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ネタバレ注意
この記事には『ONE PIECE』ホールケーキアイランド編からワノ国編(単行本82巻〜101巻前後)の展開が含まれます。連載の進行状況は2026年8月時点のものです。

『ONE PIECE』でビッグ・マムの乗り物として登場した雷雲のホーミーズ、ゼウス。ふてぶてしい顔で雷を落とす敵キャラだったはずが、いつのまにかナミの相棒になっていた、という珍しい経歴の持ち主です。

この記事では、ゼウスがビッグ・マムの手下からナミの武器へと立場を変えていった経緯を、巻数と話数を追って整理します。あわせて「ゼウス 死亡」という検索が多い理由と、その結末がどうなったのかを正確にまとめました。名前の由来であるギリシャ神話のゼウスについても調べています。

結論

  • ゼウスは一度食べられますが、消滅していません。単行本100巻・第1014話でヘラに食べられますが、直前に魂がナミのクリマ・タクトへ逃げ込んでいました。
  • 生存が判明するのは100巻・第1015話「縁」です。ナミの武器の中にゼウスの魂が宿っていたことが明かされます。
  • ナミも死亡していません。2026年8月時点の連載でナミは健在で、ゼウスは今もナミの相棒として同行しています。

ゼウスのプロフィール

夕暮れの海に浮かぶ帆船のイメージ
ホールケーキアイランドからワノ国へ、ゼウスの立場は航海のあいだに大きく変わりました(画像はイメージです)
名前 ゼウス
正体 ビッグ・マムが自分の魂を直接分け与えた特別なホーミーズ。雷雲
初登場 単行本82巻・第827話「〝トットランド〟」
元の所属 ビッグ・マム海賊団
現在の所属 ナミのクリマ・タクトに宿るホーミーズ
能力 雷雲を発生させ、雷を落とす。ビッグ・マムを乗せて飛ぶ
弱点 極端な食い意地。雷雲を目の前に出されると我慢がきかない
誕生日 6月26日(雷記念日にちなむ)
名前の由来 ギリシャ神話の主神ゼウス(実在の信仰対象)

ゼウスはビッグ・マムのソルソルの実によって生み出されたホーミーズのなかでも、特に格の高い存在です。マム本人の魂を直接分け与えられているため、当初はマム以外の者を乗せることができませんでした。太陽のホーミーズ・プロメテウス、帽子のホーミーズ・ナポレオンと並ぶ側近格として描かれています。

ただしゼウスには最初から大きな弱点がありました。雷雲に対する食い意地です。この一点が、のちに立場をひっくり返す入口になります。

ゼウスがナミの手下になったのは何巻何話?

ゼウスがナミの側についた最初の転機は、単行本89巻・第890話「船の上のビッグ・マム」です。

ホールケーキアイランド編でナミはゼウスの雷に苦しめられますが、そこで気づいたのが食い意地でした。ナミはクリマ・タクトで作った雷雲をゼウスに差し出し、食べさせることでゼウスを手なずけます。以後、ゼウスはナミの「しもべ」として雷撃を放つ立場になりました。

ホーミーズが敵から味方に変わる異例の展開

段階 内容
82巻 第827話 ゼウスが初登場。ビッグ・マムの乗り物として描かれる
ホールケーキアイランド編 ナミたちを雷で追い詰める敵として立ちはだかる
89巻 第890話 ナミが雷雲を食べさせてゼウスを懐柔。しもべになる
ホールケーキアイランド編終盤 ゼウスの雷がビッグ・マム本人に叩き込まれる

自分が生み出した魂の分身に攻撃されるという構図は、ビッグ・マムにとって屈辱的なものでした。この出来事が、のちにワノ国編でゼウスが切り捨てられる直接の理由になります。

ゼウスは死亡した?ヘラに食べられた話数

「ゼウス 死亡」という検索が多いのは、ワノ国編でゼウスが実際に一度食べられているからです。

まず単行本100巻・第1011話「あんこの仁義」で、ビッグ・マムが新しい雷雲のホーミーズ「ヘラ」を生み出していたことが明かされます。ナミに寝返ったゼウスを見限り、その後釜として作られたホーミーズです。

そして100巻・第1014話「人生の大根役者」で、ヘラがゼウスに噛みつき、そのまま食べてしまいます。ホーミーズは食べられれば魂ごと取り込まれるため、この時点では多くの読者がゼウスの消滅を覚悟しました。

生存が判明するのは100巻・第1015話

結論から言えば、ゼウスは消滅していません

ヘラに噛まれた拍子に、ゼウスの魂はナミが差し出していたクリマ・タクトの中へ押し込まれていました。そのことが判明するのが単行本100巻・第1015話「縁(くさり)」です。

