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ネタバレ注意
この記事には『キングダム』鄴攻略戦(46巻から59巻)の展開に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『キングダム』鄴攻略戦の朱海平原で、秦軍の中央を任されていたのが麻鉱(まこう)将軍です。王翦の傘下にあり、堅実に戦況を組み立てていた将でした。

この記事では、麻鉱が死亡するのは何巻何話なのか、誰にどう討たれたのかを整理します。麻鉱の死は単に一将が倒れたという以上の意味を持っており、朱海平原の戦況そのものを変えました。あわせて、この戦いが史実ではどう記録されているのかも確認しています。

結論

  • 麻鉱は死亡します。単行本49巻、第531話「潮目」で描かれる場面です。
  • 討ったのは趙の李牧です。紀彗軍を追い詰めていたところへ、李牧が本陣に奇襲をかけました。
  • この死が朱海平原の潮目を変えました。秦軍の中央が崩れ、優勢だった戦況がひっくり返ります。
  • 麻鉱に対応する史実の記録はありません。ただし鄴攻めという戦役そのものは紀元前236年の史実です。

麻鉱のプロフィール

広大な平原に立つ人影のイメージ
朱海平原は鄴をめぐる決戦の舞台となりました(画像はイメージです)
名前 麻鉱(まこう)
所属 秦国
立場 将軍。王翦の傘下
役割 朱海平原で王翦軍第二軍を率い、秦軍中央を担う
戦い方 堅実な用兵。数の力で押し込む波状攻撃
死亡 単行本49巻・第531話「潮目」
討った相手 趙の李牧
史実のモデル 該当する記録なし

麻鉱は主役級の人物ではありません。それでも記憶に残るのは、この将軍が倒れた瞬間に戦場全体の空気が変わったからです。

麻鉱の死亡は何巻何話?

麻鉱が討たれるのは単行本49巻、第531話「潮目」です。話のサブタイトルがそのまま、この場面の意味を示しています。

朱海平原での麻鉱軍

鄴攻略戦は秦の三方面作戦として始まりました。王翦が総大将を務め、桓騎と楊端和が別方面を担当します。その決戦の舞台が朱海平原です。

麻鉱は王翦軍の第二軍を率い、秦軍の中央を担いました。戦場の左翼へ回り込み、趙の紀彗軍に波状攻撃を仕掛けます。

段階 内容
1 鄴攻略戦が始まる。単行本46巻・第495話ごろから
2 朱海平原で秦軍と趙軍が対峙する
3 麻鉱が第二軍を率いて左翼へ展開し、紀彗軍を押し込む
4 李牧が麻鉱の本陣へ奇襲をかける
5 麻鉱が討たれる。単行本49巻・第531話「潮目」

李牧の奇襲

麻鉱は紀彗軍を追い詰めていました。数の上でも展開の上でも、麻鉱側が優位に立っていた場面です。

そこへ李牧が動きます。押し込まれている紀彗を救うためではなく、押し込んでいる麻鉱の本陣そのものを突く形でした。麻鉱はこの奇襲を受けて討たれます。

攻めている側の指揮官が、攻めているさなかに本陣を落とされる。李牧という将軍の戦い方が、この一手に集約されています。

なぜ麻鉱の死が「潮目」なのか

第531話のサブタイトルが「潮目」であることには理由があります。

朱海平原の秦軍は、右翼に王賁の玉鳳隊、左翼に信の飛信隊、そして中央に麻鉱の第二軍という構成でした。中央は戦線全体を支える位置です。

その中央が将軍を失って崩れたことで、両翼が孤立しかけます。若い三人の将が苦戦を強いられる展開は、この時点から始まりました。

麻鉱の死の前 麻鉱の死の後
秦軍が押し込んでいる局面 中央が崩れ、戦線全体が受けに回る
紀彗軍が追い詰められている 趙軍が息を吹き返す
将軍たちが戦線を支える 信・王賁・蒙恬ら若手が背負う比重が増す

鄴攻略戦は最終的に秦軍の勝利で終わり、鄴は陥落します。しかし一方的な勝利ではありませんでした。麻鉱が討たれた場面は、秦側が明確に押し込まれた局面のひとつとして描かれています。

鄴攻略戦での犠牲

この戦役は犠牲の多い戦いでした。麻鉱のほかにも、両軍で主要な人物が命を落としています。

陣営 人物 最期
麻鉱 朱海平原で李牧の奇襲を受けて討たれる。49巻・第531話
松左 若い隊員を救ったのち、信の腕のなかで息を引き取る
去亥 李牧本陣へ攻め込んだ際に龐煖に討たれる
尭雲・趙峩龍・岳嬰 朱海平原での戦闘で討たれる
龐煖 信との一騎打ちに敗れる。58巻・第627話「道の行方」

この戦役の最大の帰結は、信・王賁・蒙恬の三人が同時に将軍へ昇格したことです。麻鉱のような既存の将軍が倒れた場所に、若い世代が上がっていく構図になっています。

史実では? 鄴攻めは実際にあった

麻鉱に対応する史実の記録はありません。『史記』に麻鉱という秦の将軍の名は見当たらず、作品の創作と考えられます。

一方で、鄴をめぐる戦役そのものは史実です。

項目 内容
時期 紀元前236年
秦側の将 王翦、桓齮、楊端和
結果 秦が鄴を含む趙の城を落とす
鄴の位置 現在の中国河北省邯鄲市臨漳県あたり

史実の記録に残るのは、どの将軍が参加し、どの城を落としたかという結果です。戦場のどこで誰が倒れたかまでは書かれていません。麻鉱のような人物は、その記録されなかった部分に置かれています。

