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ネタバレ注意
この記事には『うちの弟どもがすみません』の設定と、単行本15巻までの内容に触れる部分があります。連載の進行状況は2026年8月時点のものです。

『うちの弟どもがすみません』は、母の再婚で突然4人の弟と暮らすことになった女子高生を主人公にした少女漫画です。実写映画に続いてテレビアニメも始まり、作品名で検索する人が急増しています。

まず表記の確認からです。正しいタイトルは「うちの弟どもがすみません」で、「すんません」ではありません。この記事では作者や掲載誌といった基本情報、あらすじ、登場人物を整理したうえで、2026年8月時点で完結しているのかどうかを事実にもとづいて確認します。あわせて、この作品の前提になっている日本の家族制度が実際にどう変わってきたのかも調べました。

結論

  • 2026年8月時点で完結していません。『別冊マーガレット』で連載が続いており、最終回の告知は出ていません。
  • 単行本は15巻まで刊行されています。最新の15巻は2026年6月25日発売です。
  • 義理のきょうだいという設定は、現実の法律とも整合します。日本の民法では、血のつながりのない義理のきょうだい同士は結婚できます。

『うちの弟どもがすみません』の基本情報

リビングでくつろぐ10代のきょうだいのイメージ
ひとつ屋根の下で暮らす関係の変化を描いた作品です(画像はイメージです)
正式タイトル うちの弟どもがすみません
作者 オザキアキラ
掲載誌 別冊マーガレット(集英社)
連載開始 2020年1月11日発売の2月号から
既刊 15巻(2026年6月25日発売の第15巻が最新)
連載状況 2026年8月時点で連載中
累計発行部数 300万部突破(2026年5月時点)
ジャンル 学園、恋愛、同居コメディ

『別冊マーガレット』は少女漫画の老舗誌で、この作品は2020年の連載開始から6年以上続く長期連載になっています。

あらすじ

高校1年生が終わる春休み、成田糸は母親の再婚にともなって引っ越すことになります。ところが新しい家に着いてみると、再婚相手の子どもとして男子が4人もいました。糸は事前に聞かされておらず、いきなり弟が4人という状況に放り込まれます。

性格も年齢もばらばらな4人と、ひとつ屋根の下での生活が始まります。糸は持ち前の明るさと面倒見のよさで少しずつ距離を縮めていきますが、家族として親しくなるほど、そこに家族とは違う感情が混ざり始めます。

血のつながりがない5人が「きょうだい」という枠に入れられたところから、関係の置きどころを探していく物語です。恋愛だけでなく、家族になるとはどういうことかという問いが並走しているのが特徴になっています。

登場人物

名前 立場 アニメ版の声優 実写映画版のキャスト
成田糸(なりた いと) 主人公、長女 大空直美 畑芽育
成田源(なりた げん) 長男 増田俊樹 作間龍斗
成田洛(なりた らく) 次男 八代拓 那須雄登
成田柊(なりた しゅう) 三男 小野賢章 織山尚大
成田類(なりた るい) 四男 寺澤百花 内田煌音

成田糸

本作の主人公で、長女。高校2年生です。前髪をまっすぐ切りそろえた髪型で、頑張り屋という設定が与えられています。突然できた4人の弟に面食らいながらも、明るさと世話焼きな性格で家の中を回していく役どころです。

成田源

長男。整った顔立ちで、口調はぶっきらぼうですが家族思いです。設定上おもしろいのは年齢の扱いで、源は糸より誕生日が1日遅いだけの同学年という関係になっています。つまり「弟」ではあるものの、学校では同じ高校2年生として並んでいることになります。この1日差が、家庭内の呼び方と実際の関係のずれを生む仕掛けになっています。

