当サイトはアフィリエイト広告および第三者配信広告を利用しています。
ネタバレ注意
この記事には『ゴールデンカムイ』最終回の結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『ゴールデンカムイ』で「頭巾ちゃん」と呼ばれる人物が、ヴァシリ・パヴリチェンコです。

ロシアの狙撃手で、尾形百之助を執拗に追い続けました。最後の狙撃対決には敗れますが、この人物は死んでいません。この記事では、ヴァシリの結末とその後を整理します。

結論

  • ヴァシリは死にません。最終回で生存が描かれます。
  • 尾形との最後の狙撃対決には敗れています。樹上から狙撃銃を落としました。
  • その後は故郷ロシアで画家になっています。狙撃を続けられない傷を負ったためです。
  • 「頭巾ちゃん」はヴァシリの愛称です。同一人物であり、別のキャラクターではありません。

ヴァシリ・パヴリチェンコとはどんな人物か

雪の森に差し込む光
ヴァシリは樺太で杉元たちと出会います(画像はイメージです)
フルネーム ヴァシリ・パヴリチェンコ
愛称 頭巾ちゃん
所属 帝政ロシアの樺太国境守備隊
役割 狙撃手
目的 尾形百之助への復讐
結末 生存。故郷で画家になる

ヴァシリは帝政ロシアの兵士で、樺太の国境守備隊に所属していました。狙撃の名手として描かれます。

杉元たちが樺太へ渡ったことで、物語に関わることになりました。そこで尾形百之助と遭遇し、以後はこの人物を追い続けます。

「頭巾ちゃん」と呼ばれる理由

ヴァシリは、読者から「頭巾ちゃん」と呼ばれています。

頭巾のような防寒具を被った姿で登場するためです。雪原で身を隠すための装備でした。

呼び名 由来
ヴァシリ・パヴリチェンコ 本名
頭巾ちゃん 頭巾を被った外見からついた愛称

この二つは同じ人物を指します。別々のキャラクターだと誤解されることがありますが、同一人物です。

登場当初は名前が明かされないまま話が進みました。そのため外見で呼ばれる期間が長く、愛称のほうが定着しています。

尾形百之助を追う理由

ヴァシリが尾形を追うのは、復讐のためです。

樺太での戦闘で、尾形はヴァシリの側に大きな損害を与えました。それ以降、ヴァシリは尾形だけを標的として追い続けます。

人物 行動原理
ヴァシリ 尾形への復讐。それ以外の目的を持たない
二階堂浩平 杉元への復讐。同じく他の目的を持たない

この作品には、復讐だけで動く人物が複数います。二階堂が杉元を追ったのと、同じ構図です。

ただし結末は正反対でした。二階堂は死に、ヴァシリは生き残ります。

狙撃手同士の戦い

ヴァシリと尾形の戦いは、この作品でも特殊です。

互いに姿を見せず、遠距離から一発を狙い合います。撃った瞬間に位置が知れるため、引き金を引くこと自体が賭けになります。

要素 内容
距離 互いの姿が肉眼では捉えられない遠距離
勝敗の分かれ目 先に相手の位置を特定できるか
リスク 撃てば自分の位置も知られる
時間 待つ時間が戦闘の大半を占める

