【ワンピース】ロックス海賊団のメンバー一覧!バギーが所属していない理由と「息子説」の出どころを解説
この記事には『ONE PIECE』本編の展開と、史実にもとづく解説が含まれます。連載の進行状況は2026年8月時点のものです。
『ONE PIECE』の歴史のなかで、いまだに全貌が明かされきっていない集団があります。かつて海を支配した伝説の海賊団、ロックス海賊団です。のちに四皇と呼ばれる大海賊たちが、若い頃に同じ船に乗っていたという事実は、読者に強い衝撃を与えました。
この海賊団を調べていると、必ずと言っていいほど「ロックス バギー」という組み合わせで検索されている場面に出くわします。しかしこれには大きな前提の取り違えがあります。この記事では、作中で確認できるロックス海賊団の構成員を整理したうえで、バギーとロックスがなぜ結び付けて語られるのかを事実ベースで切り分けます。あわせて、実在の海賊たちがどのように徒党を組んでいたのかも見ていきます。
結論
- バギーはロックス海賊団に所属していません。バギーの海賊としての出発点はロジャー海賊団の見習いです。
- 年齢の面でも所属は成り立ちません。ロックス海賊団が壊滅したゴッドバレー事件は38年前の出来事で、バギーは39歳。事件当時はまだ赤ん坊です。
- 検索されている理由は「血縁の考察」です。ロックスが黒ひげの父だと描かれたこと、手配書の構図が似ていることなどから、バギーもロックスの息子ではないかという読者考察が広まりました。作中で確定した情報ではありません。
ロックス海賊団の基本情報

| 海賊団名 | ロックス海賊団 |
|---|---|
| 船長 | ロックス・D・ジーベック |
| 拠点 | 海賊島ハチノス |
| 活動時期 | ゴッドバレー事件(38年前)以前。海賊王ロジャーが台頭する前の時代 |
| 壊滅の契機 | 38年前のゴッドバレー事件 |
| 語られた話数 | 第95巻・第957話でセンゴクが概要を語る |
| 特徴 | 一つの稼ぎ話のために集まった集団で、船内で仲間殺しが絶えない凶暴な一味だったとされる |
ロックス海賊団の存在が本格的に語られたのは、単行本95巻に収録された第957話です。元海軍元帥のセンゴクが、世界政府がこの海賊団の名を歴史から消してきたことと、その構成員の顔ぶれを説明する場面がありました。
センゴクの説明でとくに読者を驚かせたのが、のちに四皇と呼ばれる人物のうち三人、白ひげ、ビッグ・マム、カイドウが同じ船にいたという点です。それぞれ別々の海で独立した勢力を築いた三人が、若い頃には一つの海賊団の船員だったことになります。
ロックス海賊団のメンバー一覧
ここでは作中ではっきり所属が示された人物だけを挙げます。読者考察のレベルでは他にも候補が挙がっていますが、確定していないものは除いています。
| 名前 | 当時の立場 | のちの立場 |
|---|---|---|
| ロックス・D・ジーベック | 船長 | ゴッドバレー事件で敗れる。世界政府によって記録を伏せられた |
| エドワード・ニューゲート | 船員 | 白ひげ海賊団船長。四皇「白ひげ」 |
| シャーロット・リンリン | 船員 | ビッグ・マム海賊団船長。四皇「ビッグ・マム」 |
| カイドウ | 見習い | 百獣海賊団総督。四皇「百獣のカイドウ」 |
| シキ | 船員 | 「金獅子のシキ」。のちにロジャーと戦う |
| キャプテン・ジョン | 船員 | 莫大な財宝を隠したと伝わる伝説の海賊 |
| 銀斧(ぎんぷ) | 船員 | センゴクが名を挙げた人物 |
| 王直(おうちょく) | 船員 | センゴクが名を挙げた人物 |
| バッキンガム・ステューシー | 船員 | 「ミス・バッキン」。のちにエドワード・ウィーブルの母を名乗る |
この一覧のどこにも、バギーの名前はありません。センゴクが名を挙げた人物にも、その後の回想で描かれた面々にも含まれていません。
2026年時点で追加された情報
連載が進み、ロックス本人についての描写も増えています。第1154話ではロックスの素顔が描かれ、黒ひげことマーシャル・D・ティーチの父であることが示されました。続く第1155話は「ロックス海賊団」という題で、海賊団が結成されていく経緯そのものが描かれています。
この「ロックスに息子がいた」という描写が、後述するバギーの血縁説にさらに火をつけることになりました。ただし現時点で作中に登場したロックスの子として明確に描かれているのは黒ひげです。
バギーはロックス海賊団に所属していた?