成田洛

次男。眼鏡をかけた頭脳明晰な人物で、飄々としながら周囲を動かす策略家として描かれます。4人の中では観察者的な位置にいるキャラクターです。

成田柊

三男。ミステリアスで繊細、引きこもりがちという設定です。他の3人とは距離の取り方が異なり、糸との関わり方も慎重に描かれます。

成田類

四男で末っ子。元気で人懐っこく、甘えん坊。家族から可愛がられる立ち位置にいて、5人の関係をほぐす役割を担っています。

連載状況と完結の有無

結論として、2026年8月時点で『うちの弟どもがすみません』は完結していません。

項目 状況(2026年8月時点)
連載 『別冊マーガレット』で継続中
最新掲載話 第63話(2026年7月13日発売の2026年8月号)
単行本 15巻まで刊行済み(第15巻は2026年6月25日発売)
最終回の告知 出ていない
完結時の巻数 未定

ネット上には結末を語る記事も見かけますが、本編で結末が描かれていない以上、それらは予想であって確定した情報ではありません。誰と結ばれるのか、家族としてどこに落ち着くのかは、現時点で作品内に答えが出ていない状態です。

メディア展開

実写映画(2024年)

実写映画は2024年12月6日に公開されました。配給は松竹、上映時間は105分です。糸を演じたのは畑芽育で、4人の弟役には作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音が起用されました。

テレビアニメ(2026年)

テレビアニメは2026年7月3日から放送が始まりました。TOKYO MXほかで連続2クールの予定です。アニメーション制作はLay-duce。原作の累計発行部数が2026年5月に300万部を突破しており、アニメ放送とあわせて読者層がさらに広がっている段階です。

史実では? 日本の家族制度ときょうだいの序列

この作品では「長男」「次男」「三男」「四男」という呼び方が普通に使われます。今の日本では単なる生まれ順の呼称ですが、かつてはこれが法的な地位そのものでした。

家制度と家督相続の時代

出来事
1898年(明治31年)7月16日 明治民法の親族編・相続編が施行される。「家」制度が定められ、戸主が家を統率する権限を持った
同時期 家督相続の制度。戸主の地位と財産は原則として長男が単独で承継した
1947年(昭和22年)5月3日 日本国憲法が施行。第24条が個人の尊厳と両性の本質的平等を定める
同日から 応急措置法により、家督相続が廃止され遺産相続に一本化される
1947年12月22日 民法の改正法が公布。家と戸主の廃止、家督相続の廃止と均分相続の確立が定められる
1948年(昭和23年)1月1日 改正民法が施行される

明治民法のもとでは、家の財産も家長の地位も原則として長男ひとりが受け継ぎました。次男以下は、家を継がない立場として扱われます。きょうだいの序列は感情の問題ではなく、財産と身分の配分そのものでした。

これが1947年に大きく変わります。日本国憲法の施行と同時に家督相続は廃止され、翌1948年1月1日に施行された改正民法で、家と戸主の制度そのものがなくなりました。相続は子どもたちで均等に分ける均分相続に切り替わり、長男に特別な地位を与える仕組みは法律から消えています。制度が変わってからまだ80年ほどしか経っていない計算になります。

義理のきょうだいは結婚できるのか

この作品を読むうえで多くの人が気にするのが、義理のきょうだい同士の関係が現実の法律でどう扱われるのかという点です。答えははっきりしています。

関係 婚姻の可否 根拠
親の再婚相手の連れ子同士 できる 血族でも姻族でもないため、そもそも近親婚の規制にかからない
養子縁組をした義理のきょうだい できる 民法734条1項ただし書きにより、養子と養方の傍系血族との間は禁止の対象外
養親と養子 できない 民法736条により、離縁したあとも婚姻は認められない

民法734条は直系血族と三親等内の傍系血族の婚姻を禁じていますが、これは近親婚による遺伝上の問題を避けるための規定です。血のつながりのない義理のきょうだいにはその理由があてはまらないため、ただし書きで対象外とされています。つまり作品の設定は、法律の上でも成立する関係だということになります。

一方で、養親と養子の関係だけは離縁後も婚姻が認められません。ここには遺伝上の理由ではなく、親子として結ばれた関係を保護するという別の考え方が働いています。同じ「義理の家族」でも、法律は線の引き方を変えているわけです。

