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ネタバレ注意
この記事は『ゴールデンカムイ』全巻の結末を扱います。未読の方はご注意ください。

『ゴールデンカムイ』は、主要人物が容赦なく死ぬ作品です。

強い者ほど倒れ、目的を持たない者が生き残ります。この記事では、誰が何巻の何話で死んだのかを時系列で整理します。生存者と、生死が明言されない人物もあわせてまとめました。

この記事でわかること

  • 主要人物の死亡が何巻何話かを時系列で確認できます。
  • 死因と、誰が手を下したのかもあわせて整理しています。
  • 生存する人物の一覧も掲載しています。
  • 鶴見中尉だけは、生死が明言されていません。

死亡キャラ一覧(時系列順)

雪原に伸びる長い影
多くの人物がこの物語で命を落とします(画像はイメージです)
巻・話 人物 死因
2巻・第10話 玉井伍長 ヒグマとの交戦
4巻・第29話 二瓶鉄造 エゾオオカミに首を噛まれる
8巻・第80話 江渡貝弥作 夕張炭鉱のガス爆発。ガス中毒
17巻・第165話 花沢勇作 尾形の狙撃。後頭部
18巻・第176話 関谷輪一郎 土方に頸部を斬られる
19巻・第190話 キロランケ 鯉登のマキリと銃撃
23巻・第230話 家永カノ 月島に腹部を撃たれる
26巻・第256話 宇佐美時重 尾形の狙撃。腹部
28巻・第280話 菊田杢太郎 鶴見中尉と月島により射殺
30巻・第294話 都丹庵士 土方を庇って被弾
30巻・第295話 二階堂浩平 杉元の銃剣。体が左右に裂かれる
30巻・第299話 ソフィア・ゴールデンハンド 鶴見中尉に胸を撃たれる
31巻・第307話 牛山辰馬 月島の手榴弾。アシㇼパを庇う
31巻・第310話 尾形百之助 自らの目に向けて発砲。自死
31巻・最終章 土方歳三 函館の列車上で鯉登に敗れる

このほか、アシㇼパの父ウイルク(のっぺらぼう)が網走監獄で尾形に射殺されています。指示したのはキロランケでした。

生存する人物

人物 その後
杉元佐一 権利書を手に、北海道で暮らす
アシㇼパ 杉元とともに北海道で暮らす
白石由竹 生き残る
谷垣源次郎 インカラマッと故郷の阿仁で家庭を築く
インカラマッ 谷垣と暮らす
月島基 鯉登音之進の右腕を務める
鯉登音之進 中将となり、最後の第七師団長になる
門倉利運 北海道で新しい生活を送る
永倉新八 生き残る。実在の人物
ヴァシリ 故郷ロシアで画家になる

杉元は最終決戦で重傷を負い、海へ投げ出されました。その生死は伏せられ、最終話でアシㇼパによって生存が明かされます。

ヴァシリも尾形との狙撃対決に敗れますが、生き延びました。勝った尾形が死に、負けたヴァシリが生き残っています。

生死が明言されない人物

人物 状況
鶴見中尉 本誌では死亡したように描かれた
単行本31巻 加筆により、生存を示唆する描写が加わる
公式の明言 生死を断定する記述はない

鶴見中尉だけは、はっきりした答えが与えられていません。加筆をどう読むかは、読者に委ねられた形です。

最後まで底を見せないまま退場する。この人物にふさわしい幕引きでした。

五稜郭で倒れた人物

最も多くの死者が出たのが、五稜郭での戦いです。

巻・話 人物
30巻・第294話 都丹庵士
30巻・第295話 二階堂浩平
30巻・第299話 ソフィア・ゴールデンハンド

わずか数話のあいだに、三人が同じ場所で倒れています。五稜郭は作中で、決着をつけるための場所として機能しました。

史実で幕府が終わった土地に、物語の終わりが重ねられています。土方歳三が史実で戦死したのも、この函館でした。

死亡の傾向

一覧を並べると、はっきりした傾向が見えてきます。

人物 持っていたもの 結末
土方歳三 40年越しの目的 死亡
尾形百之助 父に認められたいという願い 死亡
宇佐美時重 鶴見の一番でありたいという執着 死亡
白石由竹 逃げること 生存
門倉利運 特に目的がない 生存

強い動機を持つ人物ほど、それを果たす場所へ自分から入っていきます。そして倒れます。

逆に目的を持たない人物は、そこへ踏み込む理由がありません。結果として生き残り、日常へ帰りました。

強さと生存も一致しません。格闘の達人も、最高の狙撃手も、剣の達人も死んでいます。

味方に殺された人物

この作品では、敵に倒されるとは限りません。

人物 手を下した相手
宇佐美時重 同じ第七師団の尾形百之助
菊田杢太郎 鶴見中尉と月島基
ウイルク 同志だったキロランケの指示による
花沢勇作 異母兄の尾形百之助

身内に撃たれた人物が、これだけいます。第七師団に属することが、そのまま安全を意味しません。

組織の内側のほうが危険だという構図が、繰り返し描かれました。鶴見中尉が個人的な忠誠で束ねる組織の脆さです。

勢力別の死亡者

所属ごとに並べると、また別の傾向が見えてきます。

勢力 死亡した人物
第七師団 玉井伍長、花沢勇作、宇佐美時重、菊田杢太郎、二階堂浩平、尾形百之助
土方一派 土方歳三、牛山辰馬、都丹庵士
ロシア側 ソフィア、キロランケ、ウイルク
刺青囚人 二瓶鉄造、江渡貝弥作、関谷輪一郎、家永カノ

