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ネタバレ注意
この記事には『鬼滅の刃』最終巻までの結末に関する記述が含まれます。未読の方はご注意ください。

『鬼滅の刃』で、二人まとめて呼ばれることの多い組み合わせがあります。

蛇柱・伊黒小芭内と恋柱・甘露寺蜜璃、通称「おばみつ」です。この二人が最期にどうなったのか、そして最終話でどう描かれたのかを整理します。

結論

  • 二人とも死亡します。単行本23巻・第200話「勝利の代償」です。
  • 蜜璃が先に息を引き取り、伊黒がその直後に力尽きます。蜜璃は伊黒の腕の中にいました。
  • 互いの気持ちが言葉になるのは、この場面が初めてです。それまで伊黒は伝えていません。
  • 最終話では、来世の二人が結ばれた姿が描かれます。現代の場面です。

「おばみつ」とは何を指すのか

桜の花
二人の関係は最終話まで続きます(画像はイメージです)
呼び方 おばみつ
由来 伊黒小芭内(おばない)と甘露寺蜜璃(みつり)を組み合わせた読者側の呼称
公式の言葉か いいえ。作中や公式で使われる語ではない

「おばみつ」は、読者のあいだで生まれた呼び方です。作中の人物がこう呼ぶ場面はありません。

二人の名前を縮めて並べただけの言い方ですが、広く通じるほど定着しています。それだけこの関係が読者に印象を残したということです。

二人の最期は23巻・第200話

伊黒と蜜璃の最期は、同じ話のなかで描かれます。

項目 内容
巻・話 23巻・第200話「勝利の代償」
状況 鬼舞辻無惨との最終決戦のあと
順番 蜜璃が先に息を引き取り、伊黒が直後に力尽きる
場所 蜜璃は伊黒の腕の中にいた

戦いそのもので即死したわけではありません。無惨戦で負った傷が深く、決着のあとに二人とも力尽きます。

それぞれの詳しい経緯は甘露寺蜜璃の死亡は23巻200話伊黒小芭内の死亡は23巻200話で整理しています。

それぞれが負った傷

二人とも、無惨との戦いで戦闘力を失っています。

人物 負傷
甘露寺蜜璃 無惨の刃の鞭を受け、両腕を根元から失う
伊黒小芭内 炭治郎をかばい、両目を切り裂かれて視力を失う

蜜璃は腕を、伊黒は目を失いました。どちらも剣士として戦い続けられない状態です。

それでも二人は最後まで戦線に残ります。決着まで持ちこたえた末に、傷が原因で命を落としました。

言葉になるのは最期の場面

この二人の関係で特徴的なのは、気持ちが伝えられる時期です。

伊黒が自分の想いを言葉にするのは、第200話の場面が初めてです。それまで、伊黒は蜜璃に対して気持ちを伝えていません。

理由は伊黒の側にありました。自分の一族が犯してきたことを背負っており、幸せになる資格がないと考えていたためです。

そのため、すべてが終わったあとで初めて言葉になります。戦いが終わり、二人とも助からないと分かった段階でした。

最終話で描かれる来世

この物語は、現代の場面で終わります。

項目 内容
巻・話 23巻・第205話
時代 大正から時代が下った現代
描かれ方 大正の人物によく似た容姿の人々が登場する
二人 来世の伊黒と蜜璃が結ばれた姿で描かれる

最終話では、大正の登場人物に似た現代の人々が描かれます。そのなかに、伊黒と蜜璃によく似た二人が並んでいます。

大正では叶わなかった関係が、そこでは成立しています。伊黒が「来世では」と願った内容が、そのまま形になった場面です。

この描写があるため、二人の物語は悲劇だけでは終わりません。時間をまたいで報われる構成になっています。

伊黒が背負っていたもの

伊黒が気持ちを伝えられなかった背景には、生い立ちがあります。

伊黒の一族には、鬼に子どもを差し出す風習がありました。伊黒自身も、その仕組みのなかで育っています。

一族が積み重ねてきたものを、伊黒は自分の責任として引き受けていました。だから自分が幸せになることを、そもそも選択肢に入れていません。

この重さがあるからこそ、最期の場面が効きます。許されないと思っていた人間が、最後にようやく許される形です。

蜜璃の側から見た関係

蜜璃は、伊黒に対して素直に接し続けた人物です。

項目 内容
入隊の理由 お見合いの破談を経て、自分に合う相手を探すため
伊黒への態度 包帯や蛇を怖がらず、そのまま受け入れる
周囲の見方 柱のなかでも二人が親しいことは知られていた

蜜璃は、伊黒の外見や無愛想さを気にしませんでした。伊黒にとっては、そのまま接してくれる相手だったことになります。

片方が背負い込み、もう片方が気にしない。この非対称が、二人の関係の形を決めていました。

ほかの柱の結末との違い

無限城編から最終決戦にかけて、多くの柱が命を落とします。

結末
甘露寺蜜璃 23巻200話で死亡
伊黒小芭内 23巻200話で死亡
悲鳴嶼行冥 23巻200話で死亡
冨岡義勇 生存。右腕を失う
不死川実弥 生存

柱9人のうち、生き残ったのは2人だけです。伊黒と蜜璃は、同じ話で並んで退場する形になりました。

柱の生死は鬼滅の刃の柱一覧で整理しています。

史実では? 大正時代の結婚と恋愛

二人の関係は、当時の社会の常識とも重なります。

項目 大正時代の状況
結婚の形 見合いによる家同士の取り決めが主流
恋愛結婚 都市部で少しずつ増えていたが、まだ少数
女性の立場 結婚が人生の主要な選択肢とされる時代