結論から書きます。バギーはロックス海賊団の船員ではありません。これは考察の余地がある話ではなく、作中の設定として整理できる話です。
バギーの経歴
| 名前 | バギー(道化のバギー) |
|---|---|
| 年齢 | 39歳(2年後の新世界編時点) |
| 誕生日 | 8月8日 |
| 身長 | 192cm |
| 悪魔の実 | バラバラの実 |
| 海賊としての出発点 | ロジャー海賊団の見習い。同期にシャンクスがいる |
| 現在の立場 | クロスギルドを率いる立場として四皇に数えられる |
バギーは少年時代、シャンクスとともに海賊王ゴール・D・ロジャーの船に見習いとして乗っていました。ロジャー海賊団とロックス海賊団は敵対関係にあり、両者を同時に経験することはできません。
年齢から見ても成立しない
ロックス海賊団が壊滅したゴッドバレー事件は、現在から38年前の出来事です。そしてバギーの年齢は39歳。単純に引き算すると、事件が起きたときバギーは生まれて間もない赤ん坊ということになります。
| 出来事 | 時期 | バギーの年齢 |
|---|---|---|
| ゴッドバレー事件(ロックス海賊団の壊滅) | 38年前 | 1歳前後 |
| ロジャー処刑 | 24年前 | 15歳前後 |
| 現在(新世界編) | 現在 | 39歳 |
海賊団の船員として活動するどころか、歩くこともできない年齢です。所属の可能性は完全に否定されます。
なぜ「ロックス バギー」で検索されるのか
所属していないにもかかわらず、この二人はセットで検索されています。理由は所属ではなく血縁の考察にあります。整理すると次のようになります。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 手配書の構図 | ロックスの手配書のポーズが、バギーの手配書のポーズとよく似ていると指摘された |
| 黒ひげの父と判明 | 第1154話でロックスが黒ひげの父だと描かれ、「他にも子がいるのでは」という関心が高まった |
| 髪の色 | ロックスの髪に青系の色が使われていることが、青髪のバギーと結び付けられた |
| 生い立ちが不明 | バギーの出自や両親は作中で描かれておらず、空白を埋める推測が生まれやすい |
| 組織の作り方が似る | 大物を集めて一つの旗の下に置くという点で、バギーのクロスギルドがロックス海賊団と重ねて語られる |
いずれも読者側の推測であり、作中で確定した情報ではありません。当サイトとしては、確定していない血縁説を事実として扱うことはしません。ただ、これだけ多くの人が同じ発想に至っているという事実自体が、バギーというキャラクターの空白の大きさを示しているとは言えます。
ゴッドバレー事件とロックス海賊団の壊滅
ロックス海賊団の終わりを決めたのがゴッドバレー事件です。38年前、天竜人が主催する人間狩りの催しが行われていた島に、ロックス海賊団が現れました。
ここで起きたのが、海軍のモンキー・D・ガープと海賊のゴール・D・ロジャーが手を組むという異常事態です。この二人の共闘によってロックス海賊団は敗れ、船長ロックスは死亡したとされています。ガープが「英雄」と呼ばれるようになったのはこの一件が理由です。
事件の詳細は単行本108巻の第1095話から第1096話にかけて、バーソロミュー・くまの回想のなかで描かれました。世界政府はこの事件そのものを記録から消しており、ロックスという名前を知る者はごく限られていました。
史実では? 実在の海賊たちの「連合」と組織
強大な海賊が一つの拠点に集まり、のちにそれぞれ独立して名を上げる。これは『ONE PIECE』の創作ではなく、実際の海賊の歴史に前例があります。
ナッソーの海賊共和国
18世紀初頭のカリブ海に、海賊たちが事実上の自治を行った拠点がありました。バハマ諸島ニュープロビデンス島のナッソーです。1703年と1706年にフランスとスペインの連合艦隊がナッソーを攻撃し、統治機能が崩れた後、海賊たちがこの地に居座って独自の秩序を作りました。のちに「海賊共和国」と呼ばれる状態です。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1703年・1706年 | 仏西連合艦隊がナッソーを攻撃し、統治が崩壊する |
