彼らがどう再結集するのか。その答えは、まだ描かれていません。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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