桃源暗鬼の皇后崎迅の過去は?父につけられた全身の傷
この記事には『桃源暗鬼』の核心にあたる内容が書かれています。未読の方はご注意ください。
『桃源暗鬼』の皇后崎迅(こうがさき じん)は、鬼機関・羅刹学園で主人公の一ノ瀬四季と同じクラスに入った少年です。顔や体にはつぎはぎのような傷があり、ふだんはマスクで顔を隠しています。その傷をつけたのは、桃太郎機関の幹部である実の父親でした。
この記事では、迅の生い立ちと「あの日」に起きたこと、傷から生まれた能力、そして父・桃井戸颯との再会までを順に説明します。
結論
- 迅は鬼の母と、桃太郎の父のあいだに生まれました。父は桃太郎機関の総士隊長・桃井戸颯です。
- 父は母のあすみと姉の葉月を殺し、迅も手にかけようとしました。全身の傷はそのときのものです。
- 血蝕解放は「七つの断罪」です。全身から丸鋸やチェーンソーなどの切断器具を出して戦います。
- 松本での任務中に父と再会しますが、力の差で敗れます。(第214話)アニメの声優は西山宏太朗です。
「桃井戸迅」だった幼少期
幼いころの迅は「桃井戸迅」という名前で、桃太郎の家族であることを隠しながら、普通の子どもとして友達と学校に通っていました。家族で父の誕生日のためにケーキを作るなど、母や姉との仲は良好でした。ピクシブ百科事典によると、迅は姉を守っているつもりでも、いつもうまく言いくるめられて逆に守られていたと振り返っていて、姉のことを「いつも優しい嘘で守ってくれていた」と語っています。
父については、鬼と戦う桃太郎として、かっこいいと憧れ、何より誇りに思っていました。その父の手で、すべてが壊されることになります。
あの日に起きたこと
事件の日、迅は学校からの帰り道に、姉から牛乳を買ってくるよう頼まれました。疑いもせず買い物を済ませて家に帰ると、目の前には殺された母と姉、そして血にまみれた父・桃井戸颯の姿がありました。父は、妻のあすみが鬼であり、子どもたちにも鬼の血が流れていることを知ったのでした。
「お前も鬼か」と父に問われた迅は、混乱のなかで暴走しますが、父の攻撃を全身に受けます。このとき刻まれた傷が、今も迅の体に残っています。意識が遠のくなかで、また姉に守られたこと、家族を守れなかったことへの自責と、父への恐怖が迅を包みました。
重傷を負いながらも、迅はその場から逃げ延びます。川沿いの茂みで意識を取り戻したあと、父への恨みと家族の仇討ちを胸に、生きることを決めました。羅刹学園に入るまでは一人で暮らし、ひどいにおいのダクトの中で寝泊まりし、ゴミをあさって生き延びていました。
傷から生まれた血蝕解放「七つの断罪」
『桃源暗鬼』の鬼は、自分の血を使った固有の能力「血蝕解放」で戦います。迅の能力は、家族を失い、すべてのつながりを断ち切った心情から生まれたとされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 能力名 | 七つの断罪 |
| 内容 | 全身のあちこちから丸鋸やチェーンソーなどの切断器具を出す |
| 主な技 | 丸鋸の刃を飛ばす「両断血飛沫ノ舞」、無数の小さな丸鋸を放つ「両断血吹雪」 |
| 修業後 | 雪山での修業を経て、足の裏に丸鋸を出して高速で移動したり、壁を走ったりできるようになる |
| 評価 | 形の違う刃を同時に操る技術を、教官の無陀野無人からも認められている |
能力の名前に「断罪」とあるとおり、迅の力は父の罪を裁くという思いと結びついています。心の傷から能力が生まれるこの作品のなかでも、迅の能力はその成り立ちが最もはっきり描かれているものの一つです。
一匹狼から、仲間をまとめる側へ
入学したばかりの迅は、父を討つことしか考えない一匹狼でした。話しかけてきた四季や挨拶をした屏風ヶ浦帆稀にも冷たく当たり、最初の課題では負傷した仲間を「どうでもいい」と切り捨てて、無陀野から「嫌いだよ、お前みたいなタイプは」と言われています。それでも課題の途中で四季にゴールを譲るなど、優しさを捨てきれない一面がのぞいていました。
物語が進むにつれ、迅は本人も気づかないうちに仲間と打ち解けていきます。特に四季とは、ふだんは「バカ」「厨二マスク」と罵り合う仲でありながら、自分の過去を打ち明けて以降は互いに助け合う関係になりました。頭の回転が速く状況判断にも優れているため、無陀野からリーダー役を任されることも増えていきます。本人は隠しているつもりの大の甘党で、プリンが出るとアホ毛を揺らして喜ぶという、年相応の一面も描かれています。
父・桃井戸颯との再会
迅が父と再会するのは、松本市での任務中です(第214話)。父は松本市の血液検査の不審な点を調べるために来ていて、迅は言葉を交わす前に斬りかかりました。どんな気持ちで母と姉を殺したのかと問う迅に、父は「何も思わない」とだけ答えます。
迅は作中で初めて涙を見せ、母と姉の顔や声が時間とともに薄れていく恐怖を口にしながら、父の胸ぐらをつかんで「返せよ」と訴えました。改めて仇を討つと宣言して挑みますが、圧倒的な力の差に倒れます。駆けつけた四季と無陀野の介入で父は撤退しました。
この戦いのあと迅は、自分がまだ弱いことを認め、一人で抱え込んでも強くはなれないことを受け入れます。父との決着は、迅が宣言したまま持ち越されています。
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よくある質問
皇后崎迅の父親は誰ですか?
桃太郎機関の総士隊長・桃井戸颯です。迅は幼いころ「桃井戸迅」という名前でした。
迅の全身の傷は何ですか?
母と姉を殺した父に、迅自身も攻撃されたときの傷です。
迅の血蝕解放は何ですか?
「七つの断罪」です。全身から丸鋸やチェーンソーなどの切断器具を出して戦います。
迅が父と再会するのは何話ですか?
第214話、松本での任務中です。迅は挑みますが力の差で敗れ、父は四季と無陀野の介入で撤退しました。
皇后崎迅の声優は誰ですか?
テレビアニメは西山宏太朗です。
この記事について
執筆・編集: マンガノシラベ編集部
公式コミックスおよび公開されている史料をもとに作成しています。内容に誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご連絡ください。