| 1716年ごろ | エドワード・ティーチが海賊ベンジャミン・ホーニゴールドの配下に入り、ニュープロビデンス島へ移る |
| 1717年末 | ホーニゴールドが海賊稼業から降り、ティーチが船団の実権を握る |
| 1718年 | イギリスによる統制が入り、海賊共和国は事実上終わる |
ここに集まっていた海賊たちは「フライング・ギャング」と呼ばれました。ホーニゴールドとヘンリー・ジェニングスという二人の大物が拠点を仕切り、その配下からサミュエル・ベラミー、スティード・ボネット、そして「黒髭」ことエドワード・ティーチといった、後世に名を残す海賊が出ています。
一つの拠点に集まった若手が、その後それぞれ独立して伝説になっていく。ロックス海賊団から白ひげ、ビッグ・マム、カイドウが出た構図と、驚くほどよく似ています。
海賊船の中の秩序
もう一つ興味深いのが、海賊団の内部が意外なほど制度的だった点です。海賊たちは航海に出る前に「海賊の掟」と呼ばれる取り決めを結びました。もっとも広く知られているのが、1719年から1722年にかけて400隻以上を拿捕したとされるバーソロミュー・ロバーツの11か条です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 船長の選出 | 船長と航海長は乗員全員の投票で選ばれる。解任も投票で行われる |
| 分配率 | 船長と航海長が2人分、その他の士官が1.25から1.5人分、残りの乗員が1人分 |
| 食料と酒 | 全員が等しい取り分を持つ |
| 決定権 | 重要な決定について乗員全員が1票を持つ |
ロバーツ自身、前任の船長ハウエル・デイビスが戦死したあと、乗員の選挙によって船長に選ばれた人物です。海賊の世界は無秩序な暴力の集まりに見えて、指揮者を合意で決め、取り分をあらかじめ定めるという仕組みを持っていました。
この視点でロックス海賊団を見直すと、その異常さが際立ちます。ロックス海賊団は「仲間殺しも絶えない」と語られる集団でした。合意によって船長を選ぶ実在の海賊船とは正反対の、力だけで押さえつけられた組織だったことになります。
漫画と史実の違い
| 項目 | 『ONE PIECE』のロックス海賊団 | 実在の海賊 |
|---|---|---|
| 集まり方 | ロックスという一人の船長のもとに集約される | ナッソーのような拠点に自然発生的に集まり、複数の親分が並立した |
| 船長の権威 | 絶対的。力によって統率する | 選挙で選ばれ、投票で解任もされる |
| 内部の秩序 | 仲間殺しが絶えない状態だったとされる | 掟によって分配や罰則があらかじめ定められていた |
| 解散の理由 | ゴッドバレー事件での敗北と船長の死 | 国家による恩赦と軍事的制圧の組み合わせで解体された |
| 記録の扱い | 世界政府が存在ごと隠蔽した | 裁判記録や新聞によってむしろ広く記録された |
とくに違うのが最後の一行です。実在の海賊は、裁判記録や当時の出版物によって名前が残りました。ロックスは逆に、勝った側が記録を消したことで伝説になっています。この反転が、作品世界における世界政府という組織の性格を端的に表しています。
なぜロックス海賊団はこのように描かれたのか
ロックス海賊団の設定には、物語上の役割がはっきりあります。四皇という現在の勢力図を、一つの過去に接続する役割です。
白ひげ、ビッグ・マム、カイドウがばらばらに出てきた強者ではなく、同じ船から出た人間だったと明かされることで、読者は世界の歴史に縦の線を引くことができます。同時に、その船を潰したのが海軍と海賊の共闘だったという点が、世界政府という組織の本質を示しています。海賊を取り締まる立場が、必要なら海賊と手を組む。そこに正義の一貫性はありません。
バギーがロックスの子ではないかという説がこれほど広がるのも、作品がこうした「隠された縦の線」を何度も用意してきたからです。読者は空白を見ると、そこに線を引きたくなります。バギーの出自が語られていない限り、この検索は続くはずです。
ロックス海賊団とバギーに関するよくある質問
バギーはロックス海賊団のメンバーでしたか?