巻・話 出来事
100巻 第1011話 ビッグ・マムが新しい雷雲ホーミーズ「ヘラ」を生み出していたことが判明
100巻 第1014話 ヘラがゼウスを食べる。ゼウス消滅かと思われる
100巻 第1015話 ゼウスの魂がナミのクリマ・タクトに宿っていたことが明かされる
101巻 第1018話前後 ゼウスが「もう一度しもべにして」と願うが、ナミは相棒として扱う

つまり「ゼウス死亡」は結果として誤りですが、作中の描写としては一度死んだように見せる演出が確かに存在します。検索が集中するのはそのためです。

ナミとゼウスの関係はどう変わったのか

クリマ・タクトに宿ったゼウスは、ナミの武器そのものと一体化しました。これによってできるようになったことがあります。

変化 内容
武器の変形 クリマ・タクトがゼウスの意志で形を変える。棍棒状にもなる
雲の操作 クリマ・タクトから出した雲をゼウスを介して自在に動かせる
雷撃 ゼウス本来の雷を、ナミの指示でそのまま撃ち出せる
立場 しもべではなく相棒。ビッグ・マム海賊団からは完全に離脱

復活後のゼウスはナミに「もう一度しもべにしてくれる?」と尋ねますが、ナミはこれを退けます。使う側と使われる側という関係ではなく、対等な相棒として扱う姿勢が示されました。

気象を操るという設定を持つナミにとって、雷雲そのものであるゼウスは相性が良すぎるパートナーです。道具の性能が上がったというより、道具に意志が加わったことで戦い方の幅が変わったと言えます。

ナミは死亡する?

ナミ自身については、2026年8月時点の連載で死亡していません。麦わらの一味の航海士として健在であり、ゼウスも同行し続けています。「ナミ ゼウス」という検索の多くは、この2人の関係が今どうなっているかを確かめたい層によるものと考えられます。

史実では? ゼウスという名前が持つ意味

ここからが差別化パートです。ゼウスという名前は、実在の古代ギリシャ世界で最も広く信仰された神から取られています。

ギリシャ神話のゼウスと雷霆

ギリシャ神話のゼウスは天空を支配する主神で、神々と人間の父とされます。その主な武器が雷霆(ケラウノス)です。ヘシオドスの『神統記』などに伝わる話では、ゼウスはティタン神族との大戦争(ティタノマキア)に際して、幽閉されていた巨人キュクロプスを解放し、その返礼として雷霆を授かりました。

つまり神話のゼウスにとっても、雷は「もともと自分のものだった力」ではなく「与えられた力」です。作中のゼウスがビッグ・マムから魂を分け与えられて生まれた存在であることと、構図がよく似ています。

ヘラとプロメテウスも同じ神話から

作中の名前 ギリシャ神話での立場
ゼウス オリュンポスの主神。天空と雷を支配する
ヘラ ゼウスの正妻。神々の女王
プロメテウス ティタン神族。人間に火をもたらし、ゼウスに罰せられた

ビッグ・マムの側近ホーミーズ3体のうち2体までがギリシャ神話由来です。そのうえで作中では、ゼウスがヘラに食べられるという展開が描かれました。神話では夫婦であるはずの2柱が、作品では入れ替わる存在として扱われている点は意図的な配置と考えられます。

実在した信仰としてのゼウス

ゼウスは物語のなかだけの存在ではなく、実際に大規模な祭祀が営まれた信仰対象でした。ペロポネソス半島北西部のオリンピアには巨大なゼウス像が建てられ、古典古代における世界の七不思議のひとつに数えられています。

年代 出来事
紀元前435年ごろ 彫刻家フェイディアス(ペイディアス)がオリンピアにゼウス像を制作したとされる
394年 ゼウス像がコンスタンティノープルへ移されたと伝えられる
462年ごろ コンスタンティノープルの火災により焼失したとされる

像そのものは失われており、現存しません。ゼウス像の姿は古代の記述や貨幣の図像から推定されているにすぎず、細部については諸説あります。

なお、雷を神格化する信仰はギリシャに限りません。北欧神話のトール、インド神話のインドラ、日本の雷神など、雷を司る神は各地の神話に共通して現れます。空から落ちてきて人も木も一撃で焼く現象は、古代の人々にとって最も分かりやすい「神の力」だったからです。ゼウスというホーミーズが雷雲の姿をしていることには、こうした世界共通の感覚が下敷きにあります。