土方一派とロシア側は、中心人物がほぼ全員倒れています。目的を掲げた集団ほど、壊滅の度合いが大きいという結果です。

一方で杉元一行からは、主要な死者が出ていません。杉元、アシㇼパ、白石、谷垣はいずれも生き残ります。

この差は、掲げているものの違いによります。国家や独立を求めた集団は消え、個人的な理由で動いた側が残りました。

誰が誰を殺したか

手を下した人物で整理すると、集中が見えます。

実行者 倒した人物
尾形百之助 花沢勇作、宇佐美時重、ウイルク
月島基 家永カノ、菊田杢太郎(鶴見と)、牛山辰馬(手榴弾)
鶴見中尉 ソフィア、菊田杢太郎(月島と)
土方歳三 関谷輪一郎
杉元佐一 二階堂浩平
鯉登音之進 キロランケ

尾形と月島に、死者が集中しています。片方は自分の意思で、もう片方は命令で撃ちました。

そして結末も分かれます。尾形は自死し、月島は生き残って鯉登の右腕となりました。

死に方が意味を持つ作品

この作品では、死に方そのものが人物を語ります。

人物 死に方が示すもの
二階堂浩平 体が左右に裂かれる。双子だったことに重なる
牛山辰馬 組み技を使わず、身体を投げ出して守る
尾形百之助 自分の目を撃つ。狙撃手としての最後
二瓶鉄造 山で獣に倒される。望んだ形の終わり

単なる残酷描写ではありません。その人物の物語を閉じるための形が、それぞれに用意されています。

だからこの作品の死は、消化になりません。名前のある人物が死ぬとき、必ず何かが示されています。

巻ごとの死者数

物語が進むほど、死者が増えていきます。

区間 死亡した主要人物
1〜10巻 玉井伍長、二瓶鉄造、江渡貝弥作
11〜20巻 花沢勇作、関谷輪一郎、キロランケ
21〜30巻 家永カノ、宇佐美時重、菊田杢太郎、都丹庵士、二階堂浩平、ソフィア
31巻 牛山辰馬、尾形百之助、土方歳三

21巻以降に集中しているのが分かります。最終章に入ってから、主要人物が一気に減っていきました。

特に30巻は、五稜郭での戦いで三人が倒れます。読者にとって最も消耗の激しい巻です。

この一覧の読み方

巻数と話数には、資料によって表記の違いが出ることがあります。

注意点 内容
話数 雑誌掲載時の通し番号にあたる
巻数 単行本での収録位置
加筆 単行本化の際に描写が加わることがある

特に鶴見中尉については、単行本31巻の加筆が生死の解釈を変えました。本誌と単行本で受け取り方が異なる例です。

正確に確かめたい場合は、単行本の該当巻をあたるのが確実です。この一覧は、その手がかりとして使ってください。

死亡キャラに関するよくある質問

最初に死ぬ主要人物は誰ですか?

玉井伍長です。2巻・第10話でヒグマとの交戦により死亡します。

最後に死ぬのは誰ですか?

土方歳三です。31巻の最終章で、函館の列車上での戦いに敗れます。尾形百之助は同巻の第310話で自死しています。

杉元佐一は死亡しますか?

死亡しません。最終決戦で重傷を負い海に投げ出されますが、最終話でアシㇼパによって生存が明かされます。

鶴見中尉は死んだのですか?

明言されていません。本誌では死亡したように描かれましたが、単行本31巻の加筆で生存を示唆する描写が加わりました。

尾形百之助の死因は何ですか?

自死です。31巻・第310話で、自らの目に向けて発砲しています。

牛山辰馬はなぜ死んだのですか?

31巻・第307話で、月島の投げた手榴弾からアシㇼパを庇い、爆発を受けたためです。

五稜郭では誰が死にましたか?

都丹庵士が30巻・第294話、二階堂浩平が第295話、ソフィア・ゴールデンハンドが第299話で死亡しています。

味方に殺された人物はいますか?

います。宇佐美時重は同じ第七師団の尾形に、菊田杢太郎は鶴見中尉と月島に撃たれました。

生き残るのは誰ですか?

杉元、アシㇼパ、白石、谷垣、インカラマッ、月島、鯉登、門倉、永倉、ヴァシリなどです。

強い人物ほど死ぬのですか?

その傾向があります。格闘の達人も最高の狙撃手も剣の達人も倒れ、目的を持たない人物が生き残っています。

まとめ

  • 最初に死ぬ主要人物は玉井伍長(2巻・第10話)
  • 五稜郭では都丹・二階堂・ソフィアが数話のうちに倒れる
  • 尾形百之助は31巻・第310話で自死する
  • 土方歳三は31巻の最終章で、函館の列車上の戦いに敗れる
  • 鶴見中尉だけは生死が明言されていない
  • 杉元、アシㇼパ、白石、谷垣、月島、鯉登、門倉らは生き残る
  • 強い動機を持つ人物ほど死に、持たない人物が生き残る傾向がある

並べてみると、この作品が誰を生かしたかがよく分かります。目的の大きさと生存が、きれいに反比例していました。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。