いいえ。バギーはロックス海賊団に所属していません。海賊としての出発点はロジャー海賊団の見習いで、同期にシャンクスがいます。
バギーの年齢は何歳ですか?
39歳です。2年後の新世界編時点の年齢で、誕生日は8月8日、身長は192cmとされています。
年齢的にバギーがロックス海賊団にいた可能性はありますか?
ありません。ロックス海賊団が壊滅したゴッドバレー事件は38年前で、当時バギーは1歳前後の赤ん坊です。
ロックス海賊団のメンバーは誰ですか?
作中で所属が示されているのは、船長のロックス・D・ジーベック、エドワード・ニューゲート、シャーロット・リンリン、カイドウ、シキ、キャプテン・ジョン、銀斧、王直、バッキンガム・ステューシーです。
なぜロックスとバギーが一緒に検索されるのですか?
バギーがロックスの息子ではないかという読者考察が広まっているためです。手配書の構図が似ている点や、第1154話でロックスが黒ひげの父と描かれた点が根拠として挙げられています。作中で確定した情報ではありません。
ロックスは誰の父親だと描かれていますか?
第1154話で、黒ひげことマーシャル・D・ティーチの父であることが描かれました。
ロックス海賊団はなぜ壊滅したのですか?
38年前のゴッドバレー事件で、海軍のガープと海賊のロジャーが共闘し、ロックス海賊団を破ったためです。船長ロックスはこの事件で死亡したとされています。
ゴッドバレー事件は何巻何話で描かれましたか?
存在が語られたのは95巻の第957話です。事件の詳細は108巻の第1095話から第1096話にかけて、バーソロミュー・くまの回想として描かれました。
実在の海賊にも同じような集団はありましたか?
あります。18世紀初頭のナッソーに海賊が集まって自治状態を作り、「フライング・ギャング」と呼ばれました。そこから黒髭ことエドワード・ティーチなどが独立して名を上げています。
ロックス海賊団の拠点はどこですか?
海賊島ハチノスです。のちに黒ひげ海賊団の拠点にもなった島です。
まとめ
- バギーはロックス海賊団に所属していない。出発点はロジャー海賊団の見習い
- バギーは39歳で、38年前のゴッドバレー事件当時は赤ん坊だった
- 作中で確認できる構成員は、ロックスを含めて9人
- 「ロックス バギー」が検索されるのは、所属ではなく血縁の考察が理由
- 実在のナッソーの海賊共和国にも、若手が集まってのちに独立していく同じ構図があった
ロックス海賊団は、勝った側が記録を消したことで伝説になった集団です。バギーとの関係も、作中で語られていないという空白そのものが検索を生んでいます。空白を事実と取り違えないようにしながら、今後の描写を待ちたいところです。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
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