朱海平原という戦場

朱海平原という地名も、史実の記録には見当たりません。鄴を落とすまでの過程で行われた野戦を、作品が具体的な戦場として造形したものと考えられます。

史実が「鄴を落とした」という一行で済ませた出来事に、十数巻分の戦いを与える。麻鉱の死はその中で、記録には残らないが戦局を決めた出来事として置かれています。

漫画と史実の違い

項目 『キングダム』 史実
麻鉱という人物 王翦傘下の将軍。秦軍中央を率いる 該当する記録はない
朱海平原 鄴攻略戦の決戦の舞台 この地名の戦場は記録に残っていない
鄴攻め 王翦・桓騎・楊端和の三方面作戦 紀元前236年。王翦・桓齮・楊端和が参加
李牧の奇襲 麻鉱の本陣を突いて討ち取る この時期の李牧の個別の動きは記録が乏しい
結果 鄴が陥落し、信ら三人が将軍に昇格 秦が鄴を含む複数の城を落とす

麻鉱はどんな将軍だったか

麻鉱は奇策で戦う将ではありません。数と圧力で確実に押し込む、堅実な用兵をする将軍として描かれています。

朱海平原での紀彗軍への攻撃も、波状攻撃という正攻法でした。相手の隙を突くのではなく、繰り返し圧力をかけて崩していく戦い方です。実際、この攻撃で紀彗軍は追い詰められていました。

王翦がこの人物に中央を任せたことにも意味があります。中央は戦線全体を支える位置であり、派手さより崩れないことが求められます。麻鉱の性格はその役割に合っていました。

王翦軍の構成

朱海平原の秦軍は、総大将・王翦のもとに複数の軍が並ぶ構成でした。

位置 担当
右翼 王賁の玉鳳隊
中央 麻鉱の第二軍
左翼 信の飛信隊
本陣 王翦

両翼を若い将に任せ、中央を経験のある将軍が固める。この配置が成立していたのは麻鉱がいたからでした。李牧が狙ったのは、まさにその構造そのものです。

なぜ李牧は麻鉱を狙ったのか

李牧の奇襲は、押し込まれている紀彗を助けるためだけの動きではありません。秦軍の構成のうち、失われると全体が崩れる一点を選んだ結果です。

両翼の若い将を倒しても、中央が残っていれば戦線は保たれます。しかし中央が消えれば、両翼はそれぞれ孤立します。麻鉱個人の武を破ったというより、秦軍の設計そのものを破ったというべき一手でした。

アニメでは第何シリーズか

この場面は、アニメでは第6シリーズにあたります。

単行本 49巻
アニメ 第6シリーズ
そのシリーズの内容 鄴攻略編。朱海平原の戦いの序盤から中盤

アニメは原作の話をそのまま順番に並べているわけではありません。巻の区切りとシリーズの区切りは完全には一致しないため、目安として捉えてください。

シリーズごとの原作範囲はアニメと原作の対応表にまとめています。

麻鉱に関するよくある質問

麻鉱が死亡するのは何巻何話ですか?

単行本49巻、第531話「潮目」です。朱海平原の戦いで討たれます。

麻鉱を倒したのは誰ですか?

趙の李牧です。紀彗軍を追い詰めていた麻鉱の本陣へ、李牧が奇襲をかけました。

麻鉱はどの軍を率いていましたか?

王翦軍の第二軍です。朱海平原では秦軍の中央を担い、左翼へ展開して紀彗軍に波状攻撃を仕掛けていました。

なぜ第531話のタイトルは「潮目」なのですか?

麻鉱の死によって秦軍の中央が崩れ、優勢だった戦況が反転したためです。ここから両翼の若い将たちが背負う比重が一気に増しました。

麻鉱は史実に実在しましたか?

実在を示す記録はありません。『史記』に麻鉱という秦の将軍の名は見当たらず、作品の創作と考えられます。

鄴攻略戦はいつの戦いですか?

史実では紀元前236年です。作中では単行本46巻の第495話ごろから59巻まで描かれる長い戦役になっています。

鄴攻略戦の結果はどうなりましたか?

秦軍の勝利で、鄴は陥落しました。この戦功により信・王賁・蒙恬の三人が将軍に昇格しています。

鄴攻略戦で他に誰が死亡しましたか?

秦側では飛信隊の松左と去亥。趙側では尭雲、趙峩龍、岳嬰、そして三大天の龐煖が討たれています。

朱海平原は実在する地名ですか?

史実の記録には見当たりません。鄴を落とすまでの過程を、作品が具体的な戦場として造形したものと考えられます。

麻鉱の死は戦況にどう影響しましたか?

秦軍の中央が崩れ、両翼が孤立しかける形になりました。押し込んでいた側から受けに回る転換点になっています。

まとめ

  • 麻鉱の死は単行本49巻・第531話「潮目」
  • 討ったのは趙の李牧。紀彗軍を追い詰めていた本陣を奇襲された
  • 秦軍中央が崩れ、朱海平原の戦況が反転する転換点になった
  • 鄴攻略戦は最終的に秦軍の勝利で終わり、信・王賁・蒙恬が将軍に昇格する
  • 麻鉱に史実の記録はないが、鄴攻めは紀元前236年の実在の戦役

史実は「鄴を落とした」としか書きません。その一行の裏で、押していたはずの将軍が本陣を突かれて倒れる。麻鉱という人物が置かれているのは、記録の外にあるそういう場所です。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。