漫画の設定と現実の制度の違い

項目 作品の設定 現実の制度
長男という立場 4人の中の年長者という意味で使われる 1947年まではこれが相続上の地位そのものだった
相続 作中の主題ではない 1948年施行の改正民法から均分相続が原則
義理のきょうだいの恋愛 物語の中心にある 法律上は婚姻可能。近親婚の規制にはあたらない
再婚家庭 母の再婚で5人が同居する 再婚家庭は現代の日本で珍しくない形態になっている
戸主 そのような概念は登場しない 1947年の民法改正で戸主と家の制度は廃止された

なぜこの作品は支持されているのか

この作品の面白さは、5人が「家族」という枠に後から入れられた点にあります。生まれたときから一緒だったわけではないので、きょうだいらしく振る舞う理由も、そうしない理由も、どちらも本人たちが選ぶしかありません。

そこに効いてくるのが、糸と源が1日違いの同学年という設定です。戸籍の上では姉と弟でも、実際の関係はほぼ対等という状態が作られています。序列は決められているのに実態が伴わない。この居心地の悪さが、そのまま物語の推進力になっています。

そしてこれは、日本の家族制度が実際にたどってきた道と重なります。かつては長男という肩書きに財産も権限も紐づいていました。それが1947年になくなり、続柄は生まれ順を示すだけの言葉になった。呼び方だけが残って中身が変わった状態を、この作品は5人の関係として描き直しているとも読めます。義理のきょうだいという設定が法律上も成立してしまうことが、その手触りをさらに強くしています。

『うちの弟どもがすみません』に関するよくある質問

タイトルは「すんません」ですか、「すみません」ですか?

正しくは『うちの弟どもがすみません』です。「すんません」という表記は誤りで、公式には使われていません。

作者と掲載誌はどこですか?

作者はオザキアキラ、掲載誌は集英社の『別冊マーガレット』です。2020年1月11日発売の2月号から連載が始まりました。

完結していますか?

2026年8月時点で完結していません。連載は継続中で、最終回の告知も出ていません。完結時の巻数も未定です。

単行本は何巻まで出ていますか?

15巻までです。最新の第15巻は2026年6月25日に発売されました。

最新話はどこまで進んでいますか?

第63話が2026年7月13日発売の『別冊マーガレット』2026年8月号に掲載されています。

結末はどうなりますか?

本編でまだ描かれていません。ネット上の結末に関する記述は予想であり、確定した情報ではないため注意が必要です。

主人公と弟たちの関係を教えてください。

主人公の成田糸は高校2年生で、母親の再婚により源、洛、柊、類という4人の男子と暮らすことになります。血のつながりはありません。長男の源は糸より誕生日が1日遅いだけで、同じ高校2年生です。

アニメはいつから放送されていますか?

2026年7月3日からTOKYO MXほかで放送が始まりました。連続2クールの予定で、アニメーション制作はLay-duceです。

実写映画はありますか?

あります。2024年12月6日に松竹配給で公開されました。上映時間は105分、主演は畑芽育です。

義理のきょうだいは現実の日本で結婚できますか?

できます。親の再婚相手の連れ子同士は血族でも姻族でもないため規制にかかりません。養子縁組をしている場合も、民法734条1項ただし書きにより婚姻が認められています。

まとめ

  • 正式タイトルは『うちの弟どもがすみません』で「すんません」ではない
  • 作者はオザキアキラ、『別冊マーガレット』で2020年2月号から連載中
  • 2026年8月時点で完結しておらず、単行本は15巻まで刊行されている
  • 実写映画は2024年12月6日公開、テレビアニメは2026年7月3日から放送中
  • 長男に特別な地位を与える家督相続は1947年に廃止され、1948年施行の改正民法で均分相続になった

きょうだいの順番が地位そのものだった時代は、法律の上ではすでに終わっています。それでも呼び方だけは残り続けている。血のつながらない5人が「姉」と「弟」という言葉をどう扱っていくのかという物語は、その残り方を確かめる話でもあります。

続きは単行本で

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この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。