漫画と史実の違い

項目 『ONE PIECE』のゼウス ギリシャ神話・史実のゼウス
立場 ビッグ・マムのホーミーズ。のちにナミの相棒 オリュンポスの主神。神々の頂点
雷の力 自身が雷雲であり、雷を落とす 雷霆ケラウノスを武器とする
力の出どころ ビッグ・マムから分け与えられた魂 キュクロプスから授けられた雷霆
ヘラとの関係 後釜として作られたヘラに食べられる ヘラは正妻。神々の女王
結末 クリマ・タクトに宿って生存 神話上は不滅の存在。信仰は古代末期に衰退

作品のゼウスは、神話の主神から名前と雷の属性だけを借り、立場をまるごと逆にしています。最高神ではなく、誰かに使われる側から始まる。そのうえで最後は「しもべ」も「主人」も選ばない位置に落ち着く。名前の重さと実際の扱いのギャップが、このキャラクターの面白さの中心にあります。

なぜゼウスは生き延びたのか

ホーミーズは食べられれば消えるという設定がある以上、ゼウスをそのまま退場させることもできたはずです。それでも生存させたのには理由があると考えられます。

ひとつは、ナミの戦力が新世界編で相対的に見劣りしていたことです。天候を操るという設定は面白い一方、四皇クラスの戦いでは決定打になりにくい。そこに意志のある雷雲が加わることで、ナミは単独で高い火力を出せるようになりました。

もうひとつは、寝返りという行為に決着をつけるためです。ゼウスは食い意地でナミについた、いわば打算的な裏切り者でした。そのゼウスがビッグ・マムに切り捨てられ、代わりのヘラに食べられかけ、それでもナミの側に残る。この一連の流れを経てはじめて、ゼウスは「食べ物につられた手下」から「自分で選んだ相棒」に変わります。

ビッグ・マムのホーミーズは、生み出された者が生み出した者に逆らえるのかという問いを抱えた存在です。ゼウスはその問いに、作中で唯一はっきりと答えを出したホーミーズだと言えます。

ゼウスに関するよくある質問

ゼウスは死亡しましたか?

していません。単行本100巻・第1014話でヘラに食べられますが、直前に魂がナミのクリマ・タクトへ移っており、第1015話「縁」で生存が判明します。

ゼウスがヘラに食べられるのは何巻何話ですか?

単行本100巻・第1014話「人生の大根役者」です。生存が明かされるのは同じ100巻の第1015話「縁」になります。

ゼウスの初登場は何巻何話ですか?

単行本82巻・第827話「〝トットランド〟」です。ホールケーキアイランド編の入口にあたる話で、ビッグ・マムの乗り物として登場します。

ゼウスがナミの手下になったのは何巻何話ですか?

単行本89巻・第890話「船の上のビッグ・マム」です。ナミがクリマ・タクトで作った雷雲を食べさせ、食い意地を利用して手なずけました。

ゼウスの正体は何ですか?

ビッグ・マムが自分の魂を直接分け与えて生み出した雷雲のホーミーズです。本人の魂を分けているため、当初はビッグ・マム以外を乗せられませんでした。

ヘラとは誰ですか?

ビッグ・マムがゼウスの後釜として新たに生み出した雷雲のホーミーズです。単行本100巻・第1011話でその存在が明かされます。

ゼウスは今どうなっていますか?

ナミのクリマ・タクトに宿ったまま、相棒として同行しています。クリマ・タクトの変形や雲の操作は、ゼウスの意志によるものです。

ナミは死亡しますか?

2026年8月時点の連載でナミは死亡していません。麦わらの一味の航海士として健在です。

ゼウスはビッグ・マム海賊団に戻りますか?

作中ではビッグ・マム海賊団から離脱した扱いになっています。今後については明言されていないため、断定はできません。

ゼウスの名前はギリシャ神話が由来ですか?

ギリシャ神話の主神ゼウスと同名で、雷を操るという属性も共通しています。同じくビッグ・マムのホーミーズであるプロメテウス、後継のヘラもギリシャ神話に登場する名前です。

まとめ

  • ゼウスの初登場は82巻・第827話。ビッグ・マムが魂を分け与えた雷雲のホーミーズ
  • 89巻・第890話でナミが雷雲を食べさせて懐柔し、しもべになる
  • 100巻・第1014話でヘラに食べられるが、第1015話で魂がクリマ・タクトに宿っていたと判明
  • 復活後はしもべではなく相棒として、ナミの武器の一部になっている
  • ナミも2026年8月時点で死亡しておらず健在

敵の乗り物として出てきたキャラクターが、食い意地きっかけで寝返り、切り捨てられ、それでも生き延びて相棒になる。ゼウスの経歴をこうして並べると、その名前の元になった神話の主神とはまるで逆の道を歩いていることが分かります。

続きは単行本で

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この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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