格闘や銃剣戦とはまったく別の緊張感があります。動かないことが最大の攻撃になるという戦い方です。

尾形もヴァシリも、この待つ時間に耐えられる人間でした。だからこそ二人の対決は、作中で何度も引き延ばされます。

最後の狙撃対決

二人の決着は、物語の最終盤につきます。

結果は尾形の勝ちでした。ヴァシリは潜んでいた樹上で撃たれ、狙撃銃を取り落とします。

この場面だけを見ると、ヴァシリは死んだように見えます。読者の多くも、この時点では死亡したと受け取りました。

段階 内容
対決 互いに位置を探り合う長い睨み合い
決着 尾形が先に撃ち当てる
直後 ヴァシリは樹上から狙撃銃を落とす
実際 致命傷ではなく、生き延びていた

生存とその後

最終回で、ヴァシリの生存が描かれます。

ただし狙撃を続けられる状態ではありませんでした。その傷が、この人物の人生を変えることになります。

ヴァシリはもともと美術学校を志望していた人物です。戦えなくなったあと、故郷ロシアで画家として生きました。

項目 内容
負傷 狙撃を続けられない傷を負う
もとの志望 美術学校
その後 ロシアで画家として活動する
代表作 「山猫の死」。生涯手放さなかった

「山猫の死」という作品を残し、死ぬまで手元に置き続けました。のちにオークションにかけられ、日本の企業が落札したと描かれます。

この絵が何を描いたものかは、明示されていません。ただし追い続けた相手のことだと読む見方が多くあります。

尾形との対比

ヴァシリと尾形は、最後に正反対の道を辿ります。

項目 ヴァシリ 尾形百之助
狙撃対決 敗れる 勝つ
結末 生存する 31巻・第310話で自死する
その後 画家として生きる

勝ったほうが死に、負けたほうが生き残りました。この作品では、勝敗と生存が一致しません。

ヴァシリは撃たれたことで、狙撃手であることをやめられました。尾形には、やめる理由が最後まで訪れませんでした。

樺太という舞台

ヴァシリが登場するのは、物語中盤の樺太編です。

当時の樺太は、日露戦争の結果として南北に分割されていました。南半分が日本領、北半分がロシア領という状態です。

項目 内容
分割 日露戦争の結果、南北に分かれる
南樺太 日本領
北樺太 ロシア領
住民 樺太アイヌ、ウイルタ、ニヴフなどが暮らす

ヴァシリはこの国境を守る側の兵でした。越えてきた日本人と衝突するのは、職務上の当然の帰結です。

つまり最初のうち、ヴァシリに私怨はありません。それが尾形との遭遇を経て、個人的な追跡へ変わっていきます。

復讐で動く人物たちの結末

この作品には、復讐だけを動機とする人物が何人も登場します。

人物 復讐の相手 結末
二階堂浩平 杉元佐一 30巻・第295話で死亡
ヴァシリ 尾形百之助 生存し、画家になる

同じ動機で動きながら、結末が分かれました。その差は、復讐から降りられたかどうかにあります。

二階堂は体を失っても追い続け、最後まで降りませんでした。ヴァシリは撃たれたことで、続けられなくなります。

負けたことが、この人物を解放しました。皮肉に見えて、この作品では一貫した扱われ方です。

絵を描く人物という設定

ヴァシリが画家になるという結末は、唐突ではありません。

もともと美術学校を志望していたという背景が与えられています。兵士になったのは、その道を選べなかった結果でした。

段階 内容
もとの志望 美術学校
実際 樺太国境守備隊の狙撃手になる
負傷後 狙撃を続けられなくなる
その後 故郷で画家として生きる

狙撃手と画家には、共通点があります。どちらもじっと対象を見つめ、一瞬を切り取る仕事だという点です。

ヴァシリはその能力を、殺すことから残すことへ使い直しました。戦争が終わったあとの人生として、丁寧に置かれた結末です。

ヴァシリが読者に愛される理由

ヴァシリは敵側の人物ですが、読者からの人気が高い存在です。

理由のひとつは、この人物が終始まじめだからです。強敵として登場しながら、思い通りにいかない場面が多く描かれます。

描かれ方
技量 狙撃の名手として本物
執念 尾形を追い続けてやめない
結果 肝心な場面で報われないことが多い

実力があるのに空回りする。その落差が、この人物に人間味を与えています。

そして最後に、生き延びて別の人生を得ました。報われなかった人物が、戦いの外側で報われるという結末です。

狙撃という技術

ヴァシリと尾形は、どちらも狙撃手として描かれます。

項目 内容
当時の技術 日露戦争を経て、狙撃の重要性が認識された
装備 照準器付きの小銃が使われ始めた
作中の描写 距離と風を読む描写が繰り返される

遠距離から一発で仕留めるという戦い方です。当時としては、まだ新しい技術にあたります。

二人の対決が長く続くのも、この特性によるものです。撃つ前の読み合いが、そのまま勝負になっています。

ヴァシリに関するよくある質問

ヴァシリは死亡しますか?

死亡しません。尾形との狙撃対決に敗れますが、最終回で生存が描かれます。

頭巾ちゃんとヴァシリは同じ人物ですか?

同じ人物です。「頭巾ちゃん」は頭巾を被った外見からついた愛称で、本名はヴァシリ・パヴリチェンコです。

ヴァシリはどこの国の人ですか?

ロシアです。帝政ロシアの樺太国境守備隊に所属する狙撃手でした。

なぜ尾形を追い続けたのですか?

復讐のためです。樺太での戦闘で尾形がヴァシリの側に大きな損害を与えたことが発端になっています。

尾形との狙撃対決はどちらが勝ちましたか?

尾形が勝ちました。ヴァシリは潜んでいた樹上で撃たれ、狙撃銃を取り落としています。

ヴァシリはその後どうなりましたか?

狙撃を続けられない傷を負ったあと、故郷ロシアで画家になりました。もともと美術学校を志望していた人物です。

「山猫の死」とは何ですか?

ヴァシリが残した絵です。生涯手放さず、のちにオークションにかけられ日本の企業が落札したと描かれます。

尾形百之助はどうなりましたか?

31巻・第310話で、自身の目に向けて発砲して自死します。狙撃対決には勝った側でした。

狙撃手同士の戦いはなぜ特殊なのですか?

互いに姿を見せず遠距離から一発を狙い合うためです。撃てば自分の位置も知られるため、引き金を引くこと自体が賭けになります。

ヴァシリは実在の人物ですか?

していません。作品の創作です。ただし当時の樺太が日本とロシアで南北に分割されていたことは史実です。

まとめ

  • ヴァシリ・パヴリチェンコは死亡せず、最終回で生存が描かれる
  • 「頭巾ちゃん」はこの人物の愛称で、別のキャラクターではない
  • 帝政ロシアの樺太国境守備隊に所属する狙撃手だった
  • 尾形百之助への復讐だけを目的に追い続けた
  • 最後の狙撃対決には敗れ、樹上から狙撃銃を落としている
  • 狙撃を続けられない傷を負ったあと、故郷で画家になった
  • 「山猫の死」を残し、のちにオークションで落札されたと描かれる

勝った尾形が死に、負けたヴァシリが生きて絵を描く。この逆転は、この作品が最初から言っていたことの繰り返しでした。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。