蜜璃が入隊する経緯には、この時代背景があります。見合いの破談という出来事が、そのまま人生の岐路になっていました。

本人が自分で相手を選ぶという発想自体が、当時としては新しいものです。蜜璃の行動は、その時代のなかでは踏み出した側にあたります。

漫画と史実の違い

鬼殺隊も柱も創作です。

ただし、家の事情に縛られる人物と、自分で選ぼうとする人物という対比は、当時の実際の変化を反映しています。伊黒が一族に縛られ、蜜璃が自分の意思で進むという構図がそれにあたります。

最終話の現代の場面は、その対比への答えにもなっています。家や時代の制約が消えた世界で、二人が普通に並んでいる形です。

二人が出会うまで

伊黒と蜜璃は、それぞれ別の経緯で鬼殺隊に入っています。

人物 入隊までの経緯
伊黒小芭内 鬼に子どもを差し出す一族から逃れ、鬼殺隊へ入る
甘露寺蜜璃 お見合いの破談を経て、自分に合う相手を探すために入隊する

動機はまったく違います。片方は逃れるため、もう片方は探すためでした。

二人とも柱の座に就いたことで、同じ場に並ぶようになります。柱合会議という場が、接点を作った形です。

伊黒は口元を包帯で覆い、白い蛇を首に巻いています。その外見を蜜璃が気にしなかったことが、関係の出発点になりました。

無限城編での二人

最終決戦に至るまで、二人は同じ戦場にいました。

段階 巻・話 内容
無限城編の開始 16巻・第140話 柱たちが無限城へ落とされる
城内での戦い 16巻から22巻ごろ 蜜璃は伊黒とともに行動する
無惨との最終決戦 22巻から23巻 生き残った柱と隊士が総力で挑む
二人の最期 23巻・第200話 蜜璃が先に息を引き取り、伊黒も力尽きる

無限城は空間が入れ替わる場所です。柱たちはそれぞれ別の場所へ落とされましたが、二人は行動をともにしています。

無限城編では14人が命を落としました。柱5人と上弦5体を含む数字です。

詳しい顔ぶれは無限城編の死亡キャラ14人一覧で整理しています。

柱合会議での二人

伊黒と蜜璃が同じ場に並ぶのは、柱合会議です。

項目 内容
柱9人が集まる会議
開催 6巻・第44話から48話
二人の様子 会議の場でも近くにいることが多い

柱同士の関係が読者に伝わるのは、この場面を通してです。戦場では別々に動くため、揃うのは会議に限られます。

周囲の柱も、二人が親しいことは把握していました。それでも当人たちは、最後まで言葉にしていません。

おばみつに関するよくある質問

おばみつとは何ですか?

蛇柱・伊黒小芭内と恋柱・甘露寺蜜璃を組み合わせた読者側の呼び方です。作中や公式で使われる言葉ではありません。

二人はいつ死亡しますか?

単行本23巻・第200話「勝利の代償」です。蜜璃が先に息を引き取り、伊黒がその直後に力尽きます。

どのような傷を負ったのですか?

蜜璃は無惨の刃の鞭を受けて両腕を失い、伊黒は炭治郎をかばって両目を切り裂かれました。

二人は結ばれるのですか?

大正の時点では結ばれていません。ただし最終話の現代の場面で、来世の二人が結ばれた姿が描かれます。

伊黒はなぜ気持ちを伝えなかったのですか?

自分の一族が鬼に子どもを差し出してきた過去を背負っており、幸せになる資格がないと考えていたためです。

公式カップルなのですか?

作中で互いの気持ちが言葉になる場面があり、最終話でも来世の二人が描かれます。ただし「おばみつ」という呼称自体は公式のものではありません。

最終話は何話ですか?

23巻・第205話です。大正の人物に似た現代の人々が描かれます。

柱で生き残ったのは誰ですか?

冨岡義勇と不死川実弥の2人です。9人中6人が死亡しています。

蜜璃はなぜ鬼殺隊に入ったのですか?

お見合いが破談になった経緯があり、自分に合う相手を探すことが入隊の動機のひとつとして描かれます。

伊黒の一族の風習とは何ですか?

鬼に子どもを差し出すというものです。伊黒自身もその仕組みのなかで育ちました。

まとめ

  • 「おばみつ」は伊黒小芭内と甘露寺蜜璃を指す読者側の呼び方で、公式の語ではない
  • 二人の死亡は23巻・第200話「勝利の代償」
  • 蜜璃が先に息を引き取り、伊黒がその直後に力尽きる
  • 蜜璃は両腕を、伊黒は両目を失っていた
  • 伊黒が気持ちを言葉にするのは、この最期の場面が初めてである
  • 最終話の第205話では、来世の二人が結ばれた姿が描かれる
  • 柱9人のうち生き残ったのは冨岡義勇と不死川実弥の2人だけ

大正では言葉にすらできなかった関係が、時代を越えた場面で成立している。この構成があるため、二人の結末は悲劇のまま終わっていません。

この記